※本記事はYouTube動画「【インデックスの嘘】一括投資と積立投資を900回シミュレーション…そのヤバすぎる結末とは?!」を元に内容を整理・解説しています。
結論:強気相場では一括投資、弱気相場では積立投資が圧勝!最も重要なのは「続けられる戦略」
一括投資と積立投資、どちらが優れているのか――この永遠のテーマに対し、動画ではモンテカルロシミュレーション900回を通じて、実際の投資成果を徹底検証しています。
その結果は一言でいうと、
- 強気相場では一括投資が資産を爆発的に増やす
- 弱気相場では積立投資が資産を守る
- 標準的な相場では一括がやや優位
- だが本当に大切なのは“続けられるかどうか”
以下で詳しく解説します。
一括投資と積立投資の違いとは?
項目 | 一括投資 | 積立投資 |
---|---|---|
方法 | 一度にまとまった資金を投資 | 毎月一定額をコツコツ投資 |
メリット | 上昇相場でリターン最大化 | 下落相場で安く買い増し可能 |
デメリット | 下落相場で資産が大幅減少 | 上昇相場でリターンがやや低い |
モンテカルロシミュレーションとは?
動画では強気・標準・弱気の3つの相場を想定し、それぞれ300回ずつ(合計900回)シミュレーションを実施。これにより、「平均7%のリターン」に潜む落とし穴(幾何平均 vs 算術平均)や、リスク(標準偏差)が及ぼす影響が可視化されます。
平均7%の罠とは?
年利+7%が続いたとしても、価格のブレ(ボラティリティ)が大きいと、実際のリターンは+5%程度にしかならないことも。これが「幾何平均」の力であり、投資家が見落としやすいポイントです。
相場ごとのシミュレーション結果
強気相場(年利+20%、標準偏差15%)
- 一括投資:100万円 → 712万円
- 積立投資:毎月3万円 → 309万円
→ 一括投資が約403万円の差で圧勝
標準相場(年利+9%、標準偏差20%)
- 一括投資:100万円 → 237万円
- 積立投資:毎月3万円 → 158万円
→ 一括がやや優位、約79万円の差
弱気相場(年利+5%、標準偏差25%)
- 一括投資:100万円 → 57万円
- 積立投資:毎月3万円 → 77万円
→ 積立投資が逆転勝利!
暴落に強いのはどっち?
過去の暴落を見ても積立投資が優位でした。
暴落イベント | 下落幅 | 回復までの期間 |
---|---|---|
ITバブル(2000年代初頭) | 約49% | 約7年 |
リーマンショック(2008年) | 約50% | 約5年 |
コロナショック(2020年) | 約30% | 約半年 |
トランプショック(2025年) | 約20%(現在進行中) | 未確定 |
下落時に安く仕込む力がある積立投資は、回復力が強い相場で圧倒的な安定感を発揮します。
ハイブリッド戦略が最強?
動画では、積立と一括を組み合わせた「ハイブリッド戦略」も提案されています。
- 毎月の積立投資を基本とする
- 暴落などの「チャンス局面」で追加の一括投資を実施
この戦略では、暴落時に追加10万円をドンと投資するだけで平均購入単価が大幅に下がるという結果も。
最後に:投資において“正解”は1つではない
動画のラストでは、次のようなメッセージが投げかけられます。
「正解は“相場が決める”もの。だが続けられない戦略はどんなに優れていても意味がない。」
つまり、投資において最も大切なのは「自分に合ったスタイルで、継続すること」です。
- 一括投資は、相場を信じ、心がブレない人向き
- 積立投資は、堅実にコツコツ進みたい人向き
- ハイブリッド戦略は、柔軟にリスクと向き合う人向き
まとめ:あなたはどのタイプ?
タイプ | 向いている投資方法 | 特徴 |
---|---|---|
一括型 | 一括投資 | 資金がまとまっていて相場の上下に動じない人 |
積立型 | 積立投資 | 安定収入があり、地道な投資を好む人 |
ハイブリッド型 | 積立+暴落時の一括 | タイミングを見て柔軟に対応したい人 |
どの方法も、間違いではありません。大事なのは、“あなた自身が続けられる投資かどうか”です。
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