本記事は、YouTube動画『権利目前も直近急落中!注目累進配当銘柄』の内容を基に構成しています。
権利確定目前で急落中の銘柄に注目が集まる理由
2月23日時点で、2月の権利確定日が目前に迫っています。権利確定日とは、配当金や株主優待を受け取るために株式を保有している必要がある最終日を指します。特に2月決算銘柄は小売業を中心に注目企業が多く、個人投資家の関心が高まる時期です。
そのような中、直近で株価が急落している銘柄が出てきています。株価が下落すると配当利回りが相対的に上昇するため、配当投資家にとっては「買いやすい水準」に見える局面が生まれます。
今回取り上げられているのは、誰もが知る大型企業であり、累進配当方針を掲げる銘柄です。
セブン&アイ・ホールディングス(3382)の現状
直近急落で投資妙味が浮上
今回の中心銘柄は、セブン&アイ・ホールディングスです。証券コードは3382。セブンイレブンを中核とする国内屈指の流通グループで、時価総額は5兆円超の大型株です。
直近では4.3%程度の下落を記録しました。2月権利確定銘柄であることを考えると、この急落は投資家にとって検討材料になり得ます。
過去にはカナダのコンビニ大手クシュタールによる買収観測や、伊藤忠商事の名前が取り沙汰されるなど、思惑によって株価が大きく上昇した局面もありました。しかしその後は話題が一服し、現在は落ち着いた水準にあります。
配当利回りは約2.3%、しかし重要なのは「累進配当」
足元の配当利回りは約2.3%と、高配当株と呼べる水準ではありません。しかし同社は累進配当方針を打ち出しています。
累進配当とは、原則として減配を行わず、配当を維持または増配していく方針のことです。配当の絶対利回りよりも「安定性」を重視する投資家にとっては重要なポイントです。
今期は本業の売上・営業利益がやや減少見込みである一方、最終利益は増加見込みとされています。第3四半期までの進捗も大きな問題はなく、自己資本比率は約40%と財務面も一定の安心感があります。
株主優待は実質的に「現金に近い」価値
セブン&アイの魅力は株主優待にもあります。
2月権利でグループ店舗で利用可能な2,000円分の買物券が付与され、3年以上継続保有すると2,500円分に増額されます。
セブンイレブンやデニーズなどで利用可能であり、日常的に使う人にとってはほぼ現金に近い価値があります。配当と優待を合算すると総合利回りは約3.2%程度になります。
通期配当50円のうち半分が2月権利で付与されるため、権利確定日直前というタイミングは一つの注目ポイントといえるでしょう。
累進配当銘柄の重要性とは
動画では「今すぐ買ってください」という話ではなく、累進配当という企業特性を理解しておくことが重要だと強調されています。
同じ配当利回り3%の銘柄が2つあった場合、
・減配リスクが高い銘柄
・累進配当を掲げる銘柄
では意味合いが大きく異なります。暴落局面でどちらを選ぶかという判断基準になります。
その他の注目累進配当銘柄
朝日グループホールディングス
ビール大手の朝日グループホールディングスは、直近でサイバー攻撃の影響もあり株価が調整しています。利回りは約3%。分割後で購入しやすい水準です。
12月・6月決算銘柄であり、52円の年間配当(半期26円)を予定しています。
INPEX
エネルギー大手のINPEXは、以前は利回り5%超の局面もありましたが、現在は約3%水準。資源価格の変動を受けやすい銘柄ですが、累進配当方針が評価されています。
王子ホールディングス
製紙大手で利回りは約3.7%。配当性向引き上げも発表されており、安定感があります。
アステラス製薬
ボラティリティは高いものの、実質的に連続増配に近い安定配当銘柄です。急落局面での検討対象となります。
UBE
化学メーカーで利回り約3.9%。業績は回復見込みで、累進配当方針も魅力です。
宮地エンジニアリンググループ
橋梁関連企業で利回り約5.2%。業績はやや減益見込みですが、高配当と割安感が特徴です。
積水ハウス
住宅大手で安定配当銘柄。株価上昇で利回りはやや低下していますが、業績は堅調です。
累進配当がもたらす「投資の安心感」
動画では、景気敏感株の中には好況時に大幅増配し、不況時に無配に転落する銘柄もあると説明されています。
一方で累進配当銘柄は、厳しい局面でも配当を維持しようとする企業姿勢が見えます。これは投資家にとって将来のキャッシュフロー予測が立てやすいという大きなメリットになります。
配当投資は「予定が立つこと」が重要です。年間いくら入ってくるかがある程度見えることで、長期投資の安定性が高まります。
まとめ
2月権利確定目前のセブン&アイ・ホールディングスは、直近急落によって投資妙味が出ている可能性があります。利回り自体は高くありませんが、累進配当方針と実用性の高い株主優待が魅力です。
また、朝日グループ、INPEX、王子HD、アステラス、UBE、宮地エンジニアリング、積水ハウスなど、累進配当方針を持つ銘柄は中長期投資の有力候補となります。
重要なのは、今すぐ買うことではなく、どの企業がどの配当方針を持っているのかを把握しておくことです。暴落時に冷静な判断ができるよう、累進配当銘柄をストックしておくことが、今後の投資戦略に大きく役立つでしょう。
配当の安定性を重視する投資家にとって、累進配当という考え方は非常に重要なテーマです。今回の内容を参考に、次の投資判断につなげていきたいところです。


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