結論:新NISAの成長投資枠は「王道+攻め」のバランスがカギ!
2024年から開始された新NISA(少額投資非課税制度)。2025年も引き続き非課税メリットを活かすなら、成長投資枠の使い方が重要になります。
本記事では、「王道の全世界株式・米国株式から、インド株、ハイテク特化型、高配当銘柄、金・債券まで」目的別に厳選した10銘柄を一気に紹介します。
目次
そもそも「成長投資枠」とは?
新NISAには以下の2つの枠があります:
区分 | 年間非課税枠 | 対象商品 |
---|---|---|
積立投資枠 | 年間120万円 | 長期保有向けの投資信託(毎月積立) |
成長投資枠 | 年間240万円 | 上場株式・ETF・一部投資信託(スポット可) |
※生涯非課税枠は合計1800万円まで、うち成長投資枠は1200万円が上限
おすすめ銘柄①〜②:王道の全世界株式と米国株式
● eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- 世界中の株式に分散投資
- 信託報酬:約0.05775%
- 長期リターン:年+9.9%
● eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- アメリカ500社に投資
- 信託報酬:約0.09372%
- 長期リターン:年+12.5%
→ まずはこの2本が基本中の基本。楽天証券では楽天オルカン、楽天S&P500も選択肢に。
おすすめ銘柄③:インド株式ファンド(人口爆発+成長期待)
● タノ―ロード・インド株インデックス
● SMAMインド株式オープン
● SBI・インド株式(SBI証券限定)
- 信託報酬:約0.3%前後
- 2023年に中国を抜き「人口世界1位」に
- 生産年齢人口のピーク:2032年(約69%)
→ インドは今後の世界経済をけん引する可能性が高い新興市場
おすすめ銘柄④:NASDAQ100(ハイテク集中型)
● 楽天NASDAQ100(楽天証券限定)
- 構成:Apple, Microsoft, Nvidia, Amazon など
- GAFAM+テスラ=“マグニフィセント7”で全体の42%を構成
- 長期リターン:過去5年で+110%
→ AI成長に連動。テック株に賭けたい人向けの集中型インデックス
おすすめ銘柄⑤:SOX指数(米国半導体30社)
● 楽天SOX(楽天証券)
● 日興SOX(SBI証券)
- 構成:NVIDIA、AMD、ブロードコム、TSMCなど
- リターン:過去10年で年平均+25%
- ハイリスク・ハイリターン型だが今後も需要継続
おすすめ銘柄⑥:FANG+(米国ビッグテック10社)
● FANG+インデックスファンド
- 構成:メタ、アマゾン、Netflix、Apple、Google、Microsoftなど
- 年0.7755%(信託報酬はやや高め)
- 過去10年リターン:約18倍
→ テック特化で爆発力を狙うなら◎。ただし分散性は低いため注意
おすすめ銘柄⑦〜⑧:高配当投資型(安定収入を求める人向け)
● 楽天SCHD
● SBI・SCHD
- 米国の高配当ETF「SCHD」に連動
- 配当利回り(2024年):3.5%以上
- 12年連続増配、構成セクターは生活必需品・ヘルスケアなどディフェンシブ多め
- 信託報酬:楽天もSBIも0.1238%(同水準)
→ 配当+増配+守備力を重視したい人に最適
おすすめ銘柄⑨〜⑩:株式以外に分散投資したい人へ
● 米国長期国債ETF(TLT)
- 株式と逆相関の傾向あり
- 金利低下局面で価格上昇が期待される
● 金ETF(GLDMまたは投信:SBIゴールドファンド等)
- リスクヘッジ資産として注目
- 2008年・2020年の危機時にも株価下落時に上昇
→ パーマネント・ポートフォリオ型として1/3ずつ持つのも選択肢
まとめ:あなたに合った成長投資枠の使い方を
投資スタイル | おすすめ銘柄例 |
---|---|
とにかく王道 | オルカン、S&P500 |
成長重視 | インド、NASDAQ100、SOX、FANG+ |
安定収入 | 楽天SCHD、SBI・SCHD |
分散&防御 | TLT、GLDM(金) |
注意点とアドバイス
- 成長投資枠は“攻める枠”だが慎重に使うべき
- 高リターン商品はリスクも大きい(下落幅に注意)
- 積立枠+成長投資枠のバランスが大切
- 配当・分散を重視する人にはTLTやGLDMのような非株式資産も有効
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