この記事は、YouTube動画「【ピークから-100万】新NISAでeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に月30万積立したらいくらになった?」をもとに執筆しています。
結論:16ヶ月で480万円を投資し、現在の評価額は−8.2%(約−39万円)。ピークからは約100万円の下落だが、将来のリターンを信じて“積立継続”が正解
新NISAがスタートして1年以上。投資初心者からベテランまで、多くの人が気になるのが「実際どのくらい増えた?それとも減った?」というリアルな運用成績です。
本記事では、毎月30万円を新NISA枠でeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に積み立てている実例をもとに、資産の推移、含み損益、そして今後の方針について詳しく解説します。
積立投資16ヶ月目の実績と結果
投資主の両平さんは、SBI証券で以下のように積立設定を行っています。
項目 | 内容 |
---|---|
投資商品 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
証券会社 | SBI証券 |
積立額 | 月30万円(成長投資枠20万円+積立投資枠10万円) |
投資期間 | 16ヶ月 |
総投資額 | 480万円 |
含み損益 | −39万2177円(−8.2%) |
また、同じタイミングで実施した年初の一括投資720万円も−30万4614円(−4.2%)の含み損となっており、積立・一括いずれも厳しい展開です。
含み益ピーク時と比較すると「−100万円」下落
- 2023年12月末時点では含み益約60万円
- 現在は含み損約39万円
- 合計で約100万円下落
これはS&P500指数の下落と円高(1ドル150円後半 → 1ドル140円台前半)によるダブルパンチが原因です。
なぜ今「下がっても積立をやめない」のが正解か?
両平さんは、「今の下落局面こそチャンス」と考え、投資スタンスを崩していません。その理由は以下の通りです。
1. 下落時こそ安く買える=将来の含み益になる
積立投資は「平均購入単価」を下げるのが目的。
下がった今こそ、将来のリターンを底上げするチャンスです。
2. 一括投資との違い=精神的余裕が生まれる
年初に720万円を一括投資していた場合、約30万円の含み損。
これに対して、毎月少しずつ積立している人は相場に対して心理的に余裕を持てるのが大きなメリットです。
投資を後押しする「ポイント還元」も地味に効く
三井住友カード ゴールドNLを使って月10万円分をクレカ積立。
利用実績 | ポイント還元率 |
---|---|
年間100万円以上 | 1.0%(毎月1000ポイント) |
年間10万円以上 | 0.5〜0.75% |
投資と同時にポイントが貯まるのは、実質的なリターン補強になります。
投資商品:eMAXIS Slim米国株式の状況
- 2024年は順調な上昇を見せたが、2025年に入りトランプ関税の影響で急落
- S&P500指数も年初来−20%近くまで下落
- 金(ゴールド)が+25%と急騰し、リスクオフの動きが加速中
これらを踏まえて、今後の相場は「さらなる不安定さ」も予想されます。
Q&A:積立額を今増やしても良い?
答えは「可能だが、継続できるかが大前提」。
例えば、
- 月3万円 → 月5万円に増額
- それを5年〜10年継続できるか?
という視点が重要です。
また、「積立額を変更するとドルコスト平均法の効果がなくなるのでは?」という疑問もありますが、
- 額が変わっても、継続していれば一定の効果は期待できる ので、心配は不要です。
長期的な米国株投資の展望
両平さんは、「米国株オワコン論」に対しても以下のように反論しています。
- 米国は先進国で唯一「人口が増加」している
- テック株・半導体株の成長余地が大きい
- 関税問題など短期的要因で不安定でも、長期では成長を期待できる
まとめ:今は“積立継続”が最大の戦略
指標 | 結果 |
---|---|
積立月数 | 16ヶ月 |
総投資額 | 480万円 |
含み損益 | −39万円(−8.2%) |
ピークからの下落幅 | 約−100万円 |
短期的には厳しい相場ですが、下落時にコツコツ買い増すことで将来の回復時に大きなリターンが期待できます。
「相場の低迷期こそが、積立投資にとっての“最高の仕込み時”」
この投資の鉄則を思い出し、焦らずに継続していきましょう。
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