【日経平均75000円は現実か】3月SQが示すオプション取引の罠と巨大な爆弾の正体を徹底解説

本記事は、YouTube動画『【日経75000円⁈】3月SQが示すオプション取引の罠と巨大な爆弾の正体とは⁈』の内容を基に構成しています。

2026年2月中旬現在、日経平均株価は57000円台という歴史的高値圏で推移しています。しかし、表面的な株価水準だけを見ていると、今市場で進行している“本当のドラマ”を見逃してしまう可能性があります。

そのカギを握っているのが「3月メジャーSQ」と「オプション市場の異変」です。本記事では、オプション市場で起きている異常値の正体、ガンマスクイーズの仕組み、東京エレクトロンやアドバンテストの影響、さらに3月SQに向けた具体的戦略まで、初心者にも分かるように丁寧に解説します。


目次

日経平均57000円台の裏で起きている“見えない歪み”

2026年の日経平均は57000円台と過去にない水準に到達しています。年末目標とされていた63000円が現実味を帯びる中、市場は強気ムードに包まれています。

しかし、今もっとも注目すべきは現物株ではなく「オプション市場」です。

3月13日に控えるメジャーSQ(特別清算指数算出日)に向けて、指数先物とオプションの受給に大きな歪みが蓄積しています。この歪みこそが、今後の値動きを大きく左右する可能性があるのです。


75000円コールに861枚集中という異常事態

まずはオプション取引の基礎から整理します。

オプションとは、将来のある日にあらかじめ決めた価格で「買う権利(コール)」または「売る権利(プット)」を売買する取引です。

現在、日経平均57000円台にもかかわらず、権利行使価格75000円のコールオプションに異常な出来高が集中しています。

75000円は現値から30%以上上の水準です。通常このようなアウト・オブ・ザ・マネーのオプションはほとんど取引されません。しかし2月9日から13日にかけて、合計861枚もの出来高が確認されています。

価格はわずか4円から5円。それでもこれだけの規模が入っているということは、

・何らかの巨大イベントを見越した保険
・意図的な仕掛け

の可能性が考えられます。

この動き自体が市場構造を変える引き金になり得るのです。


ガンマスクイーズという爆発装置

ここで重要なのが「ガンマスクイーズ」です。

オプションを売ったマーケットメーカーは、価格変動リスクを回避するために先物でデルタヘッジを行います。

通常、75000円のような遠い価格のオプションはデルタが小さく、ヘッジの必要性は低い状態です。

しかし、もし日経平均が急騰し始めると状況は一変します。

・アウトオブザマネーだったオプションが現実味を帯びる
・デルタが急上昇
・マーケットメーカーが大量の先物を買いヘッジ
・それがさらに価格を押し上げる

この連鎖がガンマスクイーズです。

つまり75000円コールは、市場に仕込まれた「爆発装置」とも言える存在なのです。


56500円プットに巨大な防壁

一方で下値にも大きな動きがあります。

56000円から57000円レンジに大量のプット建玉が存在し、特に野村証券のJネット取引で56500円プット1000枚が確認されています。

Jネットは立会外取引であり、機関投資家同士が大口ポジションを静かにやり取りする手法です。

これは

・高値圏でのヘッジ
・急落への備え

と見ることができます。

しかし逆説的に、これらのプットは上昇時にはヘッジ解消の買い戻しを生み、上昇圧力に転換する可能性もあります。

上にも下にも、オプションの歪みが通常とは違う値動きを引き起こす状況なのです。


東京エレクトロン1500億円自社株買いという盾

日経平均を動かす主役の1つが東京エレクトロンです。

2026年第3四半期は売上5520億円(前年比16%減)、営業利益1161億円と減益でした。しかし株価は大崩れしていません。

理由は最大1500億円の自社株買いです。

これは単なる株主還元ではなく、SQに向けた「受給の盾」として機能します。

さらに第4四半期は新規売上が約30%成長予測。加えて1株601円の過去最高配当。

・1500億円の買い支え
・30%増収見通し
・高配当

この三位一体が、指数下値の強力なクッションになっています。


アドバンテストが握るAI検査の支配権

もう1つの主役がアドバンテストです。

売上1兆700億円(前年比37%増)、営業利益4540億円(前年比99%増)と急成長。

特にAI向けHBMメモリ検査需要が拡大しています。

PERは45倍から50倍と割高に見えますが、AI半導体検査という構造的優位性が評価されています。

楽天証券は目標株価30000円を提示しており、指数牽引役としての期待は高い状況です。


HLO銘柄への資金シフト

AI関連だけでなく、防衛・電力・商社など実物資産を持つHLO銘柄への資金シフトも進んでいます。

三菱重工業やIHIなどは、AIでは代替できない物理的資産を持つ企業です。

AIブームが続いても、仮に一服しても、ポートフォリオ全体を安定させる役割を担います。

指数はテック一極集中から多層構造へ変化しつつあります。


3月SQに向けた3つのシナリオ

シナリオ1:長次元ガンマスクイーズ

60000円突破から65000円超へ急騰。可能性は低いが爆発力は最大。

シナリオ2:制御された強気相場

58000円から59000円でSQ通過。その後60000円定着。最も現実的。

シナリオ3:一時的急落

FRB引き締めで52000円台まで調整。ただし自社株買いが下支え。


長期投資家が取るべき戦略

重要なのはSQ前後のノイズに振り回されないことです。

有効な戦略としては、

・コアサテライト戦略
・時間分散投資
・定期的リバランス
・継続的情報収集

が挙げられます。

急騰時は一部利益確定、急落時は買い増しという機械的ルールも有効です。


SWOT分析で見る日経平均

強みは半導体企業の競争力と自社株買い。

弱みは高PERと米国依存。

機会はAI需要拡大とインフレ転換。

脅威はFRB引き締めとAI投資減速。

中期的には60000円定着シナリオが最有力と考えられます。


まとめ:市場との対話を楽しむ

3月13日のSQは歴史的な転換点になる可能性があります。

75000円コールという爆発装置。
56500円プットという防壁。
1500億円自社株買いという盾。
AI検査需要という追い風。

これらが複雑に絡み合い、市場は動きます。

しかし本質的に重要なのは企業の成長です。

短期のボラティリティに一喜一憂せず、自分の投資スタイルに合った戦略を持つこと。

市場との対話を楽しみながら、冷静に、そして長期視点で向き合うことが、真の投資家への道と言えるでしょう。

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