※本記事は、YouTube動画「【衝撃データ】新NISA、4人に1人が毎月〇万円投資してる!後悔しない毎月積立額の決め方を徹底解説!」の内容を基に作成しています。
結論:毎月10万円積み立てている人は意外と多いが、正解は「自分の生活に合った金額」
2024年からスタートした新NISA(少額投資非課税制度)は、開始から1年半が経過し、多くの人が資産形成の柱として活用しています。
日本証券業協会の調査データによると、約5人に1人が毎月10万円(年間120万円)を積み立てており、かなり高額な投資額を設定している人がいることが明らかになりました。
しかし、ラプトル氏は「積立額に正解はない」と強調しています。重要なのは、自分のライフスタイル・将来設計・余剰資金に合わせた「無理なく続けられる積立額」を設定することです。
日本証券業協会が発表した「積立額データ」の詳細
■ 調査概要
- 調査対象:新NISAを利用して金融商品を購入した7,610人
- 調査期間:2024年の1年間
- 調査方法:インターネット調査
■ 平均の積立額
- 年間のウェイト平均:47.3万円
- 月換算すると約3万9,000円
積立枠の年間上限は120万円なので、全体平均で約4割を利用している計算になります。
投資額の分布:毎月10万円積立は「最多層」だった!
以下は年間の積立額別の割合です。
年間積立額 | 割合 | 月額換算 |
---|---|---|
100万円〜120万円未満 | 20.8% | 約8.3〜10万円 |
20万円〜40万円未満 | 16.9% | 約1.6〜3.3万円 |
5万円未満 | 15.5% | 月数千円〜0.4万円 |
毎月10万円積立てている層(年間120万円)は、最多の20.8%。
一方で月1万円以下で運用している人も多く、決して少数派ではないという点も見逃せません。
年収300万円未満の人が約4割
- 新NISA利用者のうち年収300万円未満:39.7%
- 少額でもしっかり投資を始めている人が多い
つまり、高額投資ができなくても、小さな金額からコツコツと積み立てている人が多く存在しているのです。
年代・性別ごとの傾向
■ 20〜30代(若年層)
- 年間100万円以上積立てている男性:18〜22%
- 同条件の女性:9〜14%
→ 収入が高くない世代でも、しっかりと資産形成に取り組んでいる層が存在。
■ 50〜60代(中高年層)
- 年間120万円満額投資している割合:
- 男性:50代=20%、60代=24%
- 女性:50代=14%、60代=17%
→ 退職金や年収ピークを迎えたタイミングで非課税枠をフル活用している人が多い。
■ 性別の差
- 男性平均購入額:52万円
- 女性平均購入額:40.7万円
この差には、年収差やリスク許容度の違いが影響していると考えられます。
成長投資枠はもっと積極的に使われている!
- 成長投資枠の年間平均購入額:103.3万円
- 年間200〜240万円(満額)利用者:26.3%
成長投資枠は、一括でのスポット購入が多い傾向があり、特にボーナス時期や市場の調整局面で活用されているようです。
- 男性50代で200万円以上投資:30%
- 男性60代:37%
- 女性でも50代:19%、60代:31%
若年層でも、
- 男性:16〜25%
- 女性:7〜12%
が成長投資枠をフル活用しており、金融リテラシーの高い層が目立ちます。
後悔しない積立額の決め方:3つの視点で考える
1. 長期運用シミュレーションの活用
想定利回り5%で30年間運用すると…
毎月積立額 | 総積立額 | 30年後の評価額 | 差額(利益) |
---|---|---|---|
5万円 | 1,800万円 | 約4,161万円 | 約2,361万円 |
10万円(15年積立) | 同上 | 約5,660万円 | 約3,860万円 |
月1万円差でも30年後には約425万円の差が出るケースもあります。
2. 目標資産額から逆算する
- 「20年後に子どもの大学費用として500万円」
- 「30年後に老後資金として2,000万円」
→ 目標金額と期間を設定すれば、必要な毎月の積立額や期待利回りが自然に見えてきます。
3. 生活防衛資金・将来支出を考慮する
積立前に必要な資金を確保:
家族構成 | 生活防衛資金目安 |
---|---|
一人暮らし | 約45万円 |
夫婦二人(子なし) | 約84万円 |
子どもあり夫婦 | 約170万円 |
また、旅行・出産・車購入など近い将来の支出も考慮し、**残ったお金が「余剰資金」**になります。
無理せず、でも「ちょっとの上乗せ」で未来が変わる
- 今、月5万円を積立中の人が月6万円にできれば、30年後に約425万円の差
- つまり「少しの努力」が未来の資産形成に大きなインパクトを与える
まとめ:焦らず、自分に合った投資ペースを築こう
今回のデータで分かったのは、多くの人が思った以上に新NISAを活用し、しっかり投資しているという現実です。しかし、「みんなが10万円だから自分も…」という発想はNG。
- 今できる金額から始める
- 目標資産額と期間を明確にする
- 運用シミュレーションを活用する
- 長く続けられる金額で設定する
この考え方が、将来後悔しない投資生活につながるのではないでしょうか。
あなたのペースで、着実に資産を増やしていきましょう。
新NISAの活用を考えるすべての方にとって、このデータと考え方が参考になれば幸いです。
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