※この記事は、YouTube動画「【本日暴落で配当5.3%超!あの銘柄欲しい】」をもとに内容を整理・構成し直し、初心者にもわかりやすく解説しています。
結論:三陽商会(8011)は本日12%超の暴落で高配当株に。業績悪化で売られるも、利回り5.3%と割安感あり
2025年6月30日、アパレル大手の三陽商会(証券コード:8011)が決算発表を行い、その内容の悪さから株価が約12.2%急落しました。
しかしこの株価急落により、配当利回りは5.3%超えまで上昇。割安感も強まっており、長期目線で見れば“買いの好機”と捉える投資家も増えている状況です。
三陽商会(8011)とはどんな企業?
三陽商会は、かつてはバーバリー(BURBERRY)のライセンス展開で一世を風靡した日本を代表するアパレル企業でした。
- ブランド展開:アパレル全般(現在はバーバリーとの契約終了)
- 決算月:2月(中間決算は8月)
- 株主優待:あり(自社商品販売会での割引購入権)
現在はバーバリーに代わる新たなブランド戦略で再成長を模索していますが、インバウンド減少や消費マインドの冷え込みの影響を受け、業績は苦戦中です。
今回の決算内容と急落の理由
本日(6月30日)の午前11時に発表された決算では、業績の落ち込みが顕著となりました。
- 今期予想までは堅調でしたが、直近の四半期で大幅に業績が悪化
- インバウンド需要の減速
- 高級アパレルに対する消費者の財布の紐が固くなった
- 一般庶民の生活費上昇に対して給与が追いつかず、消費マインドが冷え込んでいる
これらの要因が重なり、投資家の失望売りが急激に発生したと考えられます。
それでも注目すべき3つの理由
① 配当利回りが5.3%超に上昇
- 今年8月の中間配当は69円
- この時点の株価ベースで利回り5.3%以上
- 配当方針に変更がなければ高利回り株として魅力的
② 自己資本比率68%と健全な財務
財務的な安定性も高く、倒産リスクは低いと見られます。
- 自己資本比率:約68%
- 財務内容は堅実で「名門」の風格あり
③ 長期目線での株価水準が魅力的
急落前から比較しても、現在の株価は中長期で見れば割安水準です。
また、これまで株価は比較的安定していたため、下落後に反発の可能性もあります。
株主優待についてもチェック
三陽商会には自社販売会での買い物割引優待があります。
- 実際の金銭的メリットは分かりにくい部分もある
- しかしオークションサイトなどで高く売られることもあり
- 特定のファンには刺さる優待内容
アパレル業界全体の流れにも注目
三陽商会だけでなく、他の高級アパレル企業も苦戦しています。
- 消費者の購買力の低下
- インバウンド需要の一服
- 物価高・賃金上昇のミスマッチ
こうした状況が全体に影響を与えており、三陽商会はその象徴的な存在とも言えます。
もうひとつの注目銘柄:トヨタ自動車も下落
動画後半ではトヨタ自動車(7203)にも触れています。
- 日経平均が大幅上昇した中、逆に株価を落とした数少ない大型株
- 円高傾向が逆風に
- ただし、配当利回りも上昇しており、長期で見れば安定的な優良株
その他の高配当注目銘柄
今日取り上げられた他の銘柄も、利回りが高まり投資妙味が増しています。
銘柄名 | 特徴 | 利回り目安 |
---|---|---|
ホンダ(7267) | 株価1400円割れ。リマ5%超 | 約5.0% |
スバル(7270) | 権利確定9月。株価は安値圏 | 約4.5%〜 |
ミラスHD | 年初来安値更新。業績安定で高配当 | 約5.6% |
8月権利の優待株も要注目!
優待投資家にとっては、これからの時期は「夏の権利確定シーズン」です。
8月権利銘柄として以下のような銘柄も紹介されています:
- スタジオアリス:写真撮影チケット(1万円相当)
- リップルウッド系銘柄:株価下落で割安感
- 鉄人化ホールディングス:高配当優待
- アダストリア:年2回優待制度に変更
- キャンドゥ(Key):100均銘柄の代表格
まとめ:暴落をチャンスに変える目線を持とう
株価の急落はネガティブに捉えられがちですが、高配当や財務健全性を伴っていれば、投資チャンスに変わる可能性が高いです。
今回の三陽商会のように:
- 配当利回りが一気に上昇
- 財務が良好
- 過去のブランド力と実績あり
という条件がそろえば、下落局面を「逆張り」の好機と見るのも投資家の戦略の一つです。
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