※本記事は、YouTube動画「【本質】お金が増える人、減る人、その差はコレだけ」をもとに執筆しています。
結論:お金が増える人と減る人の最大の差は「入金力」
資産を増やしたいなら、まず取り組むべきは入金力(=投資に回せる金額)を上げることです。投資の知識やセンスよりも、どれだけ継続的にお金を投じられるかが圧倒的に重要です。
この動画では、ウォーレン・バフェットの驚異的なリターンから始まり、家計の見直しを「企業経営の視点」で行う重要性、そして住宅ローンやインデックス投資の具体的な20年シミュレーションまで、物語形式で分かりやすく解説されています。
目次
バフェットの投資戦略と常識を覆す60年間の実績
- バークシャー・ハサウェイ株は60年で約6万7000倍に成長
- 年率換算で約20%のリターン(S&P500の約2倍)
- 初期は「超割安株」狙い→後に「競争優位性のある企業」へシフト
- 例:コカ・コーラ、アップルなど
この戦略の根本は「他者が簡単に真似できない強み」を持つ企業への集中投資です。一般の個人投資家が完全に真似するのは難しいものの、考え方の骨子は日々の家計管理にも応用できます。
家計を「企業の財務視点」で見直すとどうなる?
動画では家計を企業と同様に「損益計算書(PL)」と「バランスシート(BS)」の2つに分けて見直すことの重要性を説いています。
1. 家計の損益計算書(PL)=毎月の収入と支出
- 家計の流れを見える化することが最初の一歩
- 「マネーフォワード」などの家計管理アプリを活用すべし
- 本当の黒字か赤字かを知らないまま生活している人が多い
- 積立投資を「強制赤字」として設定することで危機感が生まれ、支出の見直しに繋がる
2. 家計のバランスシート(BS)=資産と負債
- 家計も企業と同じく「総資産 − 総負債 = 純資産」が基本構造
- クレジットカードは“短期借金”
- 車のローン、住宅ローンのような負債は資産形成を遅らせる可能性がある
- 資産の“見た目の増加”に惑わされず、純資産の変化を注視するべき
【実例】住宅ローン vs 賃貸 vs インデックス投資の20年後シミュレーション
同じ家庭が3つの異なる資産形成ルートを選んだ場合、20年後の資産状況は以下のように大きく異なります。
ケース①:住宅を買った場合(3500万円、ローン35年)
- 初期:現金500万+保険200万+負債20万=純資産680万
- 購入直後:住宅価値は5%減(3325万)、負債3320万→純資産505万
- 20年後の純資産:690万円
住宅ローンの返済が進まず、建物価値の目減りにより、資産形成は大きく制限される結果に。
ケース②:賃貸で住み続けた場合
- 月3万円の貯金+保険積立で20年後の純資産は1560万円
- 住宅ローンを組まず固定資産税や修繕費も不要
- 資産形成においては住宅購入より有利なケースが多い
ケース③:インデックスファンドに投資した場合
- 月4万円(保険1万+貯金3万)をS&P500などに積立投資(年利6%想定)
- 20年後には約2113万円に
- 負債などを差し引いた純資産は約2593万円
最も高い結果を出したのは「長期インデックス投資」で、住宅購入の約4倍、貯金のみの約1.6倍にまで差が広がりました。
投資初心者に向けたアドバイス:まずは入金力を上げる仕組みづくりを
- 最初に生活防衛資金を確保(目安:生活費6ヶ月〜1年分)
- 積立額を「給料振込直後に天引き」する自動化設定が鍵
- 家計簿アプリを使って“数字”で管理する
- ローンや借金は純資産を減らすので慎重に判断を
- 投資先はS&P500やオールカントリー(オルカン)など広く分散されたインデックス型を推奨
まとめ:お金が増える人の唯一の差は「入金力」と「習慣化」
ウォーレン・バフェットのような天才的な投資判断はできなくても、コツコツ入金して積立投資を続けることで、誰でも資産形成は可能です。
特に以下の3つの習慣が成功のカギとなります。
習慣 | 内容 |
---|---|
家計の見える化 | 損益計算書・バランスシートの視点で家計を把握 |
強制的な先取り投資 | 自動で積立投資を行い残金で生活 |
負債に慎重な姿勢 | ローンは純資産を減らすと認識し、無理な拡大を防ぐ |
「今、どんな家計構造になっているか」把握できていますか?
資産形成に必要なのはセンスや一発逆転ではなく、「習慣と仕組み」です。
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