この記事は「【桐谷さんの投資鉄則】EXIT・りんたろー。も驚き…損切りを一切しない理由/投資初級者はNTTとソフトバンクを買うべし」という動画内容をもとにまとめています。初心者にも分かりやすく、具体的な数字や事例を交えて詳しく解説します。
結論:桐谷流投資は「損切りしない・優待株を楽しむ・暴落はチャンス」
桐谷さんの投資哲学はシンプルです。
- 損切りは一切しない(ただし潰れる会社もあると割り切る)
- 優待や配当で楽しみながら長期保有する
- 暴落はバーゲンセールなので買い増しのチャンス
短期の値上がり益を狙うのではなく、優待と配当を楽しみながら健康的に投資を続けることが重要だと強調されています。
初心者におすすめの銘柄:NTTとソフトバンク
桐谷さんが「最初の一株」として強く推したのがNTTとソフトバンクです。
NTT(日本電信電話)
- 株価:約1万5,000円で100株購入可能(株式分割後の水準)
- 配当利回り:約3.5%
- 優待:ドコモのdポイントが2年で1,500ポイント、5年で3,000ポイント
- 5年持ち続けると、配当+優待で利回り8%程度
ソフトバンク
- 株価:約2万2,000円で100株購入可能(10分割後)
- 配当利回り:約4%
- 優待:2年以上保有で毎年1,000円分のPayPayポイント
- 配当+優待を合算すると利回り8〜9%
どちらも少額から始めやすく、安定した配当が魅力。初心者が株式投資に入るには最適な銘柄だといえます。
銘柄選びの3つのルール
桐谷さんが掲げる「失敗しない銘柄選びの3つの基準」は以下の通りです。
- 自分にとって使いやすい優待か
近所に店舗がなければ意味がない。クオカードや食事券など汎用性の高いものがベスト。 - 配当+優待利回りが4%以上
過去には「配当+優待で4%以上」が合格ライン。
現在は配当だけで4%以上の企業が約680社も存在。 - 企業がしっかり儲かっているか
業績が赤字なのに高利回りをうたう会社は要注意。実際に「レボリューション」という企業は優待発表後に株価が急騰したが、すぐに優待を廃止して暴落。
損切りをしない理由
桐谷さんは「損切りは一切しない」と公言しています。
- 証券会社の思惑
「損切りが大事」というのは、証券会社が手数料を取るための論理ではないかと指摘。 - アンケート結果
日経ヴェリタスの調査でも「儲けている投資家は損切りをしていない」という結果が出ている。 - ただし例外もある
もちろん会社が潰れることもある。しかし「数のうち」と割り切る姿勢。
つまり「潰れない優良企業に長期投資するなら損切りは不要」という考え方です。
暴落はチャンス
桐谷さんが特に強調したのは「暴落こそが最大のチャンス」という考え方です。
- 例:2024年のトランプ関税ショックで大暴落した時、53銘柄を一気に購入。
- 例:リーマンショック時には資金不足で21銘柄しか買えなかったが、それでもその後の回復で大きなリターンを得た。
まさに株式市場を「バーゲンセール」と捉えて、下落局面で買い増しをする姿勢です。
優待株投資の楽しさとメリット
桐谷さんは「株は生活を豊かにするツール」として優待株を推奨しています。
- クオカード、食事券、お米、ディズニーチケットなど多彩な優待
- 株主総会の議決権行使でも500円クオカードなどのお礼がもらえることもある
- 優待を使いに外出することで健康増進・コミュニケーションの機会にもなる
さらにTOB(公開買付)に当たると市場価格より高く買い取ってもらえるチャンスもあり、分散投資すれば「楽しみながら利益を得る」仕組みを作れるのです。
米国株との比較
最近は新NISAでS&P500やオルカン(全世界株式)に投資する若者が増えていますが、桐谷さんは慎重です。
- 米国株は為替リスクが大きい(円高になると利益が吹き飛ぶ可能性)
- 米国株には株主優待がない
- そのため桐谷さん自身は「日本株の優待投資を中心に、少しだけ米株を保有」というスタンス
株式投資の本質:200年の歴史から学ぶ
桐谷さんは、トマ・ピケティ『21世紀の資本』を引用しながら「株式投資は物価や賃金の上昇を上回って成長してきた」と説明しました。
- 明治11年(1878年)からの日本株は平均で584万倍に成長(2022年時点の日経記事)
- 預金ではインフレに負けて資産が目減りする
- 長期的には株式投資こそが資産を守る手段になる
まとめ
- 桐谷さんの鉄則は「損切りしない・優待株で楽しむ・暴落はチャンス」
- 初心者が最初に買うならNTTやソフトバンクが安心
- 銘柄選びは「使える優待」「配当+優待利回り4%以上」「業績が良いか」で判断
- 米国株は為替リスクがあるが、日本の優待株は生活を豊かにする魅力がある
- 株式投資は200年の歴史でインフレを超えて成長してきた
桐谷さんの投資法は「お金を増やす」だけでなく「人生を楽しむ」ことが目的です。優待株を持つことで生活の質を高め、株主としての喜びを感じられるのが最大の魅力といえるでしょう。
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