【米国株・日本株・インド株の行方】2025年夏から秋に注目すべき調整局面と投資戦略

本記事は「【重要】いよいよ、来ました。」という動画内容をもとにまとめています。動画では、米国株の調整時期、日本株の次のテーマ、インド株の動向について幅広く解説されていました。初心者にも分かりやすいように、ポイントを整理してご紹介します。


目次

結論:短期は調整に注意、中長期は期待値あり

2025年夏から秋にかけて株価の一時的な下落リスクは高まります。

しかし中長期では米国株・日本株・インド株ともにポジティブな要素が多く、投資のチャンスが続くと考えられます。特に自社株買いによる日本株の支え、インドの減税政策が注目ポイントです。


米国株:S&P500は大統領選翌年のアノマリーに注目

まずは米国株から。

1950年以降のデータを見ると、大統領選挙の翌年(つまり2025年)は「7月末に天井をつけやすい」傾向があります。
実際、今年のS&P500も高値圏で推移しています。

  • 過去データによると「高値から2%以内で利下げ」が行われた場合、1ヶ月後に株価は一時下落するケースが多い
  • しかし12ヶ月後には100%の確率でプラスになっている

つまり、9月FOMCで利下げが行われれば短期的には調整しても、中長期では期待できる相場環境といえます。

背景としては、FRBのバランスシートが依然としてコロナ前の1.6倍、日本やEUも同様に拡大していることがあります。資金供給量が潤沢なため、ゴールドや仮想通貨から株式へ資金が流入しているのです。


日本株:政治と金融政策がカギ

日本株については、物価や政局が株価の行方を大きく左右します。

  • CPI(消費者物価指数):3%台の上昇が続く
  • 企業物価指数:輸入物価は下落しているが、人件費が下がらないため国内サービス価格が上昇

さらに政局面では、自民党内で「臨時総裁選を行うか否か」が焦点になっています。

  • 総裁選が行われれば、一時的に株価は上昇する可能性
  • ただし新総裁が決まる直前には不透明感からリスクオフになる可能性
  • 総裁選が行われない場合は「減税期待」で株価はプラスに作用しやすい

また、日本株の需給面を確認すると、2025年は自社株買いが非常に活発です。

  • 6ヶ月連続で1兆円超え
  • 6月時点で8.6兆円と、すでに2023年の年間実績を上回る
  • 大型株だけでなく、小型株にも自社株買いが広がっている

特に鉄鋼・電力エネルギー株が強く、バリュー株中心に底堅い上昇が続いています。


インド株:減税政策が追い風

インド株(Nifty50)は堅調な展開を維持しています。

2025年10月までにインド政府が消費税減税を行う方針を示しており、内容としては以下の通りです。

  • バターやフルーツなど生活必需品 → 大幅引き下げ
  • 家電 → 引き下げ対象
  • オンラインゲーム・タバコ → 特別課税
  • 1200cc以下の小型車 → 減税の噂あり

この発表を受けて、スズキ子会社のマルチスズキ株が急騰。本社のスズキ株も大幅に上昇しました。

さらにIMFの経済見通しでインドのGDP予想が上方修正され、S&P社はインドの格付けを引き上げ。資金流入が続いています。

過去データによると、インド株は「夏から秋は横ばい〜弱め」「年末は強い」傾向があるため、今後調整があれば少しずつ拾っていく戦略が有効と考えられます。


投資戦略まとめ

最後に、今回の内容を整理します。

  1. 米国株
    • 9月FOMCの利下げが短期調整・中長期上昇の分岐点
    • S&P500は「高値から2%以内での利下げ → 12ヶ月後はプラス100%」という歴史データあり
  2. 日本株
    • 臨時総裁選の有無が大きな材料
    • 減税期待は株価の追い風
    • 自社株買いが過去最高ペース、小型バリュー株にも波及
  3. インド株
    • 消費税減税と格付け引き上げで資金流入加速
    • マルチスズキをはじめ自動車株が恩恵を受ける
    • 季節性から「年末に強い」傾向あり

まとめ

2025年の投資環境は、短期的には米国・日本株ともに「夏から秋の調整」に注意が必要です。しかし、中長期では資金流入や政策支援により株価上昇が期待できる局面が多くなりそうです。インド株は減税政策と経済成長により、特に注目すべき市場といえるでしょう。

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