本記事は、YouTube動画『【緊急】BTCなど暗号資産が暴落をした理由を解説します。金と銀の暴落から玉突き事故!』の内容を基に構成しています。
日曜日の朝に起きた暗号資産の急落
日曜日の朝、多くの投資家が目を疑うような値動きが起こりました。
ビットコインは約10%下落、イーサリアムに至っては15%前後の下落となり、主要な暗号資産がほぼ全面安となる状況でした。
一見すると「暗号資産特有の暴落」のように見えますが、今回の下落は暗号資産単体の問題ではなく、金や銀といった貴金属市場で起きた急落が引き金となった、典型的な連鎖反応だったと動画では解説されています。
金・銀の暴落がすべての始まりだった
今回の騒動を理解するためには、まず暗号資産より先に起きていた金・銀の暴落を押さえる必要があります。
金、銀、プラチナ、パラジウムといった貴金属は、直前まで強い上昇基調にあり、多くの投資家がレバレッジをかけて取引していました。
しかし、価格が大きく下落すると、レバレッジ取引では避けられない「マージンコール」が発生します。
マージンコールとは、担保として差し入れている資金が不足したため、追加で資金を入れるよう求められることを指します。
これに応じられない場合、保有しているポジションは強制的にロスカットされます。
金や銀が急落したことで、多くの投資家が一斉にこの状況に追い込まれました。
なぜ暗号資産が売られたのか
土日に売れる資産が暗号資産しかなかった
金や銀で損失を被った投資家たちは、追加の担保資金を用意する必要に迫られました。しかし、株式市場は土日は休場しています。
そこで「土日でも売れる資産」として真っ先に対象になったのが、暗号資産でした。
つまり、暗号資産が売られた理由は、暗号資産自体に重大な悪材料が出たからではなく、「換金できる資産として選ばれただけ」という側面が非常に強いのです。
金・銀・暗号資産は同じ資金で買われていた
動画では、金・銀・暗号資産が「同じ性質のお金」で買われていた点が強調されています。
これらは本来、性質の異なる資産ですが、短期的な値上がりだけを狙う資金、いわゆる「イージーマネー」や「浮ついた資金」が一括りにして流れ込んでいました。
ドル安、円安といったストーリーのもと、「金も銀もビットコインも同じ方向に行く」という単純な期待で買われていた資金が、最初のきっかけで一気に崩れたのです。
玉突き事故と表層なだれの例え
動画では、今回の状況を「玉突き事故」や「表層なだれ」に例えています。
スピードを出しすぎた車が1台事故を起こすと、後続車が次々と巻き込まれていく玉突き事故のように、最初に金・銀で起きた崩れが、暗号資産にまで波及しました。
また、しっかり踏み固められていない雪が一気に崩れ落ちる「表層なだれ」のように、何度も調整を経ていない、軽く積み上がった資金だったため、一晩で大きな下落につながったと説明されています。
個別銘柄への影響と市場の混乱
今回の下落は、暗号資産関連株にも影響を与えています。
ビットコインを大量に保有・購入している企業や、暗号資産への投資を前面に打ち出していた企業については、月曜日以降の株価動向に大きな注目が集まっています。
動画内では、暗号資産を積極的に組み入れてきた企業の評価が、急激に変化する可能性についても触れられており、短期的な期待だけで株を買っていた投資家にとっては厳しい局面になり得ると示唆されています。
今回の下落は歴史的に珍しいことではない
このような連鎖的な下落は、金融市場の歴史を振り返ると決して珍しいものではありません。
過去の金融危機や相場の急変時にも、「最初に崩れた市場」と「最後に売られる市場」が存在しました。流動性が高く、すぐに現金化できる資産ほど、最後の資金調達手段として売られやすいという特徴があります。
暗号資産は24時間365日取引可能であるがゆえに、今回のような局面では真っ先に売却対象になりやすいという構造的な弱点も抱えています。
今後の見通し:反発はあるが、簡単ではない
動画では、短期的には月曜日から火曜日にかけて一時的な反発が起こる可能性にも言及されています。ただし、チャートの形状を見る限り、暗号資産市場全体はかなり厳しい状態に入っており、しばらくは「ペナルティボックス」に入ったような相場が続く可能性があると考えられています。
期間としては、3ヶ月から半年、場合によっては1年程度、調整局面が続く可能性も否定できません。
まとめ:今回の暴落が教えてくれる教訓
今回の暗号資産暴落は、単なる偶然や一過性のパニックではなく、金・銀の急落を起点とした資金の連鎖崩壊でした。
短期的な値上がりだけを狙い、レバレッジをかけて市場に参加することの危険性が、改めて浮き彫りになったと言えます。
しっかりとした事業価値や収益基盤を持つ資産と、期待やストーリーだけで買われている資産の違いを見極めることが、今後ますます重要になります。
月曜日以降の市場では、シートベルトをしっかり締め、冷静な判断が求められる局面が続きそうです。


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