※この記事は、YouTube動画「【貯蓄額アップに直結】学長がお届け!お金の講義【貯める力 強化編 Vol.1】」の内容をもとに構成しています。
はじめに:貯める力こそ、すべての資産形成の出発点
「なぜお金が貯まらないのか?」
多くの人が抱えるこの疑問に、学長はこう答えます。
「人はお金がないと頭が悪くなる」
これは単なる比喩ではなく、経済学の実験結果でも証明されています。お金がない状態ではIQが9〜10ポイント低下すると言われており、判断力や冷静な選択ができなくなるのです。
資産形成の第一歩は、貯める力の強化=家計管理の改善です。
1. お金がないと人はバカになる?実験で証明された恐るべき事実
ある経済学の実験によると、インドの農民に収穫前と収穫後にIQテストを行った結果、貧しい時期(収穫前)の成績が25%も悪化していました。これはIQに換算すると約9〜10ポイントの低下。
- お金に追われると脳のリソースが奪われる
- ギャンブルやリボ払いに走るのも、その影響かもしれない
つまり、お金の余裕は冷静な判断力=“知能”を取り戻すために欠かせないのです。
2. あなたの“暮らしの定義”はどっち?お金が貯まる人・貯まらない人
動画内では、良い暮らしの定義について2つの考え方が紹介されました。
定義 | 内容 | 結果 |
---|---|---|
定義① | 良い暮らし=たくさんお金を使える暮らし | 一生お金は貯まらない |
定義② | 良い暮らし=経済的にしっかりした基盤がある暮らし | 小金持ちに近づく |
年収が上がっても生活水準を上げる人は、**永遠にお金が貯まりません。**一方で、収入が増えても生活を変えずに貯金を続ける人は、驚くほどのスピードで資産が増えていきます。
3. あなたの「貯蓄レベル」は何段階?レベル別診断表でチェック!
学長は家計の貯蓄状況を、以下の6段階に分類しています。
レベル | 状況 | 貯蓄傾向 |
---|---|---|
レベル0 | 借金で生活 | 貯蓄ゼロ、危機的 |
レベル1 | 毎月赤字・ボーナスで補填 | 一時的な回避策に依存 |
レベル2 | 月々トントン・ボーナス使い切り | 貯蓄できず、将来不安 |
レベル3 | 月々トントン・ボーナス一部貯蓄 | 軽い貯蓄あり |
レベル4 | 毎月貯蓄・ボーナス一部貯蓄 | 安定成長ゾーン |
レベル5 | 毎月貯蓄・ボーナス全額貯蓄 | 経済的基盤が強固 |
家計管理の分かれ目はレベル3→4の壁。
この壁を越えない限り、貯蓄100万円、1000万円といった世界には到達できません。
4. 「収入の8割で暮らす」考え方がカギ
業界では次のように言われます。
- 収入の8割以下で暮らす人=堅実な家計管理ができている人
- 例:月収30万円なら生活費は24万円以内
これにより、景気悪化やリストラ時にも生活を維持でき、資産が減らずに済むのです。
5. あなたはいま“貯め時”?それとも“かかり時”?
人生には大きく3つの「貯め時」と2つの「かかり時」があります。
■ 貯め時き
- 独身〜結婚前
- 子どもが小中学生
- 子ども独立後〜退職まで
■ かかり時き
- 子どもが高校〜大学時代(教育費ピーク)
- 退職後(収入減少+医療・介護費)
→貯められる時にしっかり貯めておくことが、後悔しない家計管理につながる。
6. 中期資金(教育費など)のベストな貯め方
10年後に必要な資金(例:子どもの大学費用500万円)は、次の方法で準備します。
現金とインデックス投資の組み合わせ
- 年間30万円×10年=300万円(現金)
- 残り200万円はオルカンやS&P500などでインデックス積立
- 運用が好調なら、老後資金にも余裕が生まれる
保険やバランスファンドより、コスト・流動性・成長性すべてで優位なのは「現金+インデックス投資」の組み合わせです。
7. 教育費か老後資金、両方は無理?投資リスクと現実
教育費と老後資金の両立は厳しいのが現実です。特に年収が低い、支出が多い世帯では、無理して投資すると両方失敗しかねません。
- リスクを取れる人だけが投資の恩恵を受ける
- リスクが取れないなら、「貯める力」「稼ぐ力」を磨くべき
8. 介護離職に備えるために、今できること
40〜50代になると親の介護リスクが現実に。離職者は年10万人を超えています。
しかし介護離職は経済・精神・体力すべてに負担増が多く、事前に働く環境(転職含む)を見直すことが有効です。
- 介護休業制度(最大93日、賃金67%補償)
- テレワーク、時短、柔軟な勤務体制が整った企業に転職する
最後に:貯蓄とは「自由」と「安心」を買う行為
動画で繰り返し登場した印象的な言葉があります。
「経済的にしっかりした基盤を持とうと考えているなら、きっと実現できる。だが、良い暮らしをするためにお金が欲しいと思っているのなら、一生金は貯まらない。」
お金で「モノ」を買うか、「自由」を買うか。
この違いが、将来の安心と満足度を大きく左右するのです。
まとめ:今より一歩「自由」に近づくために
- 「貯める力」はIQにも影響する重要な力
- 本当に大切なのは、良い暮らしの定義を見直すこと
- 貯められる時期を逃さず、生活費は8割以内に抑える
- 投資は余裕資金で。リスクが取れないなら無理しない
- 強い家計は、介護リスクにも強くなる
貯める力を身につければ、自由に生きるための土台ができます。
「今日が人生で一番若い日」です。さあ、今から一緒に始めましょう。
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