目次
【結論】
新NISAでゴールドETFを選ぶなら、まず自分の投資戦略に合わせて選ぶのが重要です。
小額で試したいなら国内ETF「314A」、コスト重視なら米国ETF「GLDM」、国内保管の安心感なら「金の果実」といった形で、自分のリスク許容度や目的に合わせて選択するべきです。
ゴールド投資の注目度が高まる理由
ウクライナ侵攻、米中対立、インフレリスクの高まりなど、ここ数年の世界情勢不安を背景に、ゴールドの価値は年々上がっています。
実際、直近20年ではゴールドのリターンは海外株式を上回るほどです。
リーマンショックやコロナショック時にゴールドはポートフォリオを安定化させる役割も果たしており、安全資産として注目されています。
おすすめゴールドETF 5選
金の果実(1540)
- 日本国内保管型で安心感が強い
- 受益権口数を一定以上持つと現物金に転換可能
- 信託報酬年0.44%と比較的高い
314A
- ブラックロック運用の国内ETF
- ロンドンの金価格に連動するETCに投資する仕組み
- 信託報酬年0.22%と低コスト
- 2025年上場でまだ歴史が浅い
GLD
- 世界初の現物型ゴールドETF(米国)
- HSBC銀行で現物金を保管
- 信託報酬年0.4%
GLDM
- GLDの小口版で低コスト
- 信託報酬年0.1%
- 個人投資家に向けて設計
IAU
- ブラックロック運用、GLDに次ぐ規模
- 信託報酬年0.25%
- 流動性や規模が安定
ETF選びのチェックポイント
- 小額から試したい → 314A、IAU、GLDM
- コスト重視 → GLDM
- 国内保管重視 → 金の果実
- 規模・流動性重視 → GLD、IAU
ゴールドETFを買うタイミングと注意点
運用コストは持っている限りかかるため、長期保有であれば低コスト商品が有利です。
また、為替リスクや外貨決済の問題もあります。著者は現在ゴールドETFには投資していませんが、将来的に株式だけでは不安定と感じた時に、ポートフォリオの安定化策として検討する価値があると述べています。
まとめ
ゴールドETFは、運用コストや保管場所、取引通貨など商品ごとに特徴が異なります。
自分の目的と戦略に合わせて選びましょう。特に新NISAの枠ではリターンが大きい株式投資を優先するという選択肢もあり、ゴールド投資は特定口座で持つのも一つの方法です。
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