この記事は、YouTube動画「5月の人気投資信託ランキング!楽天証券で買われた投信は?」の内容を基に作成しています。
はじめに:2025年5月、楽天証券で買われた投資信託はこれだ!
楽天証券では2025年5月、約2500本の投資信託の中から、個人投資家に特に多く買われたファンドをランキング形式で発表しました。積立NISAや新NISAの影響もあり、投資初心者から上級者まで幅広く注目されるランキングとなっています。
目次
【人気投信TOP10】買付金額で見る5月のトレンド
楽天証券の買付金額ベースでの人気ランキングは以下の通りです。
ランク | ファンド名 | 主な特徴 | 信託報酬 | 1年リターン | 純資産額 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | eMAXIS Slim S&P500 | S&P500に連動 | 0.0814% | +4.7% | 約6.9兆円 |
2位 | eMAXIS Slim オールカントリー | 全世界株式 | 0.05775% | +5.0% | 約5.9兆円 |
3位 | 楽天・S&P500 | 楽天証券限定、楽天ポイント付与 | 低コスト | – | 5000億円超(2023年10月設定) |
4位 | 楽天・全米株式(楽天VTI) | 米国株のほぼ全体に投資 | 0.162% | +4.1% | 約1.7兆円 |
5位 | 楽天・オルカン | コスト最安レベルの全世界型 | 0.051% | – | 約3600億円 |
6位 | iFreeNEXT FANG+ | 米IT大手10社に均等投資 | 高ボラ | +21% | – |
7位 | インベスコ世界厳選株オープン | 毎月分配、信託報酬高め | 1.903% | – | – |
8位 | 楽天・米国高配当株式(SCHD連動) | 分配あり、3.5%利回り期待 | 0.1238% | – | – |
9位 | 楽天日本株4.3倍ブル | 超ハイリスクハイリターン | – | – | – |
10位 | 楽天・全世界株式(楽天VT) | 約9000銘柄に分散投資 | 0.192% | +4.0% | 約5703億円 |
各ファンドの特徴を解説
1位:eMAXIS Slim S&P500
- 信託報酬0.0814%
- 直近3年リターン:+62.7%
- 米国主要企業に分散投資できる定番ファンド
- 新NISA成長枠・積立枠どちらにも対応
2位:eMAXIS Slim オールカントリー(通称:オルカン)
- 信託報酬0.05775%
- 米国、欧州、新興国まで幅広くカバー
- 分散効果で今年の米国株下落時も安定感
3位:楽天・S&P500(楽天プラスシリーズ)
- 楽天証券ユーザー専用
- 信託報酬低く、楽天ポイント0.028%分が付与される
- 2023年10月スタートながら早くも人気定着
4位:楽天・全米株式(楽天VTI)
- 米国の上場株式ほぼ全体に投資
- 3年リターン:約59%
- 長期米国投資家向けの王道商品
5位:楽天・オルカン
- 最低水準の信託報酬(0.051%)
- eMAXIS Slimオルカンと似ており、手数料重視派に人気
- 純資産は3600億円突破(設定1年7カ月)
6位:iFreeNEXT FANG+
- 米国IT大手10社に均等投資
- リターン:1年 +21%、3年 +178%
- 成長力が大きい分、ボラティリティ(変動)も大
7位:インベスコ世界厳選株式オープン(毎月分配型)
- 高配当+成長+割安で選定された銘柄構成
- 分配金:毎月150円(直近数年)
- 信託報酬は高い(1.903%)が、分配目当ての投資家に根強い人気
8位:楽天・米国高配当株式(楽天SCHD)
- SCHD連動型、年3回分配あり
- 期待利回り:約3.5%
- 信託報酬:5月から0.1238%へ引き下げ
- 新NISA成長枠対応(積立枠対象外)
9位:楽天日本株4.3倍ブル
- 日経平均の4.3倍の値動き
- 高リスク商品。短期トレード・楽天ポイント投資に最適
- 例:2023年8月には1日で53%下落の記録も
10位:楽天・全世界株式インデックス(楽天VT)
- 約9000銘柄に分散投資できる王道ファンド
- リターン:1年 +4%、3年 +51.9%
- 信託報酬:0.192%、安定した運用力
NISA買付金額ランキングTOP10もチェック!
NISA内での人気ファンドもTOP10はほぼ同じ構成ですが、以下のような違いがあります。
- 8位:楽天ナスダック100
- 9位:日興アセット・ナスダック100
- 10位:eMAXIS Slim 先進国株式
注目の新星:DAX連動ファンドも人気上昇中
- 3月時点で資産残高27億円 → 現在150億円へ(5倍以上)
- 直近1年のリターン:+22.3%(FANG+の21.5%を上回る)
- 新NISA成長投資枠で購入可能
ドイツ株価指数「DAX」に連動したファンドが、トランプ関税で下落した米国株からの資金逃避先として注目されています。
まとめ:あなたの投資信託選びに活かせるポイント
- S&P500とオルカンは鉄板の人気。NISA枠でも堅実な選択肢
- FANG+やDAXなど、成長性重視の投資家には魅力的な高リターン
- 分配型やレバレッジ型は注意点も多いが、戦略的に使えば有効
- コストや信託報酬は、長期保有では差が大きくなるため要注目
2025年5月のランキングから見えてきたのは、「分散しながらもコスト意識が高く、リターンを求める投資家像」。自分の投資目的に合ったファンドを選ぶためにも、こうしたデータは非常に参考になります。
次回のランキングにも注目しながら、着実な資産形成を目指していきましょう!
コメント