この記事は、YouTube動画「FX、-2億1500万円!結局円安で大爆損!!」をもとにまとめています。
為替相場の動きと個人投資家の損失報告を交えた内容で、FXのリスクや現在の金融環境を初心者にも分かりやすく解説します。
結論:円安トレンドに逆らい続けた結果、大損失に
動画の主役であるFXトレーダーは、ドル円の下落を見込んで「円高方向」に賭けていました。しかし実際には円安が加速し、ポジションを抱え続けた結果、
最終的に損失は合計2億1500万円という過去最大級の額に膨らみました。
「分かっていたのに逆のポジションを取ってしまった」という後悔が繰り返されており、円安の流れに逆らうリスクが強調されています。
アメリカFOMCとFRBの金融政策
まず大きな材料となったのがアメリカのFOMC(連邦公開市場委員会)。
- 米国は0.25%の利下げを実施(年内3回の利下げ予定の1回目)
- 発表直後はドル売りが進み一時的にドル円は急落
- しかし、パウエル議長が「労働市場悪化を防ぐための予防的な利下げ」と説明
- これが「タカ派的な利下げ」と受け止められ、ドルが買い戻され金利急騰
結果として、ドル円は「押し目買いのチャンス」だったことが明らかになりました。
動画の本人も「そこで買いに回れればよかった」と悔やんでいます。
日銀の政策とETF売却サプライズ
続いて日本の金融政策。
- 日銀は政策金利を据え置き(利上げなし)
- 代わりにサプライズとして「ETFの売却」を発表
- 一時的に日経平均先物が1000円以上急落
- ただし売却額は年間3300億円ペース(保有総額37兆円に対して)
- 売却完了には100年以上かかる規模であり、市場への影響は限定的
結局、株式市場は売られた後に反発し、利上げ議論はほとんど出てこないまま円安基調が続きました。
今後の見通し:円安は年内継続か?
動画主の見解では、
- 日銀の利上げは来年1月以降の可能性が高い
- アメリカは追加で2回の利下げを予定している
- ドル安と円安が同時に進行する「ドル安円安」局面が来るかもしれない
- 特にクロス円(ユーロ円、ポンド円、スイスフラン円など)は再び上昇の可能性あり
さらに、10月〜12月にかけて自民党総裁選が予定されており、株高・円安がピークを迎えるのはそのタイミングではないかと予測しています。
実際の損益状況
動画内での最新の損益報告は以下の通りです。
- みんなのFX:含み損 -1億6425万円、損切り -120万円
- CFD取引(GMクリック証券):含み損 -8万1500円
- トータル損失:-2億1500万円(昨年からの損失含む)
さらに、スワップ金利の支払いも1日あたり4万円ほど発生。
「損切りで少し減ったが、それでも重い負担」と語っています。
日本株への影響と政治要因
動画後半では、自民党総裁選の話題にも触れています。
- 候補として高市早苗氏や小泉進次郎氏が名乗りを上げている
- 世論やSNS上の支持とは裏腹に、現実的には小泉氏が有利との見方
- 総裁選の時期は過去の統計から「株高要因」になることが多い
このため、日本株は押し目買いのチャンスがあると考えられています。
FXの怖さ:資産が一瞬で消える現実
今回のケースでは、最初から相場の方向性自体は「円安が進む」と分かっていたにもかかわらず、実際のトレードで逆方向を選んでしまったことで巨額の損失につながりました。
- レバレッジを効かせすぎると、一度の判断ミスで数億円単位の損失になり得る
- 「予想は当たっているのにトレードで負ける」ことはFXではよくある
- 含み損を抱え続けると、スワップ支払いで資金がさらに減っていく
これらは、FX初心者が学んでおくべき重要な教訓です。
まとめ
今回の動画から得られるポイントを整理すると、
- FRBの利下げは「高派的」と受け止められ、結果的にドルは買い戻された
- 日銀は利上げを先送りし、ETF売却サプライズも影響は限定的
- 円安は年内続く可能性が高く、クロス円も再上昇の見込み
- 巨額損失(-2億1500万円)はレバレッジと逆張りの怖さを象徴
- 自民党総裁選が日本株相場の材料に
このように、為替相場は金融政策や政治イベントの影響で大きく動きます。
一方で、予想が正しくてもポジション管理を誤れば資産を失うリスクがあることを、この動画は強烈に示しています。
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