※この記事は【FX、-1億6420万円!ドル円反発!ド底売りして爆損!!】の動画内容を基に作成しています。
【結論】円安トレンドを甘く見た結果、ド底売りで大損失
2025年4月末、ドル円相場は急激な円安進行により、FX市場で大きな損失を被るトレーダーが続出しています。
今回の動画の主は、ドル円140円付近で売りエントリー→反発して担がれ、-1億6420万円という巨額の含み損を抱える事態に至りました。
背景には、
- トランプ関税ショックによる市場混乱
- 米国債急落による金利急騰
- 日本の利上げ見送り観測
- ゴールデンウィーク特有のアノマリー(円高傾向)
など、複雑な要因が絡んでいます。
目次
今回のFX損失の流れを詳しく解説
1. 株ではうまくいったが、為替では大失敗
- 月初の株式市場暴落時に「土底買い」に成功
- 株価は反発して利益が出た
- しかし株高と同時に円安も進行
- FX(ドル円売りポジション)が担がれて逆に大損失
2. ドル円140円で売りエントリー→反発
- ドル円140円割れを見て売りエントリー
- しかしそこが「ド底」で反発
- ドル円は3円以上上昇
- 結果、FXで含み損-1億1648万円
「突っ込み売りはダメ」と分かっていながらエントリーしてしまったことが大きな敗因でした。
トランプ相場が背景にある複雑な市況
今回の急激な円安・ドル高背景には、「トランプ相場特有の要素」があります。
アメリカ情勢
- トランプ関税による輸入品価格上昇
- これに伴い、4月の関税収入が過去最高を記録
- 一方で、米国債が急落し長期金利が急騰
- 結果、ドル買いが進行
さらにトランプ政権高官(ベッセント財務長官)が、
- 「ドル安・円高が望ましい」
- 「為替は市場で決まるが、急変動は懸念」
と発言しましたが、今のところ市場にはあまり影響を与えていません。
日本側情勢
- 5月1日に日銀金融政策決定会合
- 政策金利0.5%の据え置き濃厚
- 経済成長見通しは下方修正予定
- 日銀のスタンスが緩和的なまま=円売り圧力強い
さらに、ゴールデンウィーク期間中は「円高に振れやすい」という過去のアノマリーもありますが、今回はトランプ相場の影響が強く、セオリー通りにはいかない可能性も高まっています。
今後の相場見通しと注意点
今週は特に重要イベントが目白押しです。
【今週の重要経済指標スケジュール】
日程 | イベント |
---|---|
4月30日(火) | 求人件数、消費者信頼感指数 |
5月1日(水) | ADP雇用統計、米GDP速報、PCEデフレーター |
5月2日(木) | 日銀政策金利発表、ISM製造業景況感指数 |
5月3日(金) | 米国雇用統計 |
特に5月3日の米国雇用統計では、失業率の悪化が懸念されています。
もし失業率が悪化すれば、米景気後退懸念が強まりドル売り円買いが進む可能性もあります。
損失まとめと今後の戦略
- FX含み損合計:-1億1648万円
- 株式(現物)は一部利益
- CFD(チャイナ株、ゴールドなど)は横ばい〜含み損
今後の方針:
- ドル円が吹き上がれば売り、急落すれば買い
- 現物株へ資金シフトしてリスク分散
- ゴールデンウィーク明けの円売りアノマリーにも注意
動画内でも「今週が過去一番難しい相場」と言及しており、非常に不透明感が強い状況です。
まとめ:トランプ相場に振り回されないために
今回のケースから学べる教訓は、
- 相場が荒れているときは「突っ込み売り・突っ込み買い」は厳禁
- 想定外のニュース(トランプ発言、政策変更)で簡単に流れが変わる
- 資金管理とリスク分散(現物株、FX、CFDバランス)が重要
- ゴールデンウィーク期間中は特に慎重に
という点です。
特に、感情的にならずに冷静に「待つ」力が試される局面だと言えるでしょう。
コメント