なぜ今、海外投資家が日本株を動かしているのか?トランプ関税ショックの裏で見逃せないプロの投資戦略【2025年最新】

本記事は、YouTube動画「なぜ海外の投資家が日本株を大量売却する必要があるのか?【ゆっくり解説】」をもとに内容を初心者にもわかりやすく丁寧に解説したものです。

今、日本株市場では見過ごせない大きな動きが進行しています。それは「海外投資家による本気の日本株投資」です。トランプ大統領の再登場や関税政策による市場混乱の裏で、なぜ世界最大の機関投資家たちが日本株を大量に仕込んでいるのか。その背景と狙い、今後の展望、注目すべき銘柄までをまとめます。


結論:日本株は「売り逃げ」ではなく「仕込みの時期」。海外勢はすでに動いている

  • 米国の関税政策による混乱の中、ブラックロックなどの巨大投資家が日本株を本格買い
  • 短期トレードが困難な相場環境で、長期目線での安定投資が有効
  • 自社株買い・実質賃金の上昇・高配当株など、下支え要因が豊富
  • 重要なのは「慌てず、焦らず、コツコツ拾うスタンス」

目次

不透明相場でも日本株が売られすぎない理由とは?

1. 自社株買いの強力な下支え

2024年には過去最高の17兆円規模の自社株買いが実施されました。
企業が内部留保を株主還元に使う時代となり、下落局面での買い支えが市場の安定材料になっています。

  • 例:新越化学や積水化学などが大規模な自社株買いを発表
  • 株価が下がった際には企業が自ら買い支えるため、下落耐性が強い

2. 実質賃金・消費の回復兆候

  • 実質賃金が2ヶ月連続プラス
  • 実質消費支出も増加傾向

これはインフレ環境下でも内需が回復しつつあるサインであり、景気の自律的成長につながる可能性があります。


逆風要因もある:日銀の利上げリスク

  • 賃金・消費の回復は日銀にとって「利上げOK」のサイン
  • 利上げにより企業の借入コスト上昇 → 設備投資減少 → 株価下落の圧力

ただし、アメリカ経済の影響力が依然として大きく、日銀単独の利上げ効果は限定的
それでも、2025年秋ごろには「本格利上げ」の懸念もあり、注意は必要です。


ブラックロックが動いた理由:暴落局面こそ“仕込みのチャンス”

世界最大の資産運用会社「ブラックロック(運用資産:1700兆円以上)」が、4月15日から本格的に日本株を買い始めました。

  • トランプ関税ショックで世界が混乱していた時期
  • 円高、株価低迷というネガティブ環境にもかかわらず投資

このような状況下での買いは、短期トレードではなく中長期的な本気の投資であることを示しています。


ブラックロックが選んだ3つの注目銘柄

1. シマノ(7309)

  • 世界有数の自転車部品メーカー。売上の98%が海外
  • 一時はコロナ需要で株価3倍 → 現在は5年ぶりの安値
  • 【強み】自己資本比率90%以上、有利子負債ゼロ、超健全財務
  • 【狙い目】ヨーロッパ経済回復や中国の再需要回復に期待

2. 積水ハウス・リート(3309)

  • 東京・名古屋・大阪を中心に住宅・オフィスを保有する総合型リート
  • 【魅力】配当利回り6%超・ナブ倍率1倍割れ(=割安)
  • 【戦略】短期売却ではなく、家賃収入を安定的に伸ばす手堅い運用
  • 【懸念】アメリカのワシントンDC物件への依存と米経済動向リスク

3. 武田薬品工業(4502)

  • 国内最大級の製薬会社。ADHD治療薬が米国で堅調
  • 【魅力】配当利回り4.56%、20年以上の配当継続
  • 【業績】2024年営業利益+86.3%
  • 【期待】2025~2026年に新薬申請ラッシュ予定
  • 【リスク】売上の半分が米国依存 → 関税ターゲット化のリスクあり

日本株は「売る」タイミングではない。長期で構える姿勢が重要

現在の日本株市場には、爆上げの材料は少ないものの、下落耐性が強いという大きな特徴があります。

  • 自社株買い、好財務企業、高配当銘柄の存在
  • 消費と賃金の改善 → 利上げリスク
  • だが海外勢はこうした環境を**「割安な今こそ好機」と判断**

投資家へのアドバイス:目先の不安よりも“企業の本質”を見る目を

  • 短期のニュースや値動きに振り回されるのではなく、
  • 中長期で「なぜ買われているのか?」を見極める目を養う
  • 特に今のような不透明な相場こそ、プロの投資戦略に学ぶべき時

まとめ:売られた今こそ拾いどき。海外勢の動きに注目せよ

  1. 日本株は売りではなく「狙われている」
  2. ブラックロックは今のうちに好銘柄を仕込み中
  3. 株価は地味でも、高財務・高配当・安定収益の銘柄に注目
  4. 自社株買いや円高の進行も追い風
  5. 利上げリスクと海外経済の影響には引き続き要警戒
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