なんかもう意味わからん配当金の株

結論:今年だけ異常に高い配当や新設優待で株価が急騰している銘柄が複数登場

今回紹介された銘柄は、いずれも配当や優待のインパクトで株価が急反発しています。

ただし、その多くは一時的な特別利益や記念配当によるもので、来期以降も同水準が続く保証はありません。短期的な値動き狙いならチャンスですが、長期保有の場合は本業の業績を冷静に見極める必要があります。


目次

1. 日本製紙グループ(印刷事業)

  • 今期配当:年間46円増配 → 配当利回り10.99%
  • PER:4.7倍(割安水準)
  • 業績:売上+3.5%、営業利益+98%だが最終赤字転落
  • 増配理由
    • 上場10周年記念配当
    • 不動産売却益による特別利益
  • ポイント
    • 本業好調による増配ではない
    • 特別配当は第3四半期(9月)と期末(12月)に反映される
    • 営業利益36億円に対し最終利益55億円(特別利益で増加)
  • 株価動向:PTSでストップ高、月1回特定日に売買代金が急増する不思議なパターンあり

2. ランサーズ(フリーランス向けプラットフォーム)

  • 業績(第1四半期):売上+6.2%、計上利益-61%、最終利益-80%
  • 優待新設:500株以上でデジタルギフト8,000円(4,000円×年2回)
  • 優待開始時期:2026年3月から(初回は来年3月末保有でOK、2回目は半年以上保有が条件)
  • 赤字理由:Aコンサル事業への先行投資
  • 会社説明:3Qから業績回復、4Qで黒字化見込み
  • 狙い:大幅減益による株価下落を優待で下支え

3. マリオン

  • 発表内容:9月末権利でクオカード1,000円の株主優待新設
  • 株価反応:PTSでストップ高
  • 業績見通し:純利益最高益予想

4. R6(社名不明)

  • 株価反応:+17.93%の大幅上昇
  • 決算内容
    • 売上+15%、最終利益+41%
    • 情報修正 & 配当2円増額
  • 特徴
    • 過去データ上、第2四半期での情報修正確率ほぼ100%
    • 決算発表から10秒で急騰・特別気配状態へ

今後の注目銘柄

  • エバラ製作所(機械セクター、上場来高値圏)
  • 損保ジャパンなど保険株(決算は堅調予想)
  • インペクティブ(宇宙関連)(明日決算発表、第2Q売上成長に注目)

市場全体の状況

  • 米ナスダック:上場来高値更新中
  • 日経平均:43,274円で着地、過去最高値更新中
  • 個人投資家アンケート(6,300票)
    • 今年プラス:80%
    • マイナス:12%
    • ±0:7%
  • → 今年は多くの投資家が利益を出せている「稀に見る好相場」

まとめ

今回の銘柄群は、特別配当・記念配当・優待新設といった一時的な要因で株価が急騰しています。

短期的には配当権利取りや優待狙いで妙味がありますが、来期以降も同条件が続くとは限らないため、本業の業績を見極めた投資判断が必要です。特に日本製紙のように特別利益による高配当は、翌期以降の減配リスクも念頭に置くべきです。

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