もうやめたい…新NISAを続けるか迷った時に知ってほしいこと

新NISAが始まってから1年以上が経過し、多くの人が投資を続けています。しかし、実際にやってみると「思ったほど利益が出ない」「株価の下落が気になる」「他の投資と比べて退屈」といった悩みを抱える人も少なくありません。もしかすると、あなたも同じように新NISAを続けるべきか迷っているのではないでしょうか?

そこで今回は、新NISAを続けるかどうか悩んだときに考えるべきポイントを解説します。

  • 長期投資がつまらなく感じる瞬間
  • 続けるべきか、やめるべきか?
  • もし続けるなら、どうすれば楽しくなるのか?

この3つのテーマを深掘りしながら、具体例や数字を交えて分かりやすく解説していきます。


目次

長期投資がつまらなく感じる3つの瞬間

長期投資が退屈だと感じる人は意外と多いです。その主な理由として、以下の3つが挙げられます。

1. 価格が思ったほど上がらない

投資を始めると、多くの人は「早く利益を出したい」と思います。しかし、長期投資はその名の通り、時間をかけて資産を増やすものです。短期間で大きなリターンを得ることは難しく、思ったよりも資産が増えないと感じることがよくあります。

例えば、2024年1月から毎月10万円を積み立て投資していた場合、15か月後の2025年3月時点での評価益は約13万2985円(1か月あたり約8865円)にしかなりません。これを見て「意外と少ないな…」と思う人もいるでしょう。

また、S&P500の2024年のチャートを見ても、株価は下落傾向にあり、期待通りの成長が感じられないことも要因の一つです。

2. 短期的な値下がりに耐えられない

株式市場では、短期間の値下がりは避けられません。例えば、2024年7月から8月にかけて暴落がありましたし、2025年2月末から3月にも株価が下落しました。

投資経験が少ない人は、このような短期的な下落にストレスを感じやすく、焦って売却してしまうこともあります。しかし、S&P500の長期チャートを見ると、15か月のスパンでは株価は順調に上昇していることがわかります。

3. 他の投資と比べて退屈に思える

長期積立投資は、ネット証券のクレジットカード積立などで一度設定してしまえば基本的に放置できます。これは手軽な反面、「何もしないのが退屈」と感じる原因にもなります。

さらに、SNSやYouTubeでは「短期間で○○万円稼いだ!」といった情報が多く流れており、そうした成功談を見てしまうと「このままでいいのか?」と不安になりやすいのです。


続けるべきか、やめるべきか?

結論として、長期積立投資をやめるのは「なし」です。

長期投資のメリット

長期投資の最大のメリットは、「時間を味方につけること」です。S&P500の過去20年のチャートを見ると、短期的には上下を繰り返していますが、長期的には右肩上がりで成長しています。

例えば、

  • S&P500の20年間のリターンは約4.8倍(+383.2%)
  • 日経平均も長期的に見ると右肩上がり

また、投資を途中でやめてしまい、後悔する人も多いです。

投資を途中でやめて後悔した事例

ある24歳のアルバイト男性(年収180万円)は、2021年から積立NISAで月5000円ずつ投資を続け、2023年には元本30万円に対して+7万円の運用益を得ていました。

しかし、SNSの悲観論を見て不安になり、2023年10月に全額売却。その後、日本のグロース株に投資するも、大きく下落してしまい、最終的に資産はほぼプラスマイナスゼロになってしまいました。

「途中で売らなければ、もっと利益を得られたのに…」と後悔し、現在は淡々と積立投資を続けているそうです。


楽しく続けるための3つの方法

「分かってはいるけど、やっぱりつまらない…」

そんなときは、次の3つの方法を試してみましょう。

1. 資産の成長を可視化する

毎月の投資額や評価額をエクセルやアプリで記録し、どれくらい増えているのかを可視化しましょう。視覚的に成長を確認できると、モチベーションが上がります。

2. インデックス投資にプラスアルファを加える

新NISAには「積立投資枠」と「成長投資枠」があります。

  • 積立投資枠 → 低コストのインデックス投信(例:S&P500)
  • 成長投資枠 → 配当株や個別株を購入

例えば、日本タバコ産業(JT)やアメリカの高配当株を組み合わせると、定期的に配当金が得られ、モチベーションアップにつながります。

3. 目標を決めて投資の目的を明確にする

投資の目的を明確にすることで、モチベーションを保ちやすくなります。

  • 老後資金 → 30年後に2000万円を目指す
  • 子供の大学資金 → 15年後に500万円を貯める
  • 住宅購入資金 → 10年後に1000万円を用意

マラソンと同じで、ゴールがあると頑張りやすくなるものです。


まとめ

新NISAを続けるか迷ったときは、次のポイントを考えてみましょう。

  • 価格が上がらなくても焦らない
  • 短期の値動きに惑わされない
  • 他の投資と比べず、長期目線で考える
  • 資産の成長を可視化する
  • インデックス投資にプラスアルファを加える
  • 目標を決めて投資を続ける

長期投資は時間をかけるほど大きなリターンが期待できます。ぜひ、焦らずコツコツ続けていきましょう!

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