上昇相場でも安値を探る!狙い撃ち10銘柄を解説|日経平均が高い今でも割安株はあるのか

本記事は、YouTube動画『上昇相場でも安値を探る!狙い撃ち10銘柄』の内容を基に構成しています。

目次

導入

日本株市場は、地政学リスクによる急落局面を経ながらも、足元では再び大きく持ち直す展開となっています。相場全体を見ると、日経平均株価が高い水準に戻ってきたことで、「今から買える銘柄はもう少ないのではないか」と感じる投資家も多いかもしれません。

しかし、相場全体が上昇していても、個別銘柄まで一様に上がっているわけではありません。実際には、決算や市場の見方、将来への不安、あるいは短期的な需給の悪化によって、大きく下げたまま放置されている銘柄もあります。そうした銘柄の中には、株主優待や配当の魅力があり、中長期で見れば注目に値するものも少なくありません。

今回の動画では、そうした「相場が強いのに株価が安くなっている銘柄」に焦点を当て、株主優待株を中心に10銘柄が紹介されていました。単に安いというだけでなく、優待や配当、業績、今後の見通しなどを踏まえて、今の水準が狙い目になり得るのかが語られています。

本記事では、動画の内容をもとに、紹介された銘柄ごとの特徴や注目点を初心者にも分かりやすく整理しながら詳しく解説していきます。

背景説明

日経平均が高くても、すべての銘柄が高いわけではない

投資初心者の方がまず誤解しやすいのは、「日経平均が高いなら、もう割安な銘柄は残っていないのではないか」という考え方です。しかし実際の株式市場では、指数の上昇と個別株の動きは必ずしも一致しません。

例えば、大型の値がさ株が一部強く買われるだけでも、日経平均は大きく上がります。一方で、個別では多くの銘柄が冴えない動きをしていることもあります。つまり、指数だけを見て相場全体を判断してしまうと、本来拾えるはずの安値圏銘柄を見逃してしまう可能性があるのです。

今回の動画でも、まさにこの視点が重視されていました。日経平均が高い局面でも、数年前の指数水準のときと変わらないような株価に放置されている銘柄は存在します。そして、そうした銘柄の中には、株主優待や配当を考えると投資妙味が出てきているものもあります。

優待株投資では「株価の位置」と「継続保有条件」が重要

株主優待株を狙う場合、単に優待内容だけを見るのでは不十分です。大切なのは、今の株価が高いのか安いのか、そして優待を最大限受け取るために長期保有が必要なのかどうかです。

たとえば、100株保有で優待がもらえる銘柄でも、3年以上継続保有で優待がグレードアップするケースがあります。この場合、今の株価が安いときに仕込めるかどうかで、将来の投資効率は大きく変わります。逆に、優待が魅力的でも、業績が悪化して減配や優待改悪の可能性が高いなら、慎重な判断が必要です。

動画では、こうした点も踏まえながら、単純な「優待利回りの高さ」だけでなく、今後の決算や配当方針、企業体力まで見て判断する姿勢が示されていました。

オリエンタルランドは長期保有優待を狙う視点で注目

最初に紹介されていたのは、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドです。証券コードは4661です。

この銘柄は知名度が非常に高く、優待株としても人気がありますが、足元では株価がかなり大きく下落していると説明されていました。動画内では、昨年9月の優待権利前に2,999円前後で購入したという話が出ており、その後は思った以上に株価が下がって含み損が膨らんでいるという実体験も語られていました。

それでもなお注目される理由は、100株を3年以上継続保有すると、9月権利でワンデーパスポートがもらえる点です。ディズニーのパスポート価格を考えると、この優待の実質価値は非常に高く、3年後には1枚1万円以上の価値を持っている可能性もあると見られていました。

特に重要なのは、9月の権利取りが近づくと買いが入りやすい傾向があるという点です。優待権利の直前になると株価が上昇しやすいため、今のように株価が安い局面で先回りしておく考え方には一定の合理性があります。

もっとも、決算の内容や来期予想がどう出るかは依然として重要です。足元の業績自体は直近最高水準で推移し、進捗率も高い一方で、今期や来期の見通し次第では評価が変わる余地があります。そのため、慎重派の投資家であれば、本決算や来期会社予想を確認してから判断する選択肢もあるとされていました。

オリエンタルランドは「たまにディズニーへ行く人」に向いている

毎月のように通うヘビーユーザーというより、年に1回から2回くらいディズニーへ行く人にとっては、オリエンタルランド株の優待は非常に相性が良いという見方も紹介されていました。優待の価値と長期保有の楽しみを両立できる銘柄として、引き続き注目したいところです。

イオンは大幅下落で優待の魅力が見直される局面

次に紹介されたのはイオンです。動画では、決算後に株価が大きく下落した代表例として取り上げられていました。

一時は3,000円をうかがうような勢いだった株価が、1,750円付近まで落ち込んだと説明されており、かなり急激な下げだったことが分かります。このような大きな下落局面では、どこで買い判断をするかが非常に難しくなります。

ただし、イオンの魅力はやはり株主優待にあります。イオンオーナーズカードによるキャッシュバック制度や、イオンラウンジの利用権は、日常的にイオングループを使う人にとっては実用性が高い優待です。100株でもラウンジ利用が月4回可能であれば、多くの個人投資家にとっては十分な内容だと動画では評価されていました。

加えて、業績予想そのものが極端に悪いわけではなく、足元では過去最高水準の数字も並んでいると説明されていました。そのため、株価下落が企業価値の大幅な毀損をそのまま意味するわけではなく、むしろ優待投資家にとっては見直しの対象になり得るとの考え方です。

さらに、イオングループ全体として優待制度に比較的前向きで、簡単には廃止や改悪をしにくい印象があるというコメントもありました。日常生活圏にイオン系列の店舗がある人にとっては、今後も検討に値する銘柄といえそうです。

7&iホールディングスは配当と優待のバランスが魅力

続いて紹介されたのが7&iホールディングスです。セブン-イレブンを中核とする巨大流通企業として知られています。

株価は回復局面を経たあとで再び安値圏にあり、動画ではこの水準を比較的割安と見ている様子でした。優待の開始は少し先になるものの、配当利回りが3%近くあり、さらに株主優待としてセブン-イレブンなどで使える2,000円相当のお買い物券が受け取れます。長期保有では2,500円分に増える仕組みもあり、優待の実用性は高いといえます。

セブン-イレブンは全国どこでも使いやすく、実質的に現金に近い価値を持つ優待と考えられます。そのため、動画では総合利回りが4%近くになる点が強調されていました。優待投資家がひとつの目安とする総合利回り4%に近い水準まで来ていることは、確かに注目材料です。

業績面ではやや弱さがある一方で、増配を実施している点も評価されていました。今後の収益性には不透明感が残っても、株主還元を意識した姿勢は見て取れるため、インカム狙いの投資家にも一定の魅力があります。

ツルハホールディングスは統合後の見方が難しいが利回り妙味あり

ツルハホールディングスも、株価が大きく下落した銘柄として紹介されていました。動画では、ウェルシアとの統合の話題にも触れられており、その影響をどう評価するかが難しい銘柄であると見られていました。

高値からかなり下がり、2,000円付近まで落ち込んできたことで、配当利回りは2.2%程度、さらに株主優待として5,000円相当のお買い物券が受け取れると説明されていました。これらを合わせると、総合利回りは4.5%程度に達するとされ、数字上の魅力はかなり大きいです。

一方で、統合に伴って業績比較が単純ではなくなっている点には注意が必要です。直近最高益や今期の上振れ予想など、見た目上は良い数字が並んでいても、その中身を慎重に見る必要があるという話でした。企業再編や統合が絡むと、決算の見え方が一時的に複雑になるため、表面的な数字だけで飛びつかない姿勢も大切です。

それでも、次の優待権利まで時間的な余裕があるため、今後の動きを見ながら検討するには適した銘柄として位置付けられていました。

U-NEXTは優待の実質価値が非常に高い銘柄

前半で特にユニークな優待株として紹介されていたのがU-NEXTです。証券コードは9418です。

動画では、株価が2,400円前後の高値から1,600円を割り込むまで下落してきたことが説明されており、かなり厳しいチャートになっている様子でした。しかし、その一方で優待内容は非常に魅力的だと高く評価されていました。

U-NEXTの優待は、3か月分の視聴権利に加えて1,000円分のポイントが付く内容です。これが年2回あるため、家族名義などで2口保有すれば、ほぼ1年分の視聴権をまかなえる計算になります。動画内でも、1000円分ポイントだけで利回りを計算するのではなく、視聴権そのものの価値まで含めて考えるべきだとされていました。

仮に月額サービスの価値を月1,000円程度と控えめに見積もっても、3か月で3,000円、それにポイント1,000円を加えれば1回あたり4,000円相当、年2回で8,000円相当にもなります。日常的に動画配信サービスを使う人にとっては、かなり高い優待価値といえるでしょう。

業績自体も直近最高圏で、今期も上振れが期待される内容と紹介されていました。それでも株価がここまで売られている点については、信用倍率の高さやバリュエーション面への警戒があるのではないかという見方が示されていました。

U-NEXTは「使う人には非常に強い」優待株

この銘柄は、優待を実際に使うかどうかで評価が大きく変わります。使わない人にとっては恩恵が限定的ですが、普段からU-NEXTを利用している人にとっては実質的な節約効果が大きく、優待株としての魅力はかなり高いといえます。

北田は高配当と優待の魅力が大きい一方で減配リスクに注意

後半の最初に紹介されていたのが北田です。動画内では、非常に人気の高い優待銘柄として扱われていました。

直近決算を受けて株価が大きく下がっているものの、決算内容が極端に悪かったわけではないと説明されていました。ただし、今後の見通しがやや不透明であり、シグナル転換の可能性も含めて、市場が慎重に見ている印象があるようです。

この銘柄の強みは、なんといっても配当と優待の総合利回りの高さです。配当利回りだけで5.4%前後あり、さらにホテル宿泊券のような優待が1万円分から3万円分相当もらえるため、総合利回りは10%を超える水準になると紹介されていました。数字だけ見ると、非常に魅力的です。

しかし、動画では同時に、こうした高利回り銘柄ほど減配リスクに注意すべきだという警鐘も鳴らされていました。配当性向が高い企業は、業績が少し悪化しただけで大きな減配に踏み切ることがあり、それが株価急落につながることがあります。最近の他銘柄の減配事例も引き合いに出しながら、表面利回りの高さだけで飛びつく怖さが説明されていました。

つまり、北田は「高利回りを取りに行く攻めの投資」に向く一方で、自分にとって18万円から19万円の投資額がどれほど大きいのかを考えながら判断すべき銘柄として語られていました。

ソニーフィナンシャルグループは高配当候補として注目

次に紹介されたのはソニーフィナンシャルグループです。親会社がソニーであることから、ブランド面での安心感が強いという点がまず挙げられていました。

動画では、株価が低迷しており、ナンピンの対象にもなり得るといった話が出ていました。単価自体は比較的手が届きやすく、買いやすい価格帯にあることも魅力とされています。

注目点は、現在見えている配当が半期分ベースであることです。この数字を単純に倍にすると、年間配当利回りは5.2%程度になる可能性があると説明されていました。もちろん正式な会社予想を待つ必要はありますが、高配当株の一角として十分意識される水準です。

本決算では、次の3月期における通期配当の見通しがより明確になると考えられており、動画でも5月の決算を見てから買うか、それとも先回りするかが悩ましいとされていました。

足元では過去最高水準の業績も出ていることから、今後の配当方針次第で評価が変わる銘柄といえます。高配当株を探している投資家にとっては、引き続き監視対象になりそうです。

王将フードサービスは実生活で使いやすい優待が魅力

王将フードサービスも、下落によって見直し余地が出てきた銘柄として紹介されていました。高値圏では4,000円近くあった株価が、3,000円程度まで下がってきたことで、約25%の調整になっていると説明されていました。

飲食株の中では配当利回りが1.9%程度と比較的高く、さらに年2回、各2,000円分の食事券がもらえるため、年間4,000円分の優待があります。加えて、飲食代が5%割引になる券も発行されるとのことで、日常的に餃子の王将を利用する人には実用性の高い内容です。

動画では、クリエイト・レストランツやコロワイドのように優待利回りが高い銘柄もある一方で、マクドナルドやスカイラークのように株価上昇で優待利回りが低下した銘柄もあると説明されていました。その中で王将は、極端に高利回りではないものの、使いやすさや財務の健全性を考えれば悪くないと評価されていました。

実際、自己資本比率が非常に高いことも強調されており、飲食株の中では財務面で安心感のある銘柄として見られていました。

大和ハウス工業は増配の積み上げが魅力の大型株

大和ハウス工業は、投稿者自身も狙っている銘柄として紹介されていました。株価がここ最近で安くなっており、割安感が出てきた大型株として注目されています。

配当利回りは3.5%程度で、さらに長年にわたって減配せず、むしろこまめに増配を続けてきた配当履歴が好感されていました。配当の安定性や株主還元の姿勢を重視する投資家にとっては、非常に魅力的なポイントです。

加えて、株主優待として1,000円分のチケットが2枚、つまり2,000円分付与され、3年以上の継続保有で4,000円分にグレードアップする仕組みもあります。利用先にはホテルやカタログギフトなどが含まれるようで、使い道の幅も比較的広いと説明されていました。

株価があと1段、2段下がれば積極的に狙いたいというニュアンスもあり、大型で安定感のある銘柄を押し目で拾いたい投資家に向いた銘柄として紹介されていました。

任天堂は大型優良株の押し目候補として継続注目

最後に紹介されていたのが任天堂です。日経平均が高い局面でも安くなっている代表的な大型株のひとつとして挙げられていました。

任天堂は、日本を代表するIP企業であり、ポケモンなど強いコンテンツ資産を持っています。その一方で、半導体不足などによってハード販売が想定通り進まない懸念もあり、株価は大きく調整していると説明されていました。

この銘柄の難しさは、将来の強さが見えている一方で、短期的には供給制約や販売動向など読みにくい材料が多いことです。だからこそ、今の株価をどう見るかで投資判断が分かれやすい銘柄でもあります。

動画では、業績そのものはそこまで悪くなく、足元も比較的堅調で、自己資本比率も非常に高いと説明されていました。時価総額10兆円規模の企業でありながら、株価が押している局面は、長期投資家にとっては監視価値が高いといえます。

もっとも、100株単位で買うには投資額が大きいため、10株などの単元未満株で少しずつ買う方法も検討できると紹介されていました。大型優良株に無理なく参加する方法として、初心者にも参考になる考え方です。

追加解説

今回の動画で重要だったのは「指数ではなく個別を見る」こと

今回の動画の本質は、単なる10銘柄紹介ではありません。最も大事なのは、「相場全体が上昇していても、個別では安い銘柄が残っている」という視点です。

投資初心者の方は、つい日経平均やTOPIXの数字だけを見て判断してしまいがちです。しかし実際の投資成果を左右するのは、どの銘柄をどの価格で持つかです。指数が高くても、自分が狙う銘柄が過度に売られているなら、それはチャンスになり得ます。

今回挙がった銘柄は、優待株、配当株、大型株、生活密着型企業などさまざまでしたが、共通していたのは「何らかの理由で株価が売られている一方、完全には魅力が失われていない」という点です。このギャップを見つけられるかどうかが、個人投資家にとっては大きな差になります。

優待利回りだけで飛びつかない姿勢も大切

一方で、動画では高利回り銘柄の怖さにも触れられていました。特に北田のように総合利回りが10%を超える銘柄は、一見すると非常に魅力的ですが、その裏で減配リスクや業績不安を抱えている可能性もあります。

株主優待投資は、楽しみながら続けられる点が魅力です。しかし、優待や配当の数字だけを見て買うのではなく、その原資となる利益や財務がしっかりしているかを見ることが大切です。優待株投資は、表面利回りの高さよりも、制度の継続性と企業の安定性を重視したほうが、長い目では失敗しにくいといえます。

地政学リスクは今後も市場の変動要因になり得る

動画の終盤では、中東情勢を背景とした原油価格の変動や戦争再燃リスクにも言及されていました。今は2週間の停戦といった一時的な落ち着きがあっても、再び緊張が高まれば原油価格が上昇し、日本株の一部セクターに大きな影響が出る可能性があります。

つまり、今後も相場全体は上下に振れやすく、個別株の値動きも大きくなるかもしれません。だからこそ、普段から「安くなったら欲しい銘柄」を整理しておくことが大切です。今回の動画で紹介された10銘柄は、その候補リストを作るうえでの参考材料として見ると有益です。

まとめ

今回の動画では、日経平均が高い局面でも、個別では安くなっている銘柄が数多く存在することが改めて示されました。紹介されたのは、オリエンタルランド、イオン、7&iホールディングス、ツルハホールディングス、U-NEXT、北田、ソニーフィナンシャルグループ、王将フードサービス、大和ハウス工業、任天堂といった、知名度や実用性の高い企業が中心でした。

それぞれに、株主優待の魅力、配当の妙味、業績面での強さ、あるいは将来の回復期待など、注目すべきポイントがありました。一方で、減配リスクや決算の不透明感、統合後の見えにくさなど、慎重に見なければならない点もあります。

大切なのは、「上昇相場だから買えない」と決めつけないことです。指数が高くても、個別では十分に安い銘柄があり、その中に自分の生活スタイルや投資方針に合ったものが含まれている可能性があります。優待を重視するのか、配当を重視するのか、あるいは大型安定株を押し目で拾いたいのかによって、選ぶべき銘柄は変わってきます。

今後も地政学リスクや決算発表をきっかけに、相場は大きく動く可能性があります。そのたびに慌てて探すのではなく、今回のような動画を参考にしながら、平時から「安くなったら買いたい銘柄リスト」を持っておくことが、結果として落ち着いた投資判断につながるのではないでしょうか。

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