※この記事は【お金のニュース】世界同時株安で、伝説の投資家・清原達郎氏がやっていたこと【リベ大公式切り抜き】の内容を基に作成しています。
【結論】暴落時には感情に惑わされず、高配当株を冷静に買い増すことが大切
世界同時株安が起きたとき、伝説の投資家・清原達郎氏が取った行動は「暴落局面で優良な高配当株を大量に買い増す」ことでした。
彼はトランプ大統領の政策による混乱を「人災(=人為的な災難)」と冷静に見極め、むしろ株価が下がったことを好機ととらえて、数十億円単位で配当狙いの株を購入しています。
これが今回の一番大きなポイントです。
つまり、感情に振り回されず、財務が安定した高配当株を安いところで仕込むことが、長期で資産を増やすうえで有効だということです。
伝説の投資家・清原達郎氏が伝える相場観
清原氏はインタビューで、今回の世界同時株安をどう捉えたかについて、こう述べています。
- 「今回の下げは単なる人災」
- 「トランプ大統領は最も嫌われた大統領として人生を終わらせたいとは思っていないはず」
- 「だからどこかで方針転換があるだろう」
つまり、暴落の要因は経済的なファンダメンタルズではなく、「人間の感情」や「政策ミス」だと考えたわけです。
ここで重要なのは、「自然現象」ではなく「人間が作った混乱」である以上、やがて冷静さを取り戻す可能性が高いと読んだ点です。
これは、株価が人間の感情によって動く側面を重視しているからこそできる判断です。
経済の教科書に書いてある理論だけでは、こうした局面ではうまく対応できません。
実際に清原氏が購入した銘柄は?
では、清原氏は具体的にどんな銘柄を買ったのでしょうか。
彼が注文を入れたのは【4月7日の午後】です。
このタイミングで、以下の銘柄を買い増しました。
銘柄名 | 特徴 |
---|---|
大和証券グループ本社 | 日本有数の総合証券会社、安定した財務基盤 |
みずほフィナンシャルグループ | 大手メガバンクグループ、配当利回りが高い |
三井住友フィナンシャルグループ | 業界屈指の財務健全性を持つ大手銀行 |
これらはいずれも、
- 財務が健全(現金が豊富、借金が少ない)
- 業績が堅調(売上・利益が安定して伸びている)
- 配当が安定している(減配リスクが低い)
といった特徴を持っています。
清原氏は「配当利回り4〜5%」の水準でこれらを拾う戦略を取りました。
なぜ高配当株なのか?
清原氏は長年の投資経験から「株価は感情によって大きく変動するが、配当金は株価ほど激しく変動しない」という事実を重視しています。
【株価と配当金のイメージ図】
項目 | 株価 | 配当金 |
---|---|---|
変動性 | 非常に大きい(1日で数%動くことも) | 緩やか(年1回か年2回の見直し) |
感情の影響 | 受けやすい(暴落やバブル) | あまり受けない(業績に連動) |
長期投資家にとっては、株価の上下に一喜一憂せず、安定したインカムゲイン(配当収入)を積み上げることが重要です。
特に今回のような急落局面では、むしろ積極的に買い向かうべきタイミングだというわけです。
歴史的背景:「人災」による株価暴落は過去にもあった
清原氏が今回「人災」と表現したのは、過去にも似たような例があるからです。
例えば、
- 1987年のブラックマンデー:プログラム売買の暴走による暴落
- 2008年のリーマンショック:リスク管理不足が引き起こした金融危機
いずれも、「自然災害」や「必然的な経済崩壊」ではなく、人間の判断ミスや制度設計の欠陥によるものです。
しかし、その後の市場は時間をかけて回復しました。
今回もまた、歴史のパターンに当てはめれば「いずれ正常化する」という見方ができるわけです。
今後、投資家がやるべきこと
清原氏の行動から学べる教訓は非常にシンプルです。
- 相場の暴落を恐れない
- 財務健全・安定配当の銘柄に注目する
- 利回り4〜5%の水準で淡々と買い増す
- 株価ではなく、配当収入に着目して運用を続ける
この姿勢こそが、長期で資産を守り育てる王道の方法です。
まとめ
今回の記事では、世界同時株安を受けた伝説の投資家・清原達郎氏のリアルな対応についてまとめました。
- 暴落はむしろチャンス
- 人災に過剰反応しない
- 感情よりも配当と財務を見る
- 落ち着いてコツコツと高配当株を拾う
この考え方は、特に高配当株投資を志向する人にとって、大いに参考になる内容です。
ぜひ今後の投資活動に活かしてみてください。
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