結論:正しい知識と交渉術があれば、中古住宅の購入で100万円以上お得にできる!
マイホーム購入は、人生で最も大きな買い物の一つ。しかし「中古物件でも高くて手が出せない…」と悩む人も多いはずです。実は、ちょっとした知識と戦略を持つことで100万円以上お得に家を購入できる可能性があるのです。
今回の動画では、リベ大の両学長が初心者向けに「中古マイホームを上手に値切る6つのコツ」を徹底解説してくれました。

中古住宅の3つのメリット
1. 価格が手頃でコスパが良い
新築には「新築プレミアム」と呼ばれる割高価格がついています。例えば、築20年の物件なら価格が底値に近づき、それ以上の下落リスクが少なくなります。特にマンションは築20〜25年を狙うとお得です。
築年数 | 傾向 |
---|---|
新築〜5年 | プレミアム価格で高め |
築20年以降 | 建物価値が反映されず価格安定 |
築30年超 | 建物価値はほぼゼロ、土地代のみが価格に反映 |
2. リスクが見える化されている
実際に建っていて、周囲の環境や住民も確認できるため、手抜き工事やトラブルのリスクが少ないです。周辺住民の様子や陽当たり、シックハウスなどの健康被害も確認できます。
3. 相場が分かりやすい
過去の売買履歴が確認できるため、「この価格が妥当か?」が判断しやすいです。例えば、同じマンションの別の部屋が数年前にいくらで売られていたかなどがすぐに分かります。
中古住宅を安く買うための6つの値切りテクニック
1. 閑散期を狙う
不動産取引には繁忙期と閑散期があります。値引きが通りやすいのは5月〜8月と11月〜12月上旬です。この時期はライバルが少ないため、売主が価格を下げやすくなります。
時期 | 状況 |
---|---|
1〜3月 | 繁忙期(新生活準備) |
5〜8月 | 閑散期(狙い目) |
9月 | 転勤準備で若干活発 |
11月〜12月上旬 | 閑散期(再度狙い目) |
2. 売り手の事情を聞き出す
「住み替え」「離婚」「相続」など、売主に早く現金化したい理由があると、値引きに応じてもらいやすくなります。仲介業者と信頼関係を築けば、こうした情報も引き出しやすくなります。
3. 対抗馬を引き合いに出す
他に似た条件でより安い物件がある場合、それを材料に値下げ交渉が可能になります。
例えば「徒歩7分で5平米広い部屋が3,800万円で出てますよね」といった具合に自然に話を振ります。
4. ダメ出しと褒め言葉をセットで使う
ただ値引きしてくれと頼むだけではなく、「お風呂場の老朽化が気になるけど、それ以外はとても気に入ってます。だからこそリフォーム費用分だけ値引きを…」というように感情にも配慮しましょう。
リフォームの相場感も重要です:
設備 | 寿命 | 費用相場 |
---|---|---|
ユニットバス | 15〜20年 | 100万円〜 |
トイレ | 15年 | 20〜40万円 |
キッチン | 20年 | 100〜150万円 |
フローリング | 状況による | 30〜50万円程度 |
5. 自分の強みをアピール
- 上場企業勤務・公務員(ローン審査に強い)
- キャッシュ購入可能(スピード感あり)
- 以前に不動産を買った経験あり(信用高)
また、予算は少し低めに伝えるのがコツです。 例:本当は4,000万円まで出せる → 「予算は3,500万円」と伝えることで交渉が有利に。
6. 「端数」に着目する
多くの物件が「3,980万円」など、語呂の良い価格設定になっていますが、この端数の80万円程度は交渉で下げてもらえる余地があることが多いです。
実際、売出し価格と成約価格の差は平均で10〜30%ほどもあります。
地域 | 売出し価格(平米単価) | 成約価格(平米単価) | 差 |
---|---|---|---|
首都圏(築16〜20年) | 86.2万円 | 74万円 | 約17%差 |
まとめ:値切りのコツを活かして賢く買おう
最後に、動画で紹介された中古住宅の値切り術を簡単にまとめます。
中古住宅の3つのメリット
- 価格が手頃
- リスクが事前に見える
- 相場が分かりやすい
値切りの6つのコツ
- 閑散期(5〜8月、11〜12月)を狙う
- 売主の事情(住み替え、離婚、相続)を聞き出す
- 類似物件を引き合いに出す
- ダメ出し+褒め言葉で交渉する
- 自分の強みをアピールし予算は少なめに伝える
- 端数80万円の値下げを狙う
最後に
住宅購入は「不動産投資の一種」とも言えます。投資で大切なのは、無知な状態で突っ込まないこと。今回の動画を通じて、初級者でも知識武装することで損を避けられることが分かりました。
100円安く買う買い物を1万回繰り返すよりも、100万円安く買う家1件の交渉の方が圧倒的に効率的です。
「マイホームが欲しいけど資金に不安がある」という方は、ぜひ本記事を参考に、賢い交渉で理想の住まいを手に入れてください。
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