※この記事は「中長期投資の極意について。これからの時代は中長期。」という動画を基にまとめています。
目次
結論:これからの時代は中長期投資が主流
動画の結論は明確です。
短期売買、特にデイトレードで勝つのは難しくなっており、今後は中長期投資が中心になっていくという考えです。ただし「中長期投資」と一口に言っても、目的や資金規模によって戦い方が大きく変わります。
小資金なら短期、中長期なら安定か成長か
- 資金が少ないうちは、バリュー株を長期で持っても資産は増えにくい。
例:100万円を5年で3倍にしても300万円。バイトを1つ増やす方が早いケースもある。 - そのため、ある程度資金が少ない人は短期〜スイングで資金を増やすのが効率的。
- 一方、資金がまとまれば中長期で配当や成長株投資を狙う戦略が有効になる。
デイトレ・スキャの思考は無駄にならない
- デイトレードやスキャルピングの思考法(受給の把握、需給の偏りを読む力)は、中長期投資でも役に立つ。
- ファンダメンタルズ投資家は企業の数字やビジネスモデルを中心に見るが、著者は依然として「需給」を重要視。
- 「ファンダ+需給」をミックスすることで、中長期の投資判断も強化される。
中長期銘柄の選び方
- 配当狙いの場合
- 減配していないか
- PBR(株価純資産倍率)が低いか
- 現金保有が厚く、赤字でも配当を維持できそうか
- 値上がり益狙いの場合
- 売上や利益がしっかり成長しているか
- 成長率がすでに株価に織り込まれていないか
- 予想以上の成長を達成できるか
機関投資家の動きはどう見る?
- 基本的には機関投資家の動きを意識して投資判断することはない。
- ただし「明らかに個人ではない買い」が入っているときは心強く感じることがある。
- しかしそれを根拠に売買することは少なく、あくまで参考程度。
信用取引と中長期投資
- 中長期でも信用取引を積極的に使う。
- 信用の買い残や貸借倍率は気にしない。
- 期限(半年)が来れば現引きして現物に移すなど柔軟に対応。
中長期は「読みにくさ」との戦い
- デイトレをやっていた時代は「1分先を読む方が1か月先より簡単」と感じていた。
- 中長期になると、コロナの緊急事態宣言やオリンピック無観客など、予測不可能なイベントが増える。
- 1年後の経済を読むことすら困難であり、その分リスク分散や柔軟な思考が重要になる。
利確・損切りラインの考え方
- 中長期では「チャートの値動き」より「ファンダメンタルズ」が基準。
- 例:NFT関連株を買っていたが、大手企業が続々参入したことで「小型株の優位性が崩れた」と判断し損切り。
- ファンダが変わったら即撤退し、状況が変われば再度エントリーする。
- 売って終わりではなく「その後の経過を観察し、学びに生かす」ことが重要。
まとめ
- デイトレは難易度が高く、勝ちにくい時代。これからは中長期投資が主流。
- ただし資金が少ないうちは短期〜スイングで増やす方が効率的。
- 中長期投資では「配当安定型」と「成長期待型」に分け、目的を明確にすること。
- デイトレやスキャの需給分析スキルは中長期にも活かせる。
- ファンダメンタルズが崩れたら潔く損切り、変化を観察し次に活かす柔軟さが大切。
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