借金=悪と思う人が「お金持ち」になれない理由

住宅ローンについて解説した動画です。

借金=悪だと思われがちですが、実はそうではありません。
本動画では住宅ローンと団体信用生命保険(団信)について、保険の要素を含めて詳しくお話ししています。

目次

団体信用生命保険(団信)とは?

住宅ローンと切っても切り離せないのが団体信用生命保険(団信)です。

団信は、住宅ローンを組んだ人が死亡したり、高度障害になった場合に、そのローンがチャラ(つまり、完済)になるという保険です。

最近では、癌や心筋梗塞などの病気に対してもカバーされるようになっています。例えば、癌と診断されたらその時点で住宅ローンが完済されるというオプションもあります。

例えば、30歳の男性が3000万円の住宅ローンを組んだとします。これに癌オプションを付けたとします。

この男性が万が一、癌と診断された場合、その時点で残りの住宅ローンが全額免除されるのです。これは非常に大きなメリットであり、特に癌の早期発見が進んでいる現代においては、有効な保障と言えます。

筆者補足
団信は自殺でも適用されることがあります。
私が実際に住宅ローンを組む際に担当者に聞いたところ、年に数件程度は自殺で住宅ローンの支払いがゼロになるケースがあるようです。

住宅ローンの魅力とメリット

多くの人は「住宅ローン=借金」と捉え、できれば避けたいと考えます。

しかし、住宅ローンには多くのメリットがあります。例えば、住宅ローンの金利は非常に低く抑えられており、現金一括購入よりもメリットが多い場合があります。

低金利のメリット

現在の日本では、住宅ローンの金利は0.3%程度と非常に低い水準です。

この低金利を利用して、手元の現金を他の投資に回すことができます。例えば、年利5%のアメリカ国債やリート(不動産投資信託)に投資することで、住宅ローンの金利との差額で利益を得ることが可能です。

繰り上げ返済の是非

日本人には住宅ローンの繰り上げ返済を好む傾向がありますが、実はこれが必ずしも賢い選択とは限りません。

繰り上げ返済をすることで手元の資金が減り、他の投資機会を逃すことになります。

特に、金利が低い今の時代では、無理に繰り上げ返済をするよりも、その資金を運用に回す方が有利な場合が多いです。

具体的なシミュレーション

例えば、3000万円の住宅ローンを組んでいる場合、年利0.3%の金利を払っているとしましょう。

この金利を考えると、手元に3000万円を持っていて、それを年利5%の投資に回すと、年間で約135万円の利益が得られます。

一方で、繰り上げ返済をした場合、この利益を得る機会を失うことになります。

住宅ローンの上手な活用法

住宅ローンは、庶民が資産を築くための有力なツールです。住宅ローンをうまく活用することで、家賃を支払う代わりに資産を築くことができます。

これは、家賃を払い続けることが単なる支出であるのに対し、住宅ローンは資産形成につながるという点で大きな違いがあります。

家賃と住宅ローンの違い

家賃は毎月支払うだけで手元に何も残りませんが、住宅ローンを支払うことで最終的に自分の資産となる家を手に入れることができます。

例えば、35年間の家賃を支払い続ける場合、仮に月10万円の家賃を支払っていたとすると、総額4200万円を支払うことになります。一方、同じ金額を住宅ローンに充てた場合、その家が自分のものになるのです。

団信の加入と不加入の選択

住宅ローンを組む際には、団信に加入するかどうかを選ぶことができます。

団信に加入することで、万が一の際に住宅ローンが免除されるという安心感を得ることができますが、その分金利が若干高くなることもあります。

団信のコストとメリット

例えば、団信に加入することで金利が0.2%程度上乗せされる場合があります。これはオプションによっても変わります。

しかし、その代わりに万が一の際には住宅ローンが完済されるという大きなメリットがあります。この選択は、個々の家族の状況やリスク許容度に応じて検討する必要があります。

他に生命保険などを利用している方は、団信自体も保険になっていることも考慮してオプション等を考えると良いでしょう。

結論

住宅ローンは、ただの借金ではなく、資産形成のための有力なツールです。団信を活用することでリスクを軽減し、低金利を活用して他の投資に資金を回すことで、さらに資産を増やすことが可能です。住宅ローンを賢く利用することで、豊かな人生を築く一助となるでしょう。

皆さんもぜひ、住宅ローンと団信を上手に活用して、より豊かな生活を目指してみてください。けしていきますので、ぜひブログをチェックしてみてくださいね。

知っておきたい専門用語集

  • 住宅ローン:住宅購入のために金融機関から借りる長期的な借入金
  • 団体信用生命保険(団信):住宅ローンを借りた人が死亡または高度障害になった場合にローンが完済される保険
  • 繰り上げ返済:ローンの返済期間を短縮するために予定より多く返済すること
  • 金利:借入金に対して支払う利息の割合
  • フラット35:日本の長期固定金利住宅ローン
  • ガン団信:癌と診断された場合に住宅ローンが完済されるオプション付きの団信
  • スプレッド:異なる金利の差額から得られる利益
  • キャッシュ:現金で支払うこと
  • リート(REIT):不動産投資信託、投資家から集めた資金を不動産に投資し、収益を分配する金融商品
  • 元本:借入金の元となる額
  • 年利:1年間の利息の割合
  • 掛け捨て:保険の一種で、保険金を受け取らずに保険料を支払い続けること
  • 積み立て投資:一定期間ごとに定額を投資していく方法
  • 障害年金:障害状態にある人に支給される年金
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