健康優待拡充と銀行株の異次元高騰が示す現在の株式市場の実態と暴落銘柄の見極め方

本記事は、YouTube動画「健康優待拡充!銀行は異次元!暴落注目銘柄も」の内容を基に構成しています。

目次

株式市場は好調だが「中身」は大きく変化している

2026年1月14日の東京株式市場は、日経平均株価が一時5万4000円台に乗せるなど、極めて強い動きを見せました。表面的には「株高一色」のように見えますが、その中身を細かく見ると、明確なセクター間格差が生まれています。

特に銀行株や資源株は異次元とも言える上昇を続ける一方で、個別銘柄では暴落するものも少なくありません。

今回の動画では、そうした相場環境の中で、健康につながる株主優待を拡充した第1生命ホールディングス、爆上げを続けるメガバンク、そして急落している銘柄の実態が取り上げられています。

日本株高の正体は「金融株主導」

現在の日本株高の中心は、ハイテク株ではなく金融株です。日銀による利上げ観測が強まる中で、銀行の収益環境が劇的に改善すると市場が判断しているからです。

銀行は金利が上がると、貸出金利と預金金利の差である利ざやが拡大します。長らくゼロ金利に苦しんできた日本の銀行にとって、金利上昇はまさに追い風であり、投資家が一斉に銀行株に資金を入れている状態です。

この流れの中で、株主優待を重視する個人投資家向けの銘柄も再び注目され始めています。

第1生命ホールディングスの健康優待拡充が意味するもの

100株から株主優待がもらえるようになった意義

証券コード8750の第1生命ホールディングスは、これまで400株以上保有しなければ株主優待を受け取れませんでした。しかし今回の拡充により、100株保有でも優待が受けられるようになりました。

これは個人投資家にとって非常に大きな変更です。株価が上昇した現在でも、少額から参加できる仕組みに変わったため、投資のハードルが一気に下がりました。

優待の中身は「健康で稼ぐ」仕組み

この株主優待の最大の特徴は、単なる商品券ではなく、ヘルスケアアプリを通じてポイントが付与される点にあります。

初年度は以下のポイントが用意されています。

初回登録ポイント500円相当
ベースポイント1000円相当
活動ポイント最大1000円相当

合計で最大2500円相当になります。翌年以降は最大2000円相当が継続して付与される仕組みです。

活動ポイントは「運動すればするほど増える」

活動ポイントは、アプリ内で以下のような行動をすると加算されます。

ログインで1ポイント
エクササイズ動画視聴で1ポイント
体重記録で2ポイント

このように、健康行動とポイントが結びついているため、「株主優待を取るために健康になる」という珍しい仕組みになっています。

1000円を稼ぐために運動するというのは一見割に合わないように見えますが、健康はお金では買えないため、実質的には非常に価値のある優待と言えます。

配当と合わせると総合利回りは約4%

第1生命の配当利回りは約3.6%で、これに株主優待を加えると100株保有でも総合利回りは約4%を超えます。金融株としての収益性と、個人投資家向けの優待の両方を備えた銘柄となっています。

銀行株はまさに異次元の上昇

メガバンクが連日の急騰

この日の市場で最も目立ったのがメガバンクです。

三菱UFJフィナンシャル・グループは約3.5%上昇
三井住友フィナンシャルグループは約2.6%上昇

これらは日経平均の上昇率1.5%を大きく上回っています。ここ数週間、5%近い上昇を見せる日もあり、まさに異次元の値動きです。

利上げが続けば銀行の収益はさらに拡大する

日銀総裁の発言や経済指標を見る限り、日本の金利は今後も段階的に引き上げられる可能性があります。利上げが進めば、銀行の利益はさらに拡大しますが、その期待はすでに株価にかなり織り込まれています。

株価が上がれば含み益は増えますが、それは同時に「いつか下がるかもしれない」という不安も増えるということです。動画内でも、含み益が増えながらも、どこか切なさを感じる投資家心理が語られています。

商社や資源株も強烈な上昇を見せている

銀行株と並んで強いのが商社と資源関連銘柄です。

三菱商事は株価が4000円を突破し、分割前換算で約12000円に到達しました。
双日も約2.6%上昇し、右肩上がりのトレンドが続いています。

資源価格の上昇や国策テーマが追い風となり、これらの銘柄にも資金が集中しています。

暴落銘柄にこそ次のチャンスが潜んでいる

電通は1日で約11%下落

電通は海外事業売却の交渉が破綻する可能性が報じられ、1日で約11.29%も下落しました。日本を代表する広告代理店である電通がここまで売られるのは、投資家の失望がいかに大きいかを示しています。

ただし、長期的に見れば、企業価値そのものが消えたわけではありません。さらに下がる局面があれば、逆に買い場になる可能性もあります。

湖池屋スピリッツと株主優待の魅力

湖池屋スピリッツは株価が約4.2%下落しましたが、3月の権利で3000円相当のお菓子がもらえる株主優待があります。配当と合わせた総合利回りは魅力的な水準まで上がっています。

ナンバーワンは株主優待廃止でストップ安

ナンバーワンはクオカードデジタルギフトの株主優待を廃止し、株価はストップ安となりました。配当は増やしたものの、優待狙いの投資家が一斉に売りに回った結果です。

この事例は、優待銘柄に安易に飛びつくリスクをはっきりと示しています。

タマホームの決算が示した「折り込み済み」の怖さ

タマホームは今期利益が52%下方修正されましたが、株価は下がるどころか上昇しました。これは悪材料がすでに株価に織り込まれていたためです。

配当利回りは約5.4%、株主優待も2000円相当があり、数字だけを見ると非常に魅力的ですが、業績の悪化が続けば将来の減配リスクもあります。

追加解説 投資で最も大切なのはスタンス

相場が好調なときほど、「売るべきか、持ち続けるべきか」という迷いが強くなります。しかし、逆張りと順張りを行き来するのは最も勝率を下げる行動です。

自分は配当狙いなのか、成長株狙いなのか、優待狙いなのか、そのスタンスを明確にし、それを崩さないことが長期的な資産形成につながります。

まとめ

現在の日本株市場は、銀行株と資源株を中心に異次元の上昇が続いています。その一方で、電通や優待廃止銘柄のように急落する株もあり、銘柄選別の重要性はかつてないほど高まっています。

第1生命の健康優待のように、企業と株主の関係が新しい形に進化している一方で、ナンバーワンのように株主を裏切る形の優待廃止も存在します。

相場が好調な今こそ、自分の投資スタンスを明確にし、配当、優待、成長性のどこを重視するのかを決めた上で、冷静に銘柄を選ぶことが重要です。好調な市場に浮かれすぎず、次の調整局面に備える視点を忘れないことが、長期的な成功につながります。

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