※本記事は、株主集団ライダー氏による動画「結局暴落で再び安値突入 注目高配当・優待」という内容をもとに執筆しています。
結論:株価急落で割安感増大!今が狙い目の高配当&優待銘柄とは?
2024年6月現在、日経平均は堅調ながら、一部の個別銘柄では権利落ち後の下落や不祥事報道、業績懸念などを背景に株価が急落しており、かえって高利回り・割安感が際立つ銘柄が増えています。
今回は、そうした中から注目すべき高配当&株主優待銘柄を7つピックアップし、それぞれのポイントを解説します。
目次
①【7338】FPパートナー
- 業種:保険代理店大手
- 株価:約2,700円(直近は2,000円割れも)
- 配当利回り:約4.2%
- 株主優待:クオカード3,000円×年2回(利回り換算6.7%相当)
ポイント:
- 過去に株価7,000円超→現在は3分の1以下に急落。
- 不祥事報道で暴落後、権利落ち・失速し安値圏に。
- 自己資本比率65%と財務は堅実。
- 一方、第1四半期のEPSが想定以下(約20円)で、通期予想80円に届かない可能性が懸念材料。
評価:高利回りで魅力的だが、優待・配当の「維持」が前提条件。リスクも高め。
②アドバンスクリエイト
- 業種:保険商品販売・通販型保険サービス
- 株価:一時200円台まで下落→反発基調
- 株主優待:カタログギフト(2,000円相当)
ポイント:
- 一時大きく売られたが、現在は反発傾向。
- 業績回復とともに優待・配当の復活に期待。
評価:反発初期段階。配当・優待の「再開余地」が魅力。
③【9504】中国電力
- 業種:電力・エネルギー
- 株価:ピーク1,260円 → 現在約685円
- 配当利回り:3%以上
- 配当性向:約12%
ポイント:
- 財務安定、過去には高配当を実現していた。
- 配当50円復活なら、配当利回り大幅上昇の可能性。
- IRでは「自己資本比率改善で配当方針見直し」との言及あり。
評価:復配・増配余地が大きい割安電力株。中長期で狙いたい銘柄。
④【9508】九州電力
- 業種:電力
- 株価:2,000円台→約1,200円まで下落
- 配当利回り:4.2%前後
ポイント:
- 長期的に見ると株価は割安。
- 業績の赤字続きが懸念されるが、現在の配当利回りは魅力的。
評価:リスクを許容できるなら高配当狙いで検討。
⑤【8304】あおぞら銀行
- 業種:銀行
- 株価:下落基調、含み損を抱える投資家多数
- 配当利回り:高め
- 配当回数:年3回または4回(※要確認)
ポイント:
- 大型減配を経験し株価も下落。
- それでも現状の利回りは依然高く、復活期待も。
評価:減配の傷が癒えるまでやや時間が必要。配当頻度の多さが魅力。
⑥【5834】ヒロセ銀行ホールディングス
- 業種:地方銀行
- 株価:安定推移(1,200円前後)
- 配当利回り:約4.4%
- 株主優待:500円のクオカード(実質利回り+0.4%)
ポイント:
- 配当+優待でトータル利回りが高水準。
- 地銀銘柄にしては価格変動が安定。
評価:小型高配当株として安定感あり。地銀セクターで注目。
⑦【1419】タマホーム
- 業種:住宅建設
- 株価:約3,390円(下落トレンド)
- 配当利回り:約5.8%
ポイント:
- 業績懸念から株価下落、権利落ちの影響も大きい。
- 配当利回りは高いが、次期決算の見通しが焦点。
- 7月11日の本決算で「増配継続」が確認できるか要注目。
評価:増配継続できれば魅力大。ただし決算リスクあり。
番外編:イオンリート
- 投資対象:商業施設リート
- 株価:一口12万6,300円
- 分配金利回り:高水準(具体数値未記載)
ポイント:
- 株価下落中だが、安定した分配金が魅力。
- 「イオンブランド」の信頼性も投資判断の一要素。
評価:インフレ耐性のあるインカム型投資先として注目。
市場が静かな今こそ“仕込み時”か?
現状、日本株は全体として大きな方向感が見えづらい状況ですが、**個別株では「暴落=チャンス」**と捉えられる局面も出てきています。とくに高配当・優待株は、安定したインカムを狙える反面、リスクも存在するため、次のような視点での検討が重要です。
- 減配リスクや業績悪化の兆候は?
- 優待廃止の可能性は?
- 財務基盤は健全か?
ボーナスシーズンの活用も視野に
6月〜7月はボーナス時期でもあります。この時期に資金が手元にあるなら、高配当・優待銘柄への分散投資を検討するのも選択肢の一つです。欲しいものをグッと我慢して、「将来のための投資」に充てるという視点も大切です。
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