有事局面で注目集まる金投資 新NISAで買えるおすすめゴールドファンド7選と為替ヘッジの選び方をわかりやすく解説

本記事は、YouTube動画『【有事の今こそ】新NISA対象のおすすめゴールドファンド7選を紹介|為替ヘッジの選び方や私が注目しているコモディティ投信も紹介!』の内容を基に構成しています。

中東情勢の緊張や原油高、インフレ懸念などを背景に、改めてゴールド投資への関心が高まっています。特に2026年は、株式市場の先行き不透明感が意識される中で、「新NISAで分散投資を進めたい」「株だけの資産配分で本当に大丈夫なのか不安」と感じている人も少なくありません。

今回の動画では、こうした有事局面においてゴールドがなぜ注目されるのかを整理したうえで、新NISAで買えるおすすめのゴールドファンド7本が比較されています。あわせて、多くの投資初心者が迷いやすい「為替ヘッジあり・なしの違い」や、ゴールド以外に注目するコモディティ投信についても紹介されています。

本記事では、動画の内容をもとに、ゴールド投資の基本からファンド選びの考え方まで、初心者にも分かりやすく丁寧に整理していきます。

目次

なぜ今ゴールドが注目されているのか

まず押さえておきたいのは、ゴールドが単なる「守りの資産」ではなく、実際には高い存在感を持つ投資対象になっているという点です。

動画では、足元のゴールド相場について、2月28日に米軍とイスラエル軍がイランに対して大規模な攻撃を開始して以降、ニューヨーク金先物が一時5400ドル台まで急騰したと説明されています。

その後は有事のドル買いや損失補填の売りによって調整が入り、3月中旬時点では5000ドル前後で推移しているものの、それでも年初来では約16%上昇しているとされています。

安全資産というイメージが強いゴールドですが、実際には相場環境によっては高いリターンを示すことがあるというわけです。

動画では、ゴールド上昇の背景として大きく2つの要因が挙げられています。1つ目は地政学リスクの高まりです。イラン情勢だけでなく、ロシア・ウクライナ戦争の長期化、台湾海峡をめぐる米中対立など、国際情勢の不安定さが続いているため、投資家が「とりあえず安全資産として金を持っておこう」と考えやすい環境になっています。

2つ目は、世界各国の中央銀行による大量購入です。

動画では、2022年以降、中央銀行が3年連続で年間1000トンを超える規模で金を買い増していると説明されています。これは年間生産量の約3割に相当するとされており、需給面から見ても価格の押し上げ要因になりやすい構図です。

背景には、ロシアのウクライナ侵攻後にドル建て資産が凍結されたことを受け、「ドル以外の安全資産を持っておく必要がある」との意識が強まったことがあるとされています。つまり、ゴールドは単なる伝統的な安全資産ではなく、国際金融秩序の変化の中で再評価されている面もあるのです。

ゴールドは本当に有事に強いのか

ゴールド投資に興味が出てくると、多くの人が気になるのが「本当に有事に強いのか」という点です。動画では、過去の戦争や紛争時のデータをもとに、その傾向が解説されています。

まず株式市場については、戦争が始まった直後には投資家の動揺によって5%から10%程度急落するケースが多いと説明されています。

ただし、その後は回復するパターンも多く、戦争開始から1年後の株価は平均で約11%上昇しているとのことです。マーケットは先を読んで動くため、戦争開始直後のショック安のあと、財政出動や早期停戦期待などを織り込みながら回復していく傾向があるとされています。

一方でゴールドはどうかというと、1970年代のベトナム戦争やオイルショックの時期には約400%上昇、2001年から2011年のいわゆるテロとの戦いの期間には約570%上昇、さらに2022年以降のロシア・ウクライナ侵攻以降でも60%以上上昇していると動画では紹介されています。

ここで重要なのは、中東で紛争が起きると原油価格が上がりやすく、それがインフレ懸念につながるという点です。ゴールドは実物資産であり、インフレに強い資産として見られやすいため、中東有事では特に追い風を受けやすいと説明されています。

今回のイラン情勢でも、ホルムズ海峡の事実上の封鎖によって原油価格が100ドルを突破する場面があり、この構図が意識されたと語られています。

ただし、動画では「有事の金は万能ではない」とも注意喚起しています。

今回も、攻撃直後に金先物が急騰した一方で、その後に5000ドルを割り込む場面がありました。これは米国の高金利を背景にドルが買われたことや、株式市場の急落で損失を抱えた投資家がゴールドを売って現金化したことが影響したと説明されています。

つまり、短期的には複雑な動きを見せることもあるものの、中長期では有事に強い資産として機能しやすい、というのが動画全体の整理です。

ゴールドをポートフォリオにどれくらい組み入れるべきか

動画では、ゴールドの組み入れ比率について、資産全体の5%から15%程度を目安にする考え方が紹介されています。

これは極端に大きな比率ではありません。あくまで株式中心の資産形成を基本としつつ、値動きの異なる資産を一部加えることで、相場急変時のクッション役を期待するという位置づけです。

S&P500やオルカンなど、株式100%の運用に不安を感じる人にとっては、心理面でも資産配分面でも意味のある選択肢だと動画では考えられています。

新NISAで買えるおすすめゴールド投資信託3選

ここからは、動画内で紹介された具体的なゴールドファンドを見ていきます。まずは投資信託3本です。

SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(通称 サクっと純金)

1本目は、SBI・iシェアーズ・ゴールドファンドです。動画では「サクっと純金」として紹介されています。

このファンドの最大の魅力は、信託報酬の安さです。年率0.1838%とされており、ゴールド投資信託の中ではかなり低コストな水準です。為替ヘッジあり・なしの2タイプがあり、どちらも新NISAの成長投資枠で購入できます。

運用面では、ブラックロックが運用する海外商品に投資し、LBMA金価格への連動を目指す形になっています。金の現物を保有する商品に間接的に投資するため、純粋なゴールド価格に近い値動きを狙いやすい点が特徴です。

動画では、純資産総額がヘッジなしタイプで3700億円を超えていることにも触れられており、低コストに加えて資金流入も強い人気ファンドとして位置づけられています。

楽天・ゴールド・ファンド

2本目は楽天・ゴールド・ファンドです。こちらも為替ヘッジあり・なしの2タイプが用意されており、新NISAの成長投資枠で購入可能と紹介されています。

信託報酬は年率0.2925%です。サクっと純金よりはやや高いものの、楽天証券で買えるゴールドファンドの中ではかなり低コストな部類とされています。動画では、2026年1月21日に運用開始された比較的新しいファンドであることにも触れられています。

投資対象はGLDMとIAUMという2つの低コスト米国ゴールドETFで、1本のETFに集中するのではなく分散投資している点が特徴です。設定後まだ日が浅いにもかかわらず、ヘッジなしが約230億円、ヘッジありが約39億円と順調に資金を集めていると説明されています。

動画では、サクっと純金との比較も行われており、信託報酬差は約0.11%とされています。一見小さく見える差でも、100万円を20年間運用すると約2.2万円の差になるとの試算が示されており、長期ではコスト差が効いてくると解説されています。

そのため、とにかく最安コストを重視するならSBI側に分がある一方、楽天証券をメインで使っている人にとっては、楽天証券内で使いやすい低コスト商品として魅力があるという整理でした。

三菱UFJ 純金ファンド(ファインゴールド)

3本目は三菱UFJ純金ファンド、通称ファインゴールドです。

このファンドの信託報酬は約0.99%で、前の2本と比べるとかなり高コストです。しかしその一方で、純資産総額は約1兆242億円と、ゴールド関連投信の中でも圧倒的な規模感を持つと説明されています。設定は2011年で、長期の運用実績がある代表的な商品です。

最大の特徴は、投資対象が国内ETF「金の果実」であることです。このETFは、国内に保管された金地金を裏付け資産としている現物国内保管型の商品であり、「日本国内に実物資産がある安心感」を重視する投資家には魅力があると動画では説明されています。

コストよりも、実績、規模、国内保管という安心感を重視したい人向けのファンドとして紹介されていました。

おすすめゴールドETF4選

続いて動画では、より低コストを狙いやすい選択肢としてゴールドETF4本が紹介されています。ETFは投資信託より売買の自由度が高く、長期コストを抑えやすい一方で、やや手間がかかる面もあります。

1540 金の果実

国内ETFとして紹介されたのが、1540「金の果実」です。

このETFは、日本で知名度の高いゴールドETFであり、国内に保管された金地金を裏付け資産にしている点が大きな特徴です。国際情勢が不安定なときに「自分の資産の裏付けが国内にある」という安心感を評価する人には向いているとされています。

一方で、連動対象が大阪取引所の金先物価格の理論値であるため、一般にイメージされる国際的な現物金価格と完全には一致しない可能性があるとも解説されています。先物価格には金利や保管コスト、将来需給の見通しなどが織り込まれるため、いわゆるベーシスが生じることがあるからです。

信託報酬は年率0.44%で、今回紹介されたETFの中では最も高めとされていました。つまり、歴史や国内保管の安心感と引き換えに、コストをどう受け止めるかがポイントになります。

GLD(SPDR Gold Shares)

米国ETFの代表格として紹介されたのがGLDです。

2004年に設定された歴史あるETFで、世界最大級の純資産総額と圧倒的な流動性を誇る商品として説明されています。大口取引でも売買しやすいという強みがあり、機関投資家から個人投資家まで広く利用されている定番商品です。

運用面では、投資家から集めた資金で金地金を保有し、ロンドンのHSBC銀行の金庫室で保管する仕組みになっており、金の果実の米国版のようなイメージで理解しやすいと動画では語られています。

ただし、経費率は0.4%で、他の米国ETFと比べるとやや高めです。そのため、実績と流動性を最重視する人向けの選択肢と言えそうです。

GLDM(SPDR Gold MiniShares Trust)

コスト重視の最有力候補として紹介されたのがGLDMです。

GLDと同じステート・ストリートが運営していますが、より個人投資家が買いやすいように設計されており、経費率は年率0.1%と非常に低い水準です。動画でも「ゴールドETFの中でも最安クラス」と強調されていました。

長期投資ではコスト差が効いてくるため、コストを極限まで抑えたい人にとって非常に魅力的な商品です。1口あたりの価格も比較的買いやすく、初心者でも取り組みやすい米国ETFとして評価されています。

IAU(iShares Gold Trust)

4本目はブラックロックが運用するIAUです。

経費率は年率0.25%で、GLDより低コスト、GLDMよりはやや高めという中間的な立ち位置です。2005年に運用が始まり、純資産総額や流動性でもGLDに次ぐ存在として長く人気を集めてきたと紹介されています。

動画では、GLDほどのコストはかけたくないが、GLDMよりは流動性や運用安定性を重視したい人に向いている、バランス型の有力候補として説明されていました。

7本をどう選べばよいのか

ここまで紹介された7本を整理すると、動画内の考え方はかなり明確です。

最もコストを重視するなら、投資信託ではサクっと純金、ETFではGLDMが有力候補です。楽天証券ユーザーであれば、楽天ゴールドファンドは使い勝手のよい低コスト商品として魅力があります。国内保管の安心感や長い運用実績を重視するなら、三菱UFJ純金ファンドや金の果実が候補になります。GLDは世界最大級の流動性と歴史を求める人向け、IAUはコストと安定性のバランスを取りたい人向けと位置づけられています。

つまり、絶対的な正解が1本あるのではなく、何を優先するかで選択肢が変わるというのがこの動画の結論です。

為替ヘッジあり・なしはどう選ぶべきか

ゴールドファンド選びで非常に重要なのが、為替ヘッジあり・なしの違いです。特に新NISAで投資信託を選ぶ場合、このポイントで迷う人は多いはずです。

動画では、為替ヘッジとは、円高円安といった為替変動による損益を軽減する仕組みだと説明されています。たとえば、1ドル160円のときに100ドル分のゴールドファンドを買うと、日本円では1万6000円です。ところが、その後ドル建て価格が変わらなくても、為替が1ドル120円になれば日本円換算では1万2000円になってしまいます。

このように、海外資産への投資では、資産そのものの値動きに加えて、ドル円相場の変動も円ベースの損益に影響します。為替ヘッジありの商品は、こうした影響を減らし、より純粋に金価格の値動きに近い成果を目指す設計です。

ただし、ヘッジにはコストがかかります。しかも現在のように、日本の金利が低く、米国の金利が高い局面では、そのコストが高くなりやすいと動画では解説されています。つまり、為替リスクを抑えられる反面、その分リターンが押し下げられる可能性もあるのです。

一方、為替ヘッジなしの商品は、円安になればリターンが上乗せされ、円高になればリターンが削られます。ここ数年は円安が続いてきたため、ヘッジなしのほうが高いパフォーマンスを示しやすく、実際に人気も集まっていると動画では説明されています。

為替見通しによって有利不利は変わる

動画では、為替ヘッジあり・なしの損益イメージについて、具体例を使って解説しています。

たとえば、金価格が10%上昇し、さらに円安が20%進んだ場合、ヘッジなしのほうが大きなプラスになりやすいです。逆に、金価格が10%下落し、さらに円高が20%進んだ場合には、ヘッジなしはダブルで打撃を受けやすくなります。このときヘッジありなら、為替による悪影響をかなり抑えられます。

また、金価格が10%上昇しても円高が20%進んでしまえば、ヘッジなしでは円換算のリターンがマイナスになる可能性もある一方、ヘッジありならプラスを確保しやすいという説明もありました。

つまり、どちらが良いかは、今後の為替見通しと、自分がどこまで為替変動に耐えられるかによって変わってきます。

動画では、足元では有事のドル買いで短期的に円安が続いているため、短期的にはヘッジなしが有利な局面とも言えるとしつつも、今後については慎重な見方も示されています。トランプ氏がドル高是正を求める発言をしていることや、FRBへの利下げ圧力、日本の利上げ局面入りなどを踏まえると、日米金利差が将来的に縮小し、円高へ転換する可能性もあるという考え方です。

そのため、「人気だからヘッジなし」と安易に決めるのではなく、自分の見通しに合わせるべきだと動画では繰り返し強調されています。迷う場合には、ヘッジありとなしを両方少しずつ持つという分散も1つの考え方として紹介されていました。

ゴールド以外に注目されるコモディティ投信とは

動画の後半では番外編として、ゴールド以外に注目する投資先として「eMAXISプラス コモディティインデックス」が紹介されています。

このファンドは新NISA対象ではなく、特定口座向けの商品として位置づけられています。連動対象はブルームバーグ商品指数トータルリターンで、エネルギー27.8%、農業28.2%、貴金属22.2%、工業金属16%、家畜5.8%という構成になっていると説明されています。

信託報酬は0.9%、純資産総額は約177億円、前年比でプラス56.79%という好調なパフォーマンスも紹介されていました。

この商品が注目される理由として、動画では「原油はあらゆるものに関わっているから」と説明されています。農作物の輸送、肥料、製造、物流など、幅広い分野で原油価格がコストに影響するため、原油高はエネルギーだけでなく農業コモディティや他の商品全体にも波及しやすいというわけです。

エネルギーと農業で全体の約56%を占めているため、原油高の恩恵を比較的受けやすい構成になっていると整理されています。ただし、コモディティ全般は価格変動が大きく、新NISA対象でもないため、初心者がいきなり大きく資金を入れる商品ではなく、理解したうえで活用すべき中級者向けの選択肢と見るのが自然でしょう。

この動画から見えてくる投資判断のポイント

今回の動画全体を通して一貫しているのは、「みんなが買っているから選ぶ」のではなく、商品の特徴を理解したうえで、自分に合ったものを選ぶべきだという姿勢です。

ゴールドは有事やインフレ局面で注目されやすく、株式との値動きが異なることから、分散投資の一部として有効性が期待される資産です。ただし、短期ではドル高や利益確定売りの影響を受けることもあり、必ず一直線に上がる資産ではありません。

また、ファンド選びでは信託報酬、運用方式、国内保管か海外保管か、ETFか投資信託か、為替ヘッジありかなしなど、見るべきポイントが多くあります。だからこそ、自分が何を優先したいのかを整理して選ぶことが大切です。

コスト最優先ならサクっと純金やGLDM、楽天証券をメインで使うなら楽天ゴールドファンド、安心感や実績重視なら三菱UFJ純金ファンドや金の果実、流動性重視ならGLD、バランス重視ならIAUというように、目的ごとに候補が変わってきます。

まとめ

今回の動画では、有事局面で改めて注目されるゴールド投資について、その背景から具体的な商品選びまで丁寧に解説されていました。

ゴールドは、地政学リスクの高まりや中央銀行の買い増しを背景に注目を集めており、過去の戦争や紛争局面でも強さを見せてきた資産として紹介されています。ポートフォリオの5%から15%程度を目安に組み入れることで、株式市場の急変時のクッション役を期待する考え方は、多くの投資家にとって参考になるでしょう。

新NISAで買えるゴールドファンドとしては、低コスト重視ならSBI・iシェアーズ・ゴールドファンド、楽天証券ユーザーなら楽天・ゴールド・ファンド、国内保管や実績重視なら三菱UFJ純金ファンドが候補として挙げられていました。ETFでは、国内保管の金の果実、世界最大級のGLD、低コストのGLDM、バランス型のIAUがそれぞれ特徴を持っています。

さらに、為替ヘッジあり・なしについても、今後の円高円安の見通しや自分のリスク許容度によって向き不向きが変わることが丁寧に説明されていました。短期の人気だけで決めるのではなく、為替の影響まで含めて判断することが重要です。

相場の先行きが見通しにくい局面では、どの資産を持つかだけでなく、どう分散するかがこれまで以上に重要になります。ゴールド投資を検討している人にとって、今回の動画は商品比較と考え方の両面で参考になる内容だったと言えそうです。

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