※本記事はYouTube動画「W増配自社株買いも暴落で買い検討!商社は増配祭り」の内容をもとに作成しています。
結論:増配・自社株買いという好材料でも下落した銘柄は「逆張り買い」のチャンスになり得る
5月1日発表の決算では、村田製作所(6981)が「ダブル増配+7700万株の自社株買い」という強力な株主還元策を打ち出したにも関わらず、株価は12.8%下落という厳しい展開に。しかし、これは配当利回りの上昇+長期的な割安水準への突入を意味し、投資家にとってはむしろ注目すべきタイミングともいえます。
さらに本動画では、総合商社による相次ぐ増配発表(いわば「増配祭り」)にも注目。今期業績が減益見通しでも「株主還元姿勢を重視する企業」は逆に評価される可能性があります。
村田製作所(6981):ダブル増配と7700万株の自社株買い、それでも暴落
●決算のポイント
- 配当増額:前期比3円増配、今期もさらに3円増配
- 自社株買い:7700万株
- 自己資本比率:85%、有利子負債比率ほぼゼロの鉄壁財務
- 今期予想:減益見通し
●株価の動き
- 株価は決算発表翌日に−12.8%の暴落
- 高値3800円から大幅下落
- 長期的にも割安水準に突入
●背景にある懸念材料
- ハイエンドスマホの需要低迷
- 自動車向け部品の需要鈍化
- 為替が円高方向に動く懸念
→しかし、これだけの株主還元+高財務健全性でこの水準は“逆に面白い”という声も
商社株に注目「増配祭り」:総合商社各社が好決算+増配発表
1. 双日(2768)
- 今期最終利益4%増(3期ぶり最高益)
- 15円増配(150円→165円)
- 株価:+4.8%上昇
→ 配当利回りも高く、配当性向も抑えめで“まだ伸びしろあり”
2. 住友商事(8053)
- 今期最終利益1%増
- 10円増配(100円→110円)
- 株価:上昇基調
→ かつては業績不安視されていたが、近年の安定成長で投資妙味が増加中
3. 三井物産(8031)
- 15円増配(100円→115円)
- しかし、業績見通しは今期14%減益
- 株価:−3.7%下落
→ 増配インパクトはあるが、業績懸念が重し。配当利回り4%超えは魅力だが、配当性向が高めな点には注意
その他注目銘柄
●アホールディングス(2929)
- 今期3%の上方修正
- 配当20円増額(5.9%利回りに上昇)
- 業績復活とともにPTSも上昇中
→ 配当に積極的な姿勢が続いており、コロナ後の復活企業として注目度上昇
●三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)
- 昨日増配を発表も、メガバンク株は2~3%下落
- 背景に日銀の利上げ慎重姿勢が影響
→ 利上げが追い風になると思われた中、やや失望感が売りに直結した可能性あり
不動産クラウドファンディングも紹介:元本変動リスクが小さめの投資先
動画後半では、不動産クラウドファンディング「小槌」の紹介もありました。
- 登録でAmazonギフト券2000円分(5月限定キャンペーン)
- 想定利回り6.5%・期間8ヶ月の案件あり
- 元本既損ゼロの実績(ただし保証ではない)
- 1万円から投資可能
→ 高配当株投資に加え、「低リスク分散投資」の選択肢としても注目
まとめ:高配当・自社株買い銘柄の暴落は拾い場か?
現在の市場では、好決算でも減益見通しがあると売られるという流れが明確です。しかし、こうした中で
- 増配
- 自社株買い
- 高財務健全性
が揃った銘柄は、中長期投資の観点から「逆張りの好機」となる可能性が高まります。
特に、村田製作所・双日・住友商事・三井物産などの銘柄は利回り面でも魅力的な水準に入りつつあり、投資判断に値する局面と言えるでしょう。
投資判断は自己責任でお願いしますが、「暴落こそ買い時」となる銘柄を見極める視点を持つことが、今後の資産形成において重要です。
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