本記事は、YouTube動画「株の暴落は終わったのか?プロ株トレーダーがお答えします!!」の内容を基に構成しています。
2026年3月、世界の株式市場は大きく揺れ動きました。アメリカによるイラン攻撃という地政学リスクをきっかけに株式市場は急落し、その後トランプ大統領の発言によって急反発するなど、非常に不安定な展開が続いています。
では、この暴落はすでに終わったのでしょうか。それともまだ下落の余地があるのでしょうか。本記事では、動画の内容を基に現在の株式市場の状況や今後の見通し、そして投資家が取るべき戦略について初心者にも分かりやすく解説していきます。
株の暴落は終わったのか?結論は「株は買いだが慎重に」
動画の中でプロトレーダーは、現在の株式市場について次のような結論を述べています。
「株は買いだが、上がっている株を追いかけて買うのはおすすめしない」
つまり、長期的には株式市場に投資する価値はあるものの、短期的には不安要素が多く、強気一辺倒の投資は危険だという見方です。
2026年3月、株式市場では次のような急激な値動きが起きました。
・日経平均は約60000円から51000円まで急落
・わずか数日で約9000円の下落
・その後急反発して株価は回復
このような急落の原因となったのが、アメリカによるイラン攻撃でした。報道によれば、イランの最高指導者ハメネイ師が殺害されたことで中東情勢が一気に緊迫化し、世界の金融市場がパニック状態になりました。
しかしその後、トランプ大統領が「攻撃は終了した」と発言したことで市場は急反発します。いわゆる「タコる(方針転換する)」発言により、株価は短期間で大きく戻ることになりました。
ただし、このような急激な動きは市場の不安定さを示しており、慎重な投資が必要だと指摘されています。
恐怖指数から見る「暴落後の買いタイミング」
動画では、株式市場の心理状態を測る指標として「恐怖&貪欲指数(Fear & Greed Index)」が紹介されています。
この指標は市場参加者の心理を数値化したもので、以下のような状態を示します。
・極度の恐怖(Extreme Fear)
・恐怖
・中立
・強欲
・極度の強欲
今回の暴落時、この指数は「Extreme Fear(極限の恐怖)」まで落ち込みました。
株式市場では昔から次の格言があります。
「恐怖は買い」
つまり、多くの投資家がパニックになっているときこそ、実は投資のチャンスになることが多いのです。
実際に動画の投稿者は、暴落時に商社株を購入しました。
例えば、
・5000円で購入
・翌日に5400円で利益確定
このように短期で利益を得ることができたと説明しています。
ただし重要なのは、「買ったらすぐ利確した」という点です。今回の相場は非常にボラティリティが高く、長期保有すると利益が消える可能性もあるため、短期トレードが有効だと述べています。
まだ安心できない理由① イラン情勢の再燃リスク
株価が反発したとはいえ、地政学リスクが完全に解消されたわけではありません。
動画でも次のようなニュースが紹介されています。
・イランがホルムズ海峡に機雷を設置した可能性
・中東情勢の再緊張
ホルムズ海峡は世界の原油輸送の重要ルートであり、もし封鎖されれば世界経済に大きな影響を与える可能性があります。
そのため、株式市場はいつ再び大きく動くか分からない状況にあると言えるでしょう。
まだ安心できない理由② プライベートクレジット問題
もう1つのリスクとして挙げられているのが「プライベートクレジット問題」です。
プライベートクレジットとは、銀行を介さずに企業へ直接融資する仕組みのことです。近年、この市場は急速に拡大しました。
現在の市場規模は
約1.8兆ドル
とも言われています。
しかし最近、この市場で資金引き上げが連鎖的に起きているという報道が出ています。
動画では、この状況が2007年の「パリバショック」に似ていると指摘されています。
パリバショックとは、フランスの銀行BNPパリバがサブプライム関連ファンドの解約を停止したことで金融危機の引き金となった出来事です。
もちろん今回がリーマンショック級の危機になるとは限りませんが、金融市場の新たな火種になる可能性は否定できません。
まだ安心できない理由③ 米国雇用統計の悪化
さらに懸念材料として、アメリカの雇用統計の悪化も挙げられています。
発表された雇用統計では
・雇用者数 −9.2万人
・失業率 悪化
という予想外に弱い結果となりました。
通常、雇用統計は株式市場に大きな影響を与える重要指標です。しかし今回はイラン情勢のニュースにかき消されてしまい、市場ではあまり注目されていません。
それでも、経済の基礎体力が弱くなっている可能性があるため、株式市場にとっては警戒材料と言えるでしょう。
3月の株式市場は下がりやすい理由
動画では、3月特有の相場の特徴も解説されています。
日本の株式市場には昔から次の格言があります。
節分天井 彼岸底
これは、
・2月に株価が天井をつけ
・3月に底をつける
という季節性を示した言葉です。
その理由の1つが「確定申告」です。
日本では3月16日が確定申告の期限となっています。前年に株で大きく利益を出した投資家は、税金を支払うために株を売る必要があります。
例えば
・株で利益が出た
・税金を支払う
・その資金を作るために株を売る
という流れです。
この売りが市場全体で増えることで、3月は株価が重くなりやすいと言われています。
メジャーSQ前後は相場が荒れやすい
さらに、3月にはもう1つ重要なイベントがあります。
それが「メジャーSQ」です。
メジャーSQとは
・先物
・オプション
の決済が同時に行われる日で、年4回あります。
特に3月のメジャーSQは市場参加者のポジションが大きく動くため、株価が荒れやすい傾向があります。
そのため、この時期は
・急騰
・急落
どちらも起こりやすいのが特徴です。
ナスダックはダブルトップを形成
動画ではテクニカル分析の視点も紹介されています。
アナリストの宮田氏によると、ナスダックは「ダブルトップ」を形成している可能性があります。
ダブルトップとは、チャート上で2つの高値をつけた後に下落するパターンです。
もしこのパターンが完成すれば、株式市場はさらに大きく下落する可能性もあります。
特に米国株はここ数年で大きく上昇しており、調整が起きても不思議ではない状況です。
今後の投資戦略
動画では、現在の相場で取るべき投資戦略として次のポイントが挙げられています。
・高値追いはしない
・下がったところを買う
・利益確定は早めにする
・空売りはしない
特に「空売りは危険」と強く警告されています。
株式市場は長期的には上昇する傾向があるため、下落局面で空売りをすると急反発で大きな損失を出す可能性があるからです。
まとめ
今回の動画では、2026年3月の株式市場の急落について次のような結論が示されています。
株式市場は短期的には不安定だが、長期的には買いのチャンスがある。
ただし、現在の市場には多くのリスク要因が存在しています。
・中東情勢の不安定化
・プライベートクレジット問題
・米国雇用統計の悪化
・確定申告による売り
・メジャーSQによる相場の乱高下
そのため、強気一辺倒ではなく慎重な投資が必要です。
特に重要なのは「高値を追わないこと」です。相場が大きく動く局面では、焦って飛びつくと「ジャンピングキャッチ」と呼ばれる高値掴みになりやすくなります。
現在の相場では
・押し目を狙う
・利益確定を早くする
・リスク管理を徹底する
といった基本的な投資戦略が重要になるでしょう。
今後も世界情勢や金融市場の動きを注視しながら、冷静に投資判断を行うことが求められています。


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