環境認識できるのに勝てない人必見!タイミング負けの正体は「シナリオの穴」だった

この記事はYouTube動画「環境認識できるのに勝てない人へ、タイミング負けの正体は”シナリオの穴”」を基にまとめています。環境認識はできているのにエントリーすると負けてしまう…そんな悩みを抱えるトレーダーに向けて、シナリオ構築の落とし穴と改善策を解説します。

目次

結論:負けの原因は「タイミング」ではなく「シナリオの甘さ」

多くのトレーダーは「環境認識は正しいのに負けてしまうのはタイミングが悪いからだ」と考えがちです。しかし実際には、シナリオに穴があり、相場が方向を決めていない調整局面で仕掛けてしまうことが原因です。

勝率を高める鍵は、上位足のサポート・レジスタンスを確認したうえで、下位足での「2段階認証」を待つことにあります。

事例紹介:ユーロドル2025年7月31日のトレード

動画では「たこさん」というトレーダーのユーロドルのトレードが紹介されました。

  • 2025年7月31日、ユーロドルでショートとロングを仕掛け、連敗。
  • ショート:前日安値割れを期待してフラッグの切り下げでエントリー → 安値割れず損切り。
  • ロング:ダブルボトム2番底から反発を狙ってエントリー → 翌日の米雇用統計を待たずに入ったため損切り。

この2つの共通点は「急落後の調整局面で早すぎる判断をしてしまった」点にありました。

急落後の相場には「3つのパターン」しかない

急落した後の相場は必ず次のいずれかになります。

  1. さらに続落する
  2. 調整してから再下落する
  3. 底固めしてから反転する

つまり、急落後は市場全体が「方向性を決める会議中」なのです。このフェーズで仕掛けると、どちらにも振られて無駄な損切りを繰り返す結果になります。

シナリオの穴を生む「3つの癖」

たこさんのトレードから見えてきた「負けやすい癖」は以下の3つです。

  1. 環境認識をしても、短期的な値動きだけで判断してしまう
    • 例:4時間足でのフィボナッチ押し目ゾーンを意識せずにショート。
    • 下には100日線や過去安値があり、反発が入りやすい場面だった。
  2. 重要イベントを無視してエントリーしてしまう
    • 翌日の米雇用統計を待たずにロング。
    • 大口投資家はイベント前は様子見するため、動きが出づらい局面だった。
  3. シナリオの切り替えが安易すぎる
    • ショートが失敗した直後に「じゃあロングだ」と反転狙い。
    • 明確な分水嶺(サポート・レジスタンス抜け)がない場面で切り替えると負けやすい。

解決策:2段階認証で無駄なエントリーを減らす

勝率を高めるには「2段階認証」が有効です。

  • ロングなら「上位足サポート」+「下位足レジスタンス抜け」
  • ショートなら「上位足レジスタンス」+「下位足サポート割れ」

例えば今回のユーロドルなら、1.14のサポートが真に機能するのは「ネックラインを超えた後」。この2つの条件がそろって初めて信頼できるロングになります。

実践のすすめ:過去チャートで「早すぎた失敗例」を集める

動画では「過去チャートから2段階認証を待たずに負けた事例を10個集めてみること」を推奨していました。これを繰り返すことで、無駄な損切りのパターンを自分の中で潰していけます。

まとめ

  • 環境認識が合っているのに勝てないのは、タイミングではなく「シナリオの穴」が原因。
  • 急落後は相場が方向を決めるまでの会議中。慌てて入ると負けやすい。
  • 負けやすい癖は「短期目線だけで判断」「イベントを無視」「安易なシナリオ切替」。
  • 勝率を上げるには「上位足のサポート・レジスタンス」と「下位足のブレイク」を組み合わせる2段階認証を徹底する。

勝つよりも「負けないトレード」を積み重ねることが、結果的に資産を増やす最短ルートになります。

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