近年、アメリカ株が好調ですが、今後は成長が期待される新興国にも注目するべきです。
特にインドやブラジルなど、新興国の経済成長率や将来の見通しについて詳しく解説した動画をご紹介していきます。
新興国とは?
新興国の定義は相対的であり、昔はどの国も新興国でした。
例えば、20世紀初頭の日本も欧米に対して新興国とされました。現在、新興国とされる国々、例えばインドや中国も、かつては経済大国でした。しかし、植民地支配や歴史的な変遷を経て、再び成長軌道に乗り始めています。
インドの成長要因と将来性
インドは「人口ボーナス期」に突入し、今後の経済成長が期待されています。
最近のデータでは、インドの経済成長率は約5%で、これは先進国よりも高い数字です。
また、自動車の販売台数も増加しており、生活水準が向上していることが見受けられます。特に高級車やアパレルなどの消費も伸びており、消費が増えることで経済がさらに活性化される見通しです。
新興国全体の経済成長率
IMFの予測によれば、2023年から2024年にかけて、新興国の経済成長率は先進国を上回る4%以上に達する見込みです。
アジアの新興国の成長率は5%と高く、特にインドが牽引しています。ヨーロッパや日本の成長率が低迷する中、インドやアフリカ、中東などの新興国が世界経済を押し上げる役割を担っています。
新興国株への投資戦略
新興国株は、ドルが安い時に上がりやすい傾向があります。
特にインドの株価は13.5%上昇し、注目されていますが、ブラジルや南アフリカ、メキシコといった他の新興国も成長しています。
一方で、通貨の影響で株価が上下するリスクもあるため、投資のタイミングを図る際にはドル指数を参考にすることが推奨されます。
ブラジル、メキシコ、南アフリカの現状
ブラジルはコモディティ(鉱物や農産物)輸出国として有名で、通貨レアルの動きが株価に影響を与えています。
メキシコは石油輸出国であり、原油価格とペソの相関関係があります。
また、南アフリカはプラチナ生産量世界一であり、その価格と連動していますが、近年の電気自動車の普及によりプラチナの需要が減少し、価格は低迷しています。
投資する新興国の選び方
新興国への投資は、その国の個別の状況をよく見極めることが大切です。
特にインドは、成長が期待できる市場の一つとして非常に魅力的です。
また、ブラジル、メキシコ、南アフリカといった国も注目されていますが、新興国全体に投資するよりも、それぞれの国の経済成長や市場の特徴を見て判断することが重要です。
間接的に新興国へ投資する方法
新興国に直接投資することが難しい場合、米国企業で新興国市場にビジネスを展開している企業の株式に投資する方法もあります。
例えば、新興国での収益を上げている欧米企業に投資することで、間接的に新興国の成長に乗ることが可能です。
最後に
2040年までを見据えた長期投資戦略としては、やはりインドが有望と考えられます。
また、新興国への投資では、情報収集が重要です。信頼できる証券会社のレポートなどを参考にし、偏りのない情報を基に判断することが求められます。
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