※この記事はYouTube動画「米国株式、これから1年すごい!」をもとに構成しています。
結論:米国株はこれから1年で大きく上昇する可能性が高い
2025年4月に起こった「トランプショック」によって、一時はS&P500やNASDAQ100が20%以上下落しましたが、5月以降に急回復。現在はS&P500が6,000ポイントを回復し、過去最高値まであと一歩という状況です。
この背景には米国の強いマクロ経済や過去のデータから導き出される統計的裏付けがあります。これから1年、米国株式市場は大きなチャンスの年になるかもしれません。
セクション1:S&P500は最高値目前、経済も強い!
- S&P500は2月の最高値に迫る6,000ポイント台を回復
- NASDAQ100は年初来+3.74%を記録
- *M7(マグニフィセント・セブン)呼ばれるテック大手(Apple、Microsoft、NVIDIAなど)が牽引
- 投資信託では「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が4月の底値から+20.24%の上昇
円高の影響で日本の基準価格は戻りきっていないものの、長期投資家にとっては今が絶好の仕込み時といえる状況です。
セクション2:5月に強い年はその後も伸びる傾向がある
過去の統計では、5月にS&P500が+5%以上の上昇を記録した年は、その後12ヶ月間に100%の確率で上昇しています。
発生年 | 12ヶ月後リターン(平均) | 中央値 |
---|---|---|
過去6回の平均 | +19.9% | +17.9% |
- 特にブラックマンデー(1987年)やリーマンショック(2008年)後でも回復を記録
- 5月に+5%以上のリターンを出した年は7回中7回で1年後にプラスリターン
これは驚異的な統計であり、2025年も過去のパターン通りであれば、来年の春には大きな利益を得ている可能性が高いと言えます。
セクション3:暴落後の回復はじわじわ、でも確実に戻る
過去50年間でS&P500が20%以上下落した局面は8回ありました。その全てで回復に成功しています。
年度 | 最大下落率 | 回復にかかった期間 |
---|---|---|
コロナショック(2020年) | -34% | 約6ヶ月 |
米中貿易戦争(2018年) | -19.8% | 約7ヶ月 |
ITバブル崩壊(2000年) | -49% | 約86ヶ月(約7年) |
リーマンショック(2008年) | -57% | 約70ヶ月(約6年) |
下落は一瞬ですが、回復には2倍〜5倍の時間がかかるのが人間心理によるものです。焦って売らずに市場に居続けることで、大きな成果を得られた事例が多数あります。
セクション4:VIX指数が落ち着いた後は上昇相場に
- 4月にVIX指数が一時50超まで急騰 → 投資家心理は極端な恐怖状態に
- 6月時点ではVIXが17台まで下落 → 市場は安定モード
- 過去にVIXが50→20未満に下落したケースでは、その後12ヶ月で100%上昇
これは「恐怖の後にチャンスあり」を証明するデータで、嵐が過ぎ去ったあとは晴天が広がる可能性が高いことを示しています。
セクション5:ジョン・ボーグルの名言「市場にとどまれ」
インデックスファンドの父と呼ばれるジョン・ボーグルは以下のような言葉を残しています。
「最大のリターンは、市場にとどまった者にもたらされる」
彼は市場全体に投資し、コストを極限まで下げることが最も合理的な投資だと説きました。彼の哲学は、現在のS&P500投資信託やオルカンなどに色濃く反映されています。
投資の敵は「コスト」と「感情」だとも言われています。市場が不安定な時こそ、「Just Keep Buying」が長期投資の極意です。
まとめ:今こそ投資を続けるべきタイミング
- 米国経済は依然として強く、雇用統計・CPI・小売売上も好調
- 過去のデータからも暴落後の1年は高確率でプラス
- 長期投資では「市場に居続けること」が最大の武器
- ジョン・ボーグルの教えに従えば、迷ったら積立継続
2025年は、米国株にとって飛躍の1年になるかもしれません。感情に左右されず、データと信念で投資を継続することが、未来の後悔を防ぐカギとなるでしょう。
コメント