証券口座の乗っ取りが急増中!今すぐできる対策とその理由を徹底解説【被害額は3ヶ月で1000億円超】

この記事は、YouTube動画「【緊急】証券口座“乗っ取り”急増!」をもとに執筆しています。動画では、近年爆発的に増加しているネット証券口座への不正アクセス被害の実態と、私たちが今すぐできる具体的な対策について詳しく解説されています。

結論:ネット証券の口座は今すぐセキュリティ強化が必須です

たった3ヶ月で被害総額が1000億円を超える規模にまで達した証券口座の乗っ取り事件。楽天証券、SBI証券、マネックス、松井、SMBC日興、野村など大手6社すべてが被害にあっているという、前代未聞の事態です。さらに、個人投資家の代表格「テスタ」氏まで被害に遭ったことで、その深刻さが浮き彫りになりました。

私たちの積立NISAや長年の投資成果が一瞬で水の泡になるリスクが現実化しています。しかも、被害の原因は単なるフィッシング詐欺に留まらず、複数の高度な手口が組み合わさっており、従来のセキュリティ対策だけでは不十分です。


目次

急増する乗っ取り被害の実態

金融庁の2024年4月18日の発表によると、次のようなデータが明らかになっています。

被害件数不正売買発生件数被害総額
2024年2月43件不明
2024年3月1422件685件約131億円
2024年4月までの累計不明不明約500億円以上
2025年5月時点の推定累計約1000億円

これは、月単位で20倍以上の増加率となっており、まさに金融業界を揺るがす危機です。


どうして「謎の中国株」が大量に買われるのか?

これは「パンプ・アンド・ダンプ」という詐欺手法の一種です。

  1. 犯人があらかじめ中国の安いマイナー株(クソ株)を大量に購入しておく
  2. 不正アクセスで他人の証券口座を乗っ取り、保有株を売却
  3. その売却資金で、自分たちが買っておいたクソ株を大量に購入
  4. 価格が急騰したところで犯人が売り抜けて利益確定
  5. 被害者には高値掴みの中国株だけが残り、大損を抱える

この手口は一種の相場操縦であり、被害者は知らないうちに加担させられることになります。


乗っ取り被害の原因はフィッシング詐欺だけではない!

従来はメールやSMSなどの「フィッシング詐欺」が主な原因とされていましたが、今回はそれだけでは説明がつかないほど高度かつ多様な手口が使われています。主な3つの原因を以下にまとめます。

原因①:外部アプリからの情報漏洩

資産管理アプリや連携アプリなどを通じて証券口座の情報が抜かれるケースが多発。API連携しているアプリがウイルス感染したり、運営元から漏洩するリスクもあります。

対策:

  • 使っていないアプリの連携を解除(アンインストールだけでは不十分)
  • アプリごとに解除方法を確認し、明示的に連携を切ること

原因②:マルウェア感染(特にインフォスティーラー)

  • キーボード入力内容の記録(キーロガー)
  • ブラウザ保存のパスワードやCookieの抜き取り
  • 仮想通貨ウォレットの秘密鍵まで盗むものも存在

感染ルートの例:

  • フリーソフト、ゲーム、怪しい拡張機能、ZIP添付のメールなど

対策:

  • 怪しいアプリや拡張機能は入れない
  • ブラウザにパスワードを保存しない
  • ウイルス対策ソフトを有効化&Windowsセキュリティ設定の強化

特に以下6つのWindows Defender機能をオンにすることが推奨されます。

項目内容
コア分離メモリ整合性の強化
カーネル保護スタック保護をオンに
ローカルセキュリティ保護高度なセキュリティ管理
脆弱ドライバブロックMicrosoft提供リストを活用
ランサムウェア防止コントロールフォルダーアクセス
ウイルス脅威の保護設定リアルタイム保護などをオン

原因③:セッションハイジャック

  • パスワードや2段階認証が不要
  • ログイン状態(セッションID)をそのまま奪うことで本人になりすまされる

主な手口:

  • マルウェアによるセッションIDの奪取
  • フリーWi-Fiや偽サイトによる誘導

対策:

  • フリーWi-Fiでのログイン禁止
  • セッションの自動切断を設定する
  • ブラウザに保存されたログイン情報を削除する

今すぐできる2つの基本対策

1. 二段階認証を必ず設定する

楽天証券、SBI証券をはじめ、主要ネット証券ではログインおよび出金時に二段階認証をオンにすることが可能です。設定場所は証券会社のマイページから「セキュリティ設定」を確認。

2. 強固なパスワードを設定する

おすすめは以下のようなパスワード構成です。

  • 日本語のローマ字(例:namahage、tsuchinoko)
  • 表記揺れを活用(shi → si、tsu → tu)
  • 数字や記号も混ぜる(例:tsuch1n0k0!)

8桁の英数字だけでは数秒で突破されると言われているため、長くて複雑で推測しにくいパスワードが鍵になります。


証券会社の対応と今後の動き

  • **楽天証券やSBI証券は「認証情報が一致していれば保証しない」**という立場を明文化
  • 一部証券会社は規約変更によりユーザー責任を明記
  • ただし、世論や批判を受け、今後は一定の保証基準策定に向けての協議も進んでいます

まとめ:自分の資産は自分で守る時代に

今やどんなに信頼できる証券会社でも、セキュリティの抜け道を狙われる時代です。以下の3ステップを今すぐ実行しましょう。

  1. すべての証券口座で二段階認証を設定
  2. 使っていない連携アプリを完全解除
  3. 強固なパスワードとセキュリティ設定を導入

この数分の対策が、あなたの数百万円、数千万円の資産を守る大きな防波堤になります。

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