このブログは「【FX自動売買運用報告】豪ドルカナダで驚きの収益率!|証拠金45万円を2ヶ月半運用した結果」という元動画のタイトルを基に作成しています。初心者でも理解しやすいよう、具体的な設定値や数字を整理して解説します。
結論
豪ドル/カナダ(AUD/CAD)の“長期レンジ特性(0.85〜0.95を中心)”を前提に、小刻みなリピート注文(15〜35pips)+決済インターバル(約180秒)で取りこぼしを減らす運用。
証拠金45万円・2ヶ月半で確定益60,343円/含み損-7,552円/評価ベース+約53,000円(収益率約11%)という結果。
最大保有は6万通貨(3,000通貨×最大20本)、想定外に備えたSL=1,000pipsで“爆損前提のガードレール”を敷く設計。過去20年のレンジを土台にしつつ、1〜2週に1度だけ軽いチューニングで勝ち筋を太らせるのが肝になります。
なぜAUD/CADなのか:レンジ資産としての魅力

20年スパンで見たコア・レンジ
- 長期:概ね0.85〜1.00で推移(リーマン時は例外的スパイク)。
- 直近5年:0.80〜0.95がコア・レンジ。
→ トレンド一方向より往復が多く、リピート系(網張り)に相性が良い通貨ペア。
ファンダの追い風(当時点の見立て)
- 豪州:インフレ再加速気味→RBAは“利下げ打ち止め感”。相対的に豪ドル強め。
- カナダ:景気弱含み→利下げ方向観測。
→ 緩やかな上昇チャネルを前提に、基本は買い目線で放置運用しやすい。
実際の運用パラメータ(2ヶ月半の設定と運用ルール)
基本資金とロット設計
- 証拠金:45万円
- 1注文あたり:3,000通貨
- 最大保有:60,000通貨(=3,000通貨×20本)
仕掛けと利確
- 新規注文の間隔:15〜35pips
- 節目(サポレジ)付近では15pipsと細かく→“試しの往復”を拾う
- 伸び出したら20〜35pipsに拡大→無駄な約定を減らす
- 利確幅:基本は新規幅と同等(15〜35pips)。
- 平行チャネル上昇時は広げる(例:15→20pips)など、市況でチューニング
決済インターバル(勝ちを“少しだけ”伸ばす秘密兵器)
- 約180秒(3分)待つ:指標や瞬間フローで“もう一段”伸びるのを待つ
- 体感で+5〜10%程度、平均利確が上振れ(例:デフォ480円→520〜600円など)
リスク管理
- ストップロス:1,000pips(“爆損前提”=最悪を数値で想定)
- 想定レンジ割れ時の対応:設定見直し・売り転換の余地あり
- チューニング頻度:1〜2週に1回の軽微調整(やり過ぎは厳禁)
成績サマリー(開始〜2ヶ月半)
- 期間:開始から約2ヶ月+2週間
- 確定利益:60,343円
- 含み損益:-7,552円
- 評価ベース損益:約+53,000円(約+11%)
- 約定回数:往復120回超(エントリー+決済は合計約250)
- 累計出来高:734,000通貨
→ コツコツ利確×多数回転で“実弾”を積み上げる設計がワーク。
参考:別口座(50万円・約2ヶ月)でも約+8%(4.2万円)、含み損ほぼゼロ水準まで回復。
勝ち筋のコア:3つの“微差”
① 節目で利幅を詰める(15pips)
レジサポ前後は“試しの往復”が増えるため、細かく刈り取る設定が優位。
ただし狭すぎるとスプレッド負け→最小13pips程度が下限目安。
② 上昇チャネルでは利確幅を欲張る
“押し目買いが効く地合い”では利確を20→25〜35pipsへ。
→ トータル約定は減るが平均単価が上がり、純益は伸びやすい。
③ 決済インターバルで“もう一段”を拾う
“3分待つだけ”で、+5〜10%の上振れを狙う。
指標後・薄商いのヒゲ伸び等で効く。300秒/600秒へ拡張も選択肢。
リスクと落とし穴(ここを外すと崩れる)
レンジブレイク時の想定不足
- 長期レンジに支えられた設計だが、0.85明確割れのときは含み損の急膨張。
- SL=1,000pipsは最後の砦。アラートと手動介入ルールを事前に決めておく。
ロットの“無意識な”積み増し
- 3,000通貨は軽いが、20本=6万通貨まで積むと1pips=約6CAD相当。
- 想定外の片伸びで証拠金消耗→回復力低下。増やすのは評価益が厚い時だけ。
チューニング過多
- 毎日いじるほど手数料影響と過学習が進む。“1〜2週に1回だけ”を厳守。
これからの調整方針(実運用に基づく提案)
シナリオA:上昇チャネル継続
- 新規:20〜30pips
- 利確:20〜35pips(現行よりやや拡大)
- 決済インターバル:180〜300秒
- 最大保有:6万通貨を上限維持(無理に増やさない)
シナリオB:ボラ急拡大(指標・地政学)
- 一時的に間隔を拡大(25〜40pips)
- 決済インターバルは300〜600秒に延長(伸びの“おかわり”狙い)
- 評価損が連続拡大なら上限保有を4万通貨に一旦絞る
シナリオC:下方向ブレイク警戒(0.85接近/割れ)
- 新規間隔を拡大(30〜50pips)+利確は一段浅く
- 逆張りを減らす/売り目線テンプレへ段階移行
- 強制ルール:0.85週足クローズ割れで“買いグリッド半減”
初心者向け:同じ設計で始める“再現テンプレ”
- 資金:30万円
- 1本ロット:2,000通貨
- 最大保有:40,000通貨(2,000×20)
- 新規間隔:18〜28pips(節目で18、平時28)
- 利確:18〜28pips(地合いで+3〜5pips)
- 決済インターバル:180秒(指標週は300秒)
- SL:900〜1,000pips
- 見直し頻度:隔週1回(ログを残す)
期待値は市況次第ですが、2ヶ月で+5〜10%を“狙いにいき過ぎない”姿勢が継続のコツ。まずは過去3ヶ月の紙上シミュ→小ロット本運用→“勝てる週・負ける週の癖”を掴む順です。
よくある質問(超要約)
Q. スプレッド負けが不安。最小間隔は?
A. 13pipsが実運用での目安下限。これ以下は勝ちにくく、15pipsが無難。
Q. 決済インターバルは何秒が最適?
A. 地合い次第。まずは180秒、指標週やヒゲ伸びが多い時は300〜600秒に拡張。
Q. 上限保有の増やしどきは?
A. 評価益が厚く、含み損が薄い時だけ。逆境で増やすと“ナンピン地獄”に直行。
まとめ
- レンジ×小刻み利確×決済インターバルで、**2ヶ月半+約11%**の結果。
- キモは(1)節目で細かく刈る(2)上昇時は利確を広げる(3)3分待って伸びを拾う**。
- リスクは0.85割れなどのレンジ崩壊。SL=1,000pipsと保有上限の厳守で“最悪”を数値化。
- 調整は隔週1回が基本。やりすぎは期待値を削る。
- 初心者は小ロット×固定テンプレで慣れてから微調整へ。


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