結論:資産が増えないのは”一時的な停滞”と”為替の逆風”が原因。焦らず、トレンドを見極めたサテライト投資が鍵
最近「資産が増えない」「停滞していてモチベーションが下がる」と感じている投資家も多いのではないでしょうか?
本動画では、投資系YouTuber・ナスビ氏が自身の資産状況・配当金推移・投資戦略を公開しつつ、「資産が増えないときの対策」を具体的に紹介しています。
2025年5月時点のナスビ氏の金融資産内訳
項目 | 金額(円) | 前月比(円) |
---|---|---|
株式・債券 | 162,626,084円 | +5,950,000円 |
ビットコイン | 5,788,801円 | +690,000円 |
待機資金 | 17,356,956円 | -3,020,000円 |
合計金融資産 | 185,718,841円 | +3,620,000円 |
株価の回復とビットコインの上昇が寄与した一方、待機資金は新たな家族の迎え入れにより減少しています。
資産が増えない理由は「米国株への偏重」と「円高」
ナスビ氏のポートフォリオは約70%が米国株。2023年後半までは米国株と円安のダブル効果で資産は一気に増えましたが、2024年以降は以下の理由で資産成長が鈍化しています。
- 米国株の停滞(S&P500は年初来+0.51%)
- ドル円の円高傾向(為替差損)
そのため、ドル建てではプラスでも円換算ではマイナスという現象が起きています。
対策1:サテライト投資で米国以外の資産へ分散
ナスビ氏は「コア&サテライト戦略」を推奨しています。
- コア投資:全世界株 or 米国株(資産の70~90%)
- サテライト投資:米国外株・ビットコインなど(資産の10~30%)
サテライト投資候補
資産クラス | 年初来騰落率(2024年5月時点) |
---|---|
ドイツ株 | 約+20% |
ビットコイン | 約+12% |
インド株 | 約+4% |
S&P500 | 約+0.51% |
ドイツ株は財政出動の影響で好調。ナスビ氏はビットコインを選択し、現時点では最も高リターンを得ています。
対策2:米国株の停滞期こそ買いのチャンス
ナスビ氏は、米国株の停滞は「安く買えるチャンス」と捉えています。以下のような戦略が紹介されました。
- 株価高騰期:高配当ETF(VYM、SCHDなど)に投資 → 安定性
- 株価下落期:成長株(FAANG+、MAGNIFICENT7)に投資 → 高リターン狙い
リスク資産に集中投資するのではなく、局面ごとに戦略を切り替える柔軟さが大切です。
連続増配株への集中投資の意義
ナスビ氏は「配当金生活」に向けて、連続増配銘柄を中心に構成しています。
実際の配当実績
期間 | 年間配当金(円) | 増加額(前年比) |
---|---|---|
2022年9月 | 約2,340,000円 | – |
2023年5月 | 約3,160,000円 | +820,000円 |
2024年5月 | 約3,905,000円 | +745,000円 |
特に、昨年の急落時に購入したETF「2529」からは10万円超の分配金が出ており、タイミングよく買うことで配当収入が大きく伸びることが分かります。
取り崩し実験:4%ルールをリアルで検証中
ナスビ氏は引退後を見据えて、S&P500に各100万円ずつ投資し、4%ルールでの資産取り崩しを実験中です。
実験概要
投資先 | 取り崩し法 | 5月末資産 | 備考 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 低額法(月定額) | 892,137円 | 年間4万円(月3,333円)取り崩し中 |
楽天証券 | 定立法(月変動) | 896,110円 | 月額293円(資産×0.3274%) |
- 株価が下落すると、低額法の方が資産が減りやすい傾向にあり、取り崩しの精神的プレッシャーも強まります。
- 債券や現金、金などの「守りの資産」も組み合わせることで資産枯渇リスクを軽減できます。
最後に:他人と比較せず、自分のペースで資産形成を
ナスビ氏は「人と比較せず、自分の投資方針に集中すべき」と繰り返し強調しています。
- トレンドは数年で変わるもの
- ブームに飛びつくより、コア投資をぶれずに持つこと
- 自分に合ったリスク許容度で「忍耐強く継続すること」
資産形成はマラソン。焦らずコツコツ続けることで、確実に資産は増えていきます。
コメント