この記事は、YouTube動画「資産バブルはもう起きている 元ゴールドマン・サックスが訴える “身につけるべき投資の思考法”【河村真木子×田中渓】」をもとにまとめています。
結論:給料より投資で稼ぐ時代に突入している
今の日本は「資産バブル」の真っただ中にあります。
給料だけでは豊かになれず、株式や不動産など資産を持っている人とそうでない人の格差が急速に広がっています。元ゴールドマン・サックスで活躍した河村真木子さんと田中渓さんは「これからの時代は投資の思考法を身につけないと取り残される」と強く訴えています。
動画では、ゴールドマンで学んだ3つの思考法を中心に、日本人の投資リテラシーの低さや、今後の資産形成に必要なマインドが語られていました。
ゴールドマンで学んだ投資の3つの思考法
1. スピード感が最大の武器
ゴールドマン・サックスでは「完璧さよりもスピード」が重視されていました。
例えば、企業の資金調達や金融商品の値付けで、日本企業が3か月かけて「100」で結論を出す間に、ゴールドマンは「85で今すぐ決めてください」と提示して契約を取ってしまう。
不動産投資も同じで、情報が出回る前に「買います」と即決できる人に良い案件が集まります。
結果的に「この人は決断が早い」と信頼され、次々と有利な情報が回ってくるようになるのです。
2. 完璧を求めず、走りながら修正する
日本企業は「間違ってはいけない」と考えすぎて資料作りに時間をかけますが、ゴールドマンでは「まず出す」が基本。
6~8割できていれば提案し、その後に修正していく。
これによってチャンスを逃さず、実戦で磨かれていきます。
実際に河村さんは、現在運営しているカフェやオンラインサロンでも「失敗を恐れずにまず行動」することが役立っていると話しています。
3. 敵を恐れず、アンチも巻き込む
ゴールドマンは「嫌われ者」と呼ばれるほど敵が多い会社ですが、それでも「付き合いたい」と思う顧客はその10倍存在します。
つまり、全員に好かれる必要はなく、自分の主張を尖らせてアンチを含めてコミュニティを作ることが重要。
河村さん自身も「オーガニックの食事を重視するなんて面倒くさい」と批判されることもありますが、信念を貫くことで逆に共感する人を惹きつけています。
日本人の金融リテラシーの低さ
動画では「日本人は勉強しなくなる」と厳しく指摘されています。
ニューヨークやロンドンの本社で売れなかった金融商品が「日本なら売れるだろう」と持ち込まれることもあるほど、日本の投資家は情報に疎いと見られているのです。
具体的には以下のような特徴があります。
- どの銘柄を買うかだけに固執し、包括的な勉強をしない
- レバレッジのリスクを理解せずに投資する人が多い
- 契約書(タームシート)を読めない人が多い
- 医者の処方薬も「言われるまま飲む」など、自分で調べて判断する習慣が弱い
金融だけでなく、教育・健康などあらゆる分野で「リテラシーの低さ」が問題になっていると語られていました。
給料より資産で稼ぐ社会へ
特に強調されていたのは「給料より資産で稼ぐ時代になった」という点です。
例えば、最近の資産ピラミッドの統計では、
- 年収1,000万~3,000万の層は減少
- 逆に「資産1億以上」の層は2倍~3倍に増加
つまり、中間層が薄くなり「持てる者はさらに豊かに、持たざる者は相対的に貧しくなる」という分断が進んでいます。
これはアメリカ型の格差拡大であり、日本でも「資産バブル」がすでに進行中。
給料を超える収入を得るためには、株や不動産などの資産を持つことが不可欠になっています。
まとめ
動画から学べるポイントを整理すると次のようになります。
- 資産バブルはすでに始まっており、資産を持つ人と持たない人の格差が拡大している
- ゴールドマンで学んだ投資思考法は「スピード」「走りながら修正」「敵を恐れない」
- 日本人は金融リテラシーが低く、情報弱者として扱われがち
- 給料だけに依存せず、株式・不動産などの資産を持つことがこれからの必須条件
これからの時代、投資を単なる「お金儲けの手段」としてではなく、自分や家族を守る「生き残りの戦略」として捉える必要があります。
資産バブルの波に取り残されないために、今日からでも投資の勉強を始めてみるべきでしょう。
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