※この記事はYouTube動画「最高の3ヶ月、始まる【S&P500, NASDAQ100】」をもとに内容を整理し、わかりやすく解説しています。
目次
結論:今は「下がっても買う覚悟」で市場に残るべきとき
米国株(特にS&P500とNASDAQ100)が最高値を更新しながら、2025年後半に向けて非常に好調なスタートを切っています。雇用統計や金利の動向、過去データとの比較からも、「最高の3ヶ月が始まる」とされる理由が明確に見えてきます。
それでも重要なのは、「何が起こっても市場に居続ける」という姿勢です。データは後押ししてくれるかもしれませんが、未来は誰にも読めません。
ポートフォリオと評価益:寝てるだけで+258万円
投稿者のポートフォリオは以下の通り:
- 1557(S&P500 ETF)と1655(全米ETF)で80%
- NISAの投信が20%
2025年7月初週だけで258万円の評価益。最近数週間でも資産はじりじりと増加中で、寝ているだけで資産が増えているとのこと。
この利益は「リスクを取って市場に居続けたからこそ」と強調しています。
S&P500:年初来+6.8%、今週だけで+1.72%
- S&P500は右肩上がりで推移中
- 雇用統計発表後に急上昇し、週末は+1.72%
- 年初来ではすでに+6.8%
- 平均回帰的な動きが顕著で、過去平均よりもやや好調なペース
ドル円相場:144.47円付近で安定
- 雇用統計発表で一時円安へ進むも、週末には戻して終了
- 結果は週足で0.17%の円高
- 144円台を中心に横ばいの展開が続く
米国長期金利と資産動向:雇用統計で金利上昇、債券は下落
- 雇用統計の強さにより金利上昇
- 債券が売られ、株とドルが買われる展開
- 金利上昇=リスクオンと捉えられ、市場は株高に反応
ゴールドとビットコインは?
- 債券が売られる中でも、ゴールドとビットコインは上昇
- タイミングごとの資金の流れが異なり、雇用統計後にはビットコインだけが買われるなど、興味深い動き
ドローダウン(最大下落幅)は4.6%まで回復
- EMAXIS Slim S&P500で測定
- トランプ関税ショックでは一日で15%下落したが、今は4.6%まで改善
- 市場は「回復モード」にあるが、油断は禁物
データで見る「S&P500の最高値更新月」
- 12月が最多:74年で15回
- 7月はわずか3回
- よって、7月に高値をつけて終わるよりも、年末まで更新が続く可能性が高い
雇用統計:理想的な「強い雇用 × 低インフレ」
- 非農業部門雇用者数:増加
- 平均時給:減少(インフレ抑制要因)
- 結果、「景気も雇用も強いがインフレ圧力は低い」という理想的な内容
ゴールデンクロス出現と今後のパフォーマンス
- 50日移動平均線が200日線を上回る
- 過去データから、ゴールデンクロス後の1年リターンは平均+11%、上昇確率80%
トランプ関税:ベトナムとは合意、日本は進展なし
- ベトナムは関税合意で株価好反応
- 日本など10〜12カ国には「関税かけるぞ」と圧力
- 7月9日がデッドライン:市場に影響を与える可能性あり
大統領選サイクルと市場平均
クォーター別の傾向:
クォーター | 過去の平均リターン | 上昇確率 |
---|---|---|
Q1 | マイナス傾向 | 低い |
Q2 | プラス傾向(+10%以上) | 高い |
Q3 | 停滞気味 | 普通 |
Q4 | 強い上昇傾向 | 高い |
- 2025年もこのサイクル通りに推移中
- Q3で仕込み、Q4で跳ねるのがセオリー
最新の利下げ予想:7月は据え置き、9月以降に変更か
- 7月FOMC:「据え置き」予想が大半
- 9月〜10月で1回だけの利下げが予想される流れに変化
- リセッション懸念の後退と受け止められる
投資信託・NISA口座の動き
- 新NISAでの評価益:
- 積立枠:+19.4万円
- 成長枠:+40万円
- 合計:約+60万円
- 株価が回復したことで、多くの個人投資家が「過去最高資産を更新」
インデックスの比較:S&P500がNASDAQ100を上回る
インデックス | 今週の上昇率 |
---|---|
S&P500 | +1.72% |
NASDAQ100 | やや下 |
ラッセル2000 | 大きく上昇 |
VXUS(米国外) | それほど上がらず |
センチメントとリスク:エクストリーム・グリードの中で冷静に
- 恐怖指数(VIX):低下中
- センチメント指標:「極端な強気」状態
- ただし、強気の期間は長期化する傾向
- **「周囲が強欲な時こそ慎重に」**を忘れずに
イールドカーブ:逆イールドからの回復に注意
- 逆イールドから戻りつつある今がリセッションの前兆とされる傾向
- 「油断せず、常に備える姿勢」が重要
長期投資家へのメッセージ:「ホールドして耐えた者が勝つ」
動画内では、多くの個人投資家の成功体験が紹介されました:
- 暴落時にも売らずにホールド
- 下落局面で追加投資を行う
- コツコツ積立てていた結果、最高資産を更新
まとめ:市場に残り続ける「覚悟」がリターンを生む
現在の相場は過去のデータから見ても非常に好調です。しかし、**「いつ何が起こるか分からない」**のも相場。
- 上がればハッピー
- 下がればラッキー(買い増しのチャンス)
そんなマインドセットで、焦らず、自分のペースで淡々と投資を続けることが何よりも重要です。
コメント