※本記事はYouTube動画「関税暴落後の驚き上方修正!NTT決算も」の内容をもとに執筆しています。
目次
結論:関税ショックで揺れた自動車・通信セクターでも、堅調な決算と株主還元姿勢を示したホンダとNTTに注目
2025年8月6日発表の決算では、自動車業界の雄・ホンダ(証券コード:7267)が 68%の上方修正 を行い、株主還元姿勢も評価されています。一方、NTTは5%の減益ながらも 安定した配当と堅実な業績管理 により市場の信頼を維持しました。
また、他にも川崎重工業、三菱重工業、ユニチャーム、淀川製鋼所など多数の企業の決算が紹介されており、今回の動画は今後の銘柄選定に有益な情報が満載です。
ホンダ(7267):関税ショック後の強烈な上方修正
決算ハイライト
- 今期最終利益:68%上方修正
- 為替想定レート:135円 → 140円へ見直し
- 第1四半期EPS:47円 → 通期予想105円に対し、順調な進捗
- 配当利回り:4.5%前後と高水準を維持
- 配当金:通期70円(中間35円)予定
上方修正の背景
- トランプ関税の影響が想定より軽微
- 円安進行(今後147円台もあり得ると想定)
- 販売台数・収益性ともに改善
株価動向と投資判断
- 一時、トランプ関税ショックで1,150円台まで下落
- 現在は持ち直し中で、割安感+高配当が魅力
- 株主優待もあり(抽選やサービス割引など)
投資家へのメッセージ:
「厳しい環境下でも株主還元を続ける企業姿勢が評価できる。今後の配当も楽しみ。」
NTT(9432):堅調な業績と安定配当が魅力
決算ハイライト
- 第1四半期最終利益:5%減益
- 通期業績予想:変更なし
- 株価反応:-0.8%程度の微減
- PER:12.4倍程度と堅実な水準
- 狙い目株価:150円を下回る水準
- 配当利回り:3.5%を目安
投資家へのメッセージ
「堅調で大きなサプライズはないが、予想通りの内容を出す信頼性の高い企業。安定志向の長期保有向き。」
その他注目銘柄の決算まとめ
IH(アイホン)
- 第1Q最終利益:38%減益
- 7分割実施予定で投資しやすさアップ
川崎重工業
- 第1Q最終利益:72%減益
- 過去修正も入り厳しい内容だが、株価は反応薄
三菱重工業
- 好調な数字を発表、重工系では異例の強さ
ユニ・チャーム
- 過法修正で一時56%の株価急落
- すぐに回復。狙っていたが購入できなかったとの反省コメントあり
UB(ユービー)
- 第1Q最終:11%減益
- 3.3%株価下落も高配当で注目
日清紡ホールディングス
- 40%過法修正だが、累進配当継続中
- 自己資本比率も高めで安定感あり
淀川製鋼所
- 上期:12%情報修正、11%増配
- 配当利回り:5%以上
- 株式分割も実施済みで買いやすい
シセイテクノロジー
- 上期:636倍の増益(昨年が悪かった反動)
- PTSで株価上昇中、復活期待銘柄
ポーラ・オルビスHD
- 上期・足元ともに40%以上の減益
- 再度の下落リスクに注意
東海ホールディングス
- 第1Q最終利益:20%増益
- クオカードや水の株主優待あり、安定志向向け
めぶきフィナンシャルG
- 第1Q:21%増益
- 地銀系でも好調な部類
稲畑産業
- 第1Q:2%増益
- 累進配当、高配当銘柄
住友精化
- 55%減益
- 配当は高いが業績下振れに注意
大和ハウス工業
- 第1Q:6%減益も5円増配
- 住宅関連にしては堅実な決算
まとめ:関税ショックはチャンスに変わる。冷静な決算分析が重要
トランプ関税の影響で短期的な株価下落が目立った日本株市場ですが、 ホンダのような上方修正を出す企業もあり、 NTTのように堅調な業績と高配当を維持する企業も多数存在します。
悲観的な材料ばかりが注目されがちですが、冷静に決算を読み解き、 高配当+割安な銘柄を丁寧に拾っていくことで中長期の資産形成につながります。
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