この記事はYouTube動画「【2025年】ハイリスクハイリターンで積極的に攻める際のおすすめ投資信託は?」を基に執筆しています。
結論:2025年に積極運用するならこの6商品に注目
リスクを取って積極的に資産を増やしたい人向けに、以下の6つの銘柄が注目されています。
- NASDAQ100連動インデックスファンド
- FANG+(ファングプラス)連動ファンド
- SOX指数(米国半導体株)連動ファンド
- インド株式インデックスファンド
- ベトナム株式インデックスファンド
- 番外編:S&P500 3倍レバレッジETF(SPXL)
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
目次
1. NASDAQ100(ナスダック100)連動ファンド
特徴
- 米国ハイテク株中心(Apple、Microsoft、Amazonなど)
- マグニフィセント7で指数の約42%を占有
- AI成長期待の筆頭セクター
パフォーマンス
- 2014年〜2025年で約8倍の成長
- 同期間のS&P500は約5倍
対象ファンド
- 楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド
- iFreeNEXT NASDAQ100など
2. FANG+(ファングプラス)連動ファンド
特徴
- 米国の巨大IT企業10銘柄に均等配分(Meta、Amazon、NVIDIA、Microsoftなど)
- 極めて集中型の投資
パフォーマンス
- 過去10年で約18倍の成長
- NASDAQ100やS&P500を凌駕
注意点
- 10銘柄集中型のため値動きが非常に激しい
- 長期積立には不安を覚える人も
3. SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)
特徴
- 米国の代表的な半導体30社で構成
- AI、IoT、自動車など幅広い分野で需要拡大
上位構成銘柄
- NVIDIA、AMD、ブロードコム、TSMCなど
パフォーマンス
- 過去10年で年率約25%
- 高リターンの一方で高リスク
対象ファンド
- 楽天・SOXインデックス・ファンド(楽天証券限定)
- 日興アセット・SOX(SBI証券で取扱いあり)
4. インド株式インデックスファンド
魅力
- 世界一の人口(2023年に中国を抜く)
- 生産年齢人口が2032年まで増加
- 2027年にGDP世界3位の見込み
成長力
- 過去20年で約11倍のリターン
- 民間消費を中心とした内需主導型の成長が期待
注意点
- 為替リスク(円高ルピー安)
- カントリーリスク(政治不安、地政学リスク)
対象ファンド
- ノーロードインド株式ファンド
- SBI・インド株式インデックス・ファンド
5. ベトナム株式インデックスファンド
魅力
- チャイナ+1の受け皿
- 安価な労働力と人口増
- WTO加盟以来、海外直接投資が増加中
対象指数
- VN100指数(ベトナムの上位100銘柄)
注意点
- フロンティア市場(新興国よりさらに小規模)
- 流動性リスク・関税リスク・政治リスクが高い
- 2025年4月に米関税問題で20%下落
対象ファンド
- iFreeNEXTベトナム株式インデックス
6. 番外編:S&P500 3倍レバレッジETF(SPXL)
概要
- S&P500の日々の値動きの3倍を目指すレバレッジ型ETF
- 楽天証券などで購入可
- 経費率:0.87%
成績
- 過去5年で+302%(S&P500の+112%に対して)
メリット
- 上昇相場では大きな利益が期待できる
デメリット
- 横ばい・下落相場に極端に弱い
- コロナショックでは-75%の暴落
投資スタンス
- 長期で積立よりも短期・中期の“攻めの資金”におすすめ
- 初心者は慎重に取り扱うべき
投資信託のリスク比較(目安)
投資先 | 銘柄数 | リスクレベル | コメント |
---|---|---|---|
S&P500 | 約500 | 低め | 安定感のある王道 |
NASDAQ100 | 約100 | 中 | テック集中型でリターン期待大 |
FANG+ | 10 | 高 | 超集中投資で高ボラティリティ |
SOX指数 | 30 | 高 | テクノロジーセクター特化 |
インド株 | 約50 | 高 | 成長性は高いが地政学リスクも |
ベトナム株 | 約100 | 非常に高 | フロンティア市場で流動性が低い |
SPXL(レバETF) | 500(仮想) | 非常に高 | 上昇相場向き。暴落に要注意 |
まとめ:リスク許容度に応じた投資判断を
- AIや半導体成長を信じるなら:NASDAQ100、FANG+、SOX
- 人口増加と新興国の勢いにかけるなら:インド、ベトナム
- さらに攻めたい人は:SPXLなどのレバレッジETF
どの銘柄もリスクとリターンが表裏一体です。精神的に余裕を持てる範囲内の資金で行うことが、ハイリスク運用の基本です。
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