2026年はこれで勝つ。専業投資家が語る「テーマ集中」と「先回りリサーチ」の投資戦略

本記事は、YouTube動画『2026年はこれで勝つ!専業投資家の投資戦略を公開!』の内容を基に構成しています。

目次

結論:2026年の軸は「TOPIXボーダーの還元銘柄」と「構造変化テーマの先回り」

動画で示された2026年の基本戦略は、ざっくり言うと2本立てです。

1つは、TOPIXのボーダーにいる中小型で、株主還元に力を入れそうな割安銘柄を前半中心に拾うこと。

もう1つは、グロース改革、電力インフラ、マーケティングの変化、リース、法改正など、社会の構造変化が利益に直結しやすいテーマを、流行ってから追うのではなく、今のうちにリスト化して先回りすることです。

大きな勝負を狙うというより、今年は守りを意識しつつ、取れるところで1.5倍から2倍を狙う。しかも、そのために広げすぎず、管理できる範囲に絞る。これが動画全体を貫くメッセージでした。

2026年戦略の前提:去年のように簡単にはいかないかもしれない

まず前提として語られていたのが、指数水準が高くなってきていることです。2

025年のように勢いで上がり続ける相場を想定すると、手を広げた分だけ浅くなりやすい。専業投資家であっても、結局は時間と集中力が有限なので、2026年はテーマを絞り、管理できる形で戦うべきだという流れでした。

その結果として、前半の中心テーマに置かれたのが「TOPIXボーダー企業」と「還元」です。

テーマ1:TOPIXボーダー企業と株主還元。2026年前半の主戦場

動画の最初に強調されたのは、TOPIXのボーダー付近にいる企業に注目するという戦略です。

時価総額で言えば、だいたい300億、400億、500億規模あたりを意識しつつ、株主還元を強化しそうで、なおかつ割安感があるところを分散して拾うイメージが語られていました。

ここでの狙いは、短期間で何倍も狙うというより、相場全体が高いなら守りを重視し、取れるところで1.5倍、うまくいけば2倍を取る。そういう現実的な勝ち方です。ボラティリティの大きい銘柄に偏らせないので、やられにくいというメリットも示されていました。

また「分散しながら」という言い方がされていたのも重要です。テーマは絞るが、銘柄は分散する。広くやるのではなく、深く見られる範囲で分散する。このバランスが、2026年の守備力を上げるという考え方でした。

テーマ2:グロース改革。狙うのは指数ではなく個別の再編イベント

次に出てきたのがグロース改革です。

ここは誤解が起きやすいので、動画内でも補足がかなり丁寧でした。

ポイントは、グロース改革が進むからといって、グロース指数が上がるとは限らない、という話です。なぜなら、指数というのは構造上、プライムに上がれない企業が残りやすく、先物の売買も少ないため、指数としての上昇力は読みづらい。指数はあくまで結果であって、投資戦略の対象はそこではない、という整理です。

では何を狙うのかというと、TOBやMBOなどの再編が起きやすい銘柄や、時価総額100億を目指して改革に動く銘柄など、個別に企業行動が変わるところです。

さらに、1月は市場の反応がまだ鈍い可能性もあるため、時間的猶予があるうちに見ておきたい、というニュアンスもありました。

要するに、グロース改革はイベントの種が増える話であり、指数買いの話ではない。ここを取り違えないことが重要だということです。

テーマ3:化学関連。割安と資金流入の初動を狙う

セクターとしては化学関連も挙げられていました。理由はシンプルで、まだ割安に見える銘柄が多いこと、そして話題として取り上げた後に高値を取ってきている銘柄も増えていることです。

動画の文脈では、資金が入り始めた初動の段階ではないか、という見立てが語られていました。特に、特定のシェアを持っていて、今後需要が増えそうな企業は、個別にしっかり分析して選別した方が良い、という方向性です。

ここは、テーマで一括りに買うというより、勝ち筋がある企業を見つけて掘る、という実務寄りの話でした。

テーマ4:金融、ゼネコン、サブコン、軍事、電力周り。特に受変電は引き続き注目

次は複数のセクターがまとまって紹介されていました。金融、ゼネコン、サブコン、軍事関連、電力周りです。

すでに取り上げてきたテーマなので、今さらどうなのかという声も想定しつつ、まだ割安なところが残っているなら引き続き見て良い、というスタンスでした。

金融については、地銀だけがテーマではなく、インフレ社会と投資の大衆化が進む中で、証券なども含めて金融全体としてのアップサイドを見たい、という話が出ています。

軍事関連は、予算が基本的に下がりにくい領域であるため、まだ取れる余地があるのではないか、という見立てでした。

電力周りは特に強調されていて、データセンターの増加で電力が足りないという問題が広がり、そこに蓄電池や携帯用蓄電など、周辺領域の需要も伸びているという説明がありました。

ここで重要なのは、電力会社だけを見るのではなく、電力周りに関わる企業は非常に多いので、広く企業群を見ていけばまだチャンスがある、という発想です。

昨年は電力会社の話に誤解されがちだったが、本当に見てほしいのはインフラ全体のサプライチェーンだ、というメッセージに近い内容でした。

テーマ5:マーケティングの変化。検索が減る時代に予算はどこへ動くのか

この動画の中で、特に新しさが強かったのがマーケティング関連です。去年もテーマとして挙げたが、2026年は別視点で見る、という流れでした。

鍵は生成AIです。今までGoogle検索が中心だった行動が、ChatGPTやGeminiに聞く行動へ移り、検索という選択肢の比重が小さくなっている。そうなると、検索連動広告や、それに付随するSEO、メディアのビジネスモデルが揺れやすくなります。実際に、それ系の企業の決算が弱い、という空気感も語られていました。

ただし、ここで終わらせないのが動画の肝です。広告予算が減るのではなく、予算が移動する。企業がマーケティングをしない選択肢はない以上、膨大な予算がどこにシフトするのかを考える必要があるということです。

市場はまだそこを織り込みきれておらず、決算が弱いねで終わっている可能性がある。だからこそ、予算の移動先になり得る企業を、セグメントを絞って選別し、リスト化しておくと取れる、という考え方が示されていました。

さらに、この先に進むと買い方やECの形まで変わる可能性がある、という話もありました。

生活者の行動が変わると経済が変わる。コロナで外出しない行動が広がってリモート関連が伸びたように、検索からAI対話へ行動が移れば、広告の勝ち筋も変わる。ここを日常生活の変化として捉え、段階を追って考えると、テーマが見えやすいという説明でした。

テーマ6:リース関連。性能が頭打ちの時代は買い替えより長期利用が増える

リース関連は、生活実感に寄せた説明が印象的でした。製品性能が上がりきってくると、必ずしも最新機種へ買い替える必要がなくなる。

例として、外出時の用途ならM1のMacで十分で、電池交換をすれば良い、という話が出ていました。

このように、買い替えサイクルが長くなり、所有より利用という流れが強まると、リースの需要が増えやすい。だから引き続き注目する価値がある、という整理です。

テーマ7:法改正関連。織り込みが遅いからこそ仕込みやすい

最後に挙げられていたのが法改正関連です。労働基準法、リース会計、建築基準法の壁量など、制度変更がいくつも想定されるという話がありました。

ここでのポイントは、法改正は企業にとってチャンスになりやすい一方、市場は織り込みが遅いことが多い、という点です。過去にも紹介しても株価がすぐ反応せず、決算をまたいで下がることすらあった。だからこそ、仕込みやすい領域でもある、という認識が示されていました。

法改正は地味に見えて、影響が出た瞬間に評価が変わることがあります。だから今年も仕込む必要がある。これが締めのメッセージでした。

2026年の実務的なコツ:リスト化で勝率を上げる

動画後半で繰り返されていたのが、結局は管理とリスト化が重要、という話です。

テーマが途中で一気に盛り上がることは多い。しかし、そのときに本物はどれかを見極めるには、盛り上がる前から候補を整理しておく必要がある。電力インフラも、2年前からリサーチしていれば2倍を狙えた銘柄が多かった、という例が語られていました。

つまり、2026年はテーマを見つける年というより、テーマが花開く前に準備しておく年になりやすい、ということです。

まとめ:2026年は集中と分散を両立し、構造変化を先回りする

2026年の戦略を記事として整理すると、次のようになります。

前半はTOPIXボーダー企業の株主還元と割安を軸に、守りを意識して1.5倍から2倍を狙う。そこに加えて、グロース改革では指数ではなくTOBやMBOなど個別イベントを狙う。セクターでは化学、金融、ゼネコン、サブコン、軍事、電力周りを継続監視し、特に電力は受変電など周辺領域まで視野を広げる。

さらに、2026年の新味として、生成AIで検索が減る時代のマーケティング予算の移動先を先回りし、リースや法改正のように織り込みが遅いテーマを仕込む。そして、それらを勝ち筋として成立させるために、日常の行動変化を観察しながらリスト化し、管理できる範囲で集中する。

この一連が、動画で語られた2026年の戦い方でした。

必要なら、この戦略をそのまま実行に落とすために、リスト化テンプレートも作れます。例えば、テーマ名、関連サプライチェーン、決算で見るべき指標、イベントのトリガー、想定保有期間、撤退条件までを1枚にまとめる形です。

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