2026年は銀・プラチナが本命か 新NISAで狙うべき貴金属投資の全体像と注意点

本記事は、YouTube動画『【乗り遅れるな】2026年は銀・プラチナがアツい!?その理由と新NISAおすすめファンド、見逃しがちな落とし穴を徹底解説!』の内容を基に構成しています。

目次

なぜ今ゴールドだけでは不十分なのか

2025年はゴールドが約68%上昇する歴史的な1年となりましたが、それ以上に注目を集めたのが銀とプラチナです。銀は約138%、プラチナは約120%と、ゴールドを大きく上回るパフォーマンスを記録しました。

この結果を受けて、2026年に向けて貴金属市場の主役がゴールドから銀とプラチナにシフトしつつあるのではないかという見方が強まっています。

動画では、この動きを単なる一時的なブームではなく、世界経済や産業構造の変化を反映した長期的なトレンドとして捉えています。

特に新NISA制度の下で投資環境が整いつつあることもあり、日本の個人投資家にとっても銀とプラチナは無視できない存在になってきています。

貴金属とは何かとゴールドとの違い

まず前提として、貴金属とはゴールド、シルバー、プラチナ、パラジウムといった希少性が高く化学的に安定した金属を指します。

これらは何千年にもわたって価値を認められてきた実物資産であり、国家や通貨に依存しない「無国籍通貨」とも呼ばれます。

ただし、貴金属と一口に言っても性質は大きく異なります。

ゴールドは需要の約95%が投資や宝飾用途であり、金融不安や地政学リスクが高まると買われる「守りの資産」です。一方で銀とプラチナは工業用途の割合が非常に高く、銀は約50%、プラチナは約60%が産業で使われています。

このため、景気が良くなると需要が増え価格が上がり、景気が悪化すると下がりやすいという特徴があります。

また中央銀行の保有状況も異なります。

ゴールドは世界各国の中央銀行が外貨準備として大量に保有しており、価格の下支えとなっていますが、銀やプラチナを準備資産として持つ国はほとんどありません。その結果、銀とプラチナはより市場の需給に左右されやすく、価格変動が大きくなりやすいのです。

銀とプラチナの需給構造と価格上昇の理由

銀の特徴と供給不足の深刻さ

銀は全ての金属の中で最も電気を通しやすいという性質を持っています。

そのためスマートフォンの電子回路、太陽光パネル、半導体、データセンターのサーバーなど、現代のテクノロジー産業に欠かせない素材となっています。銀の需要の内訳は工業用約50%、宝飾用約20%、投資用約30%です。

供給面で重要なのは、銀の鉱山生産の約70%が銅や亜鉛の副産物として産出されている点です。

つまり銀だけを目的に増産することが難しく、需要が増えても供給がすぐに追いつきません。

この構造的な制約により、銀市場は2019年から6年連続で供給不足が続いており、不足量は2019年の約2200tから直近では6000t以上に拡大しています。地上在庫もほぼ枯渇しており、これが価格上昇の大きな要因となっています。

プラチナの希少性と自動車産業の影響

プラチナはゴールドよりもはるかに希少な金属で、これまでに人類が採掘した総量は約7000tしかありません。

ゴールドの約18万tと比べると約1/5以下です。需要の約60%は産業用途で、その中でも自動車の排ガスを浄化する触媒としての需要が中心です。

供給の約70%が南アフリカに集中しているため、電力不足やストライキが起きると生産が滞りやすいというリスクがあります。

年間生産量は約170tと非常に少なく、プラチナ市場も3年連続で供給不足が続いています。現物を借りる際のリースレートが一時40%にまで上昇したこともあり、市場の逼迫ぶりを示しています。

2026年に向けた追い風

銀については、太陽光パネル需要がここ10年で2500tから6000t超へと2.4倍に拡大しており、さらにEV、半導体、生成AIの普及によって電子部品向け需要も増加しています。

中央銀行が銀を外貨準備に加え始める動きもあり、供給不足が解消されない限り上昇トレンドは続くと見られています。

プラチナについては、EUが2035年のエンジン車全面禁止方針を修正し、内燃機関車の販売を一部継続する方向に転換したことが大きな材料です。

これにより排ガス触媒としての需要が維持される見通しとなりました。さらに中国が年間約100tのプラチナを吸収し、国内先物市場に上場したことで買い付けが活発化しています。

新NISAでの具体的な投資方法と商品選択

新NISAの成長投資枠を使えば、銀やプラチナへの投資益を非課税で得ることができます。

銀の場合、国内ETFの1542銀上場信託は円建てで取引でき、数千円から投資可能です。一方、米国ETFのSLVは流動性が高く、信託報酬も約0.50%と低水準ですが、為替変動の影響を受けます。

プラチナについては、1541プラチナ上場信託に加えて、2026年1月21日から楽天プラチナファンドが新NISA対応で運用開始予定です。

この投資信託は年率約0.864%の信託報酬がかかりますが、100円から積立可能で、小額投資に向いています。ただし為替ヘッジがないため、ドル円の変動にも注意が必要です。

見逃しがちなリスクと適切な配分

銀とプラチナはボラティリティが高く、銀の価格変動はゴールドの2倍から3倍になることもあります。

景気後退局面では株式と同時に下落する可能性があり、ゴールドのような「守り」の資産とは異なります。また利息や配当を生まないため、インカム収入を目的とした投資には向きません。

そのため、動画ではポートフォリオ全体の5%から10%程度に抑えることが推奨されています。メインは株式や債券、ゴールドとし、銀とプラチナはあくまでサブの「攻めの資産」として位置付けるのが現実的です。

まとめ

銀とプラチナはゴールドとは全く異なる性質を持つ貴金属であり、工業需要に支えられた「攻めの資産」として2026年に向けて注目されています。

2025年には銀が約138%、プラチナが約120%上昇し、供給不足と産業需要の拡大を背景に上昇トレンドは続く可能性があります。一方で価格変動が大きく、景気や政治の影響を受けやすいため、ポートフォリオの5%から10%程度に抑えた分散投資が重要です。新NISAを活用しつつ、自身のリスク許容度に合わせて慎重に取り入れることが、貴金属投資を成功させる鍵となります。

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