本記事は、YouTube動画『2026年の新NISA俺はこうする!つみたて投資枠、成長投資枠で米国株とインド株に投資』の内容を基に構成しています。
導入:2026年の新NISA戦略が重要になる理由
2024年に新NISAが始まってから約2年が経ち、制度をどのように活かすかで資産形成の進み方は大きく変わります。今回の動画では、発信者本人が公開している「実際の新NISA運用状況」と「2026年の投資方針」が詳しく説明されており、初心者でも理解しやすい内容となっています。
特に、米国株とインド株を軸にした戦略的なポートフォリオ構成が紹介されており、長期投資の考え方を学ぶ上でも参考になる内容です。
背景説明:過去2年間の新NISA運用実績と市場環境
動画ではまず、2024〜2025年の投資実績が示されています。
積み立て投資枠では毎月10万円の楽天S&P500を継続。
成長投資枠では2024年に以下の投資を実施しています。
・SOX指数連動投信に40万円
・NASDAQ100に100万円
・インド株Nifty50に100万円
2025年も同じ方針で、年初に年間投資枠240万円を一括で投資。その結果、総投資額720万円に対し評価額は925万円まで増加し、評価益はプラス205万円となりました。
一方、2024年にはトランプショックや令和ブラックマンデーで一時マイナス85万円まで落ち込んだ時期もありました。しかしその後、アメリカのマネーサプライ拡大を背景に株価がV字回復し、結果的には大幅なプラスとなっています。
市場に資金が潤沢に流れ込んでいることで、株式やコモディティなどリスク資産への需要が高まっていることも解説されていました。
動画内容の詳細解説:2026年に購入する投資信託とその理由
各投資信託の評価額とリターン
積み立て枠・成長枠で購入した投信の最新リターンは以下のとおりです。
・楽天S&P500:240万円 → プラス25%(+61万円)
・楽天SOX指数:プラス49%
・NASDAQ100:プラス40%
・Nifty50(2024年購入分):プラス18%
・Nifty50(2025年購入分):プラス4%
米国株は半導体を中心に強い上昇が続いている一方、インド株は直近伸び悩んでいます。しかし長期的には成長期待が大きいと説明されています。
2026年に買う投資信託は4つ
2026年の新NISAで購入予定の投信は次の4本です。
・楽天S&P500
・楽天SOX指数(SOXX連動)
・楽天NASDAQ100
・楽天インド株式(Nifty50)
前者3つは楽天プラスシリーズで、残高に応じて楽天ポイントが付与されます(還元率0.028%〜0.05%)。
楽天インド株式はポイント付与対象外ですが、インド市場の成長性を重視し引き続き投資する方針です。
S&P500を積み立て続ける理由
S&P500は過去10年で平均13%の上昇。
直近3年間の上昇率は以下のとおりです。
・2023年:+24%
・2024年:+23%
・2025年:+17%(12月10日時点)
さらに、日本ではインフレが続き、消費者物価指数は3%前後。銀行金利は0.2%程度にとどまり、実質的に資産価値が目減りしやすい状況です。
こうした環境から、低コストインデックスであるS&P500を継続的に積み立てることが合理的と説明されています。
インド株に投資する理由
インド株は2024年前半に急上昇した後、伸びが鈍化。リターンが低迷したことで投資をやめる人も増えていると指摘されます。
しかし動画では以下の理由で投資継続を支持しています。
・長期的な人口増加
・経済成長率の高さ
・消費市場の拡大
・企業収益の伸び
「出遅れている今こそチャンス」と考えており、2026年も迷いなく購入すると述べています。
投資枠を早く埋めるべき理由
新NISAは非課税期間が無期限。
そのため投資枠を早く埋めれば埋めるほど、非課税メリットを長く享受できます。
動画では「評価損益に一喜一憂しないこと」「長期で保有すること」を重視しています。
追加解説:為替リスクと一括投資の注意点
動画の後半では、ドル円相場に注意が必要と説明されます。
2025年12月時点のドル円は156円近辺。
もし2026年1月の一括投資時に160円を超えるようなら、円買い介入の可能性が高まります。
介入が起きれば急激に円高に振れるため、一括投資後に為替損が発生するリスクがあります。特に以下の期間は注意が必要です。
・クリスマスから年始にかけて
・市場参加者が少なく値動きが荒くなりやすい時期
こうした背景から、発注タイミングは慎重に判断すべきと述べています。
まとめ
2026年の新NISA運用方針として、動画では米国株とインド株を中心とした長期投資戦略が紹介されました。
・積み立て枠では楽天S&P500
・成長枠ではSOX指数、NASDAQ100、インド株式
これらを継続して購入し、長期間保有することが重要とされています。
さらに、早めに投資枠を埋めること、為替リスクを考慮すること、評価損益に惑わされないことが強調されていました。


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