2026年2月20日 日本株最新情報|IPS細胞承認でバイオ株急騰と次世代原子炉関連株ストップ高の背景

本記事は、YouTube動画『【上がる材料株!?】IPS細胞由来製品承認でバイオ株祭り開催!、次世代型原子炉関連株が暴騰など!2026年2月20日(金)の日本株最新情報』の内容を基に構成しています。

2026年2月20日の日本株市場は、材料株主導の激しい値動きとなりました。特に注目を集めたのは、IPS細胞由来製品の早期承認を受けたバイオ関連株と、次世代型原子炉に関する報道で急騰した原発関連株です。一方で、直近まで主役だった人工ダイヤ関連株が急落するなど、資金の移動も鮮明になりました。本記事では、その流れを初心者にも分かりやすく整理していきます。

目次

IPS細胞由来製品の早期承認でバイオ株が急騰

まず最大の材料となったのは、厚生労働省によるIPS細胞由来製品の早期承認です。報道によると、スミトファーマとクオリプスの2製品が承認を受けました。

具体的には、

・クオリプスの心不全向け細胞シート「リハート」
・スミトファーマのパーキンソン病向け治療薬候補「アムシェプリ」

この2製品が承認対象となり、「世界初の実用化」という点も強く意識されました。

発表直後、両銘柄は夜間取引で一時急落しました。いわゆる「出尽くし売り」です。これは、好材料が正式発表されたことで短期資金が利益確定に動く現象です。しかしその後は買い戻しが入り、再び高値圏で推移する展開となりました。

スミトファーマは夜間で462円高、約15%上昇とストップ高目前まで買われる場面もありました。数年前には業績不振で厳しい状況にあった同社が、承認取得までこぎつけたことは大きな転換点といえます。

バイオ株全体に波及した「連想買い」

今回の承認は2社に限定されたものですが、市場ではバイオ株全体に連想買いが広がりました。特に動いた銘柄としては、

セルシード、ハートシード、リプロセル、ブライトパス・バイオ、Kファーマ、ヘリオスなどが挙げられます。

中でもセルシードはストップ高まで買われました。理由は、クオリプスと細胞関連機材に関する基本取引契約を結んでいることが意識されたためです。直接の承認対象ではないにもかかわらず、「恩恵期待」で資金が流入した形です。

このような「テーマ一括買い」は材料株相場の典型的な動きです。ただし、承認されたのはあくまで特定企業の製品であり、全銘柄が業績的恩恵を受けるとは限りません。短期資金が集まりやすい分、急落リスクもある点には注意が必要です。

出尽くしリスクへの警戒

掲示板では「安心してホールドできる」「5桁株価も夢ではない」といった強気意見も見られました。一方で、過去に承認後に株価が下落し続けたバイオ株も存在します。

承認=株価上昇継続、とは必ずしもなりません。ザラ場で再び出尽くし売りが出る可能性もあり、短期売買を行う投資家は警戒が必要です。

次世代型原子炉関連株がストップ高祭りに

もう1つの主役は、次世代型原子炉に関する報道です。米投資関連の第2弾検討内容として次世代原子炉が含まれていると伝わり、関連銘柄に思惑資金が集中しました。

ストップ高となった主な銘柄は、

岡野バルブ、Tve、日本ギア工業、木村化工機、東京系銘柄などです。

発電用バルブや原子力向けアクチュエーターなどを手掛ける企業が物色対象となりました。特に岡野バルブ、Tve、日本ギア工業、木村化工機、東京系銘柄の5社はストップ高で引けています。

人工ダイヤ関連からの資金移動

対照的だったのが人工ダイヤ関連株です。これまで主役だったEDPは、3000円超から急落し、ストップ安を連続する展開となりました。終値は1673円付近まで下落し、夜間でもさらに400円安となるなど、半値水準まで崩れています。

テーマ株相場では「資金の移動」が非常に速く、次の材料に一気にシフトします。人工ダイヤから次世代原子炉へと、明確な資金循環が見られました。

このような相場では、業績よりも「今何が注目されているか」が重視されます。そのため、急騰後の急落も珍しくありません。

日本ギア工業の急変動と情報拡散の影響

日本ギア工業は当初、夜間取引では貼り付きが弱く、一度剥がれる場面もありました。しかしその後、情報拡散が進み、ザラ場で強力な買いが入りました。

前日の夜間では、SNS上のインフルエンサー発信による煽りがきっかけで上昇した面もありましたが、翌朝の報道で材料の信頼性が高まり、本格的な資金流入に変化したとみられます。

思惑相場では、情報の質と拡散スピードが値動きを左右します。昨日は弱かった材料が、翌日には強材料になることもあります。

エジスのTOBとインサイダー疑惑

もう1つ注目されたのがエジスのTOBです。引け前に板が不自然な動きを見せ、買い板に大量注文が並んでいました。その後、TOB価格4450円が発表されました。

吹き上げ前の株価から見ると約1.5倍、約50%のプレミアムが付く好条件でした。しかし、事前に不自然な値動きがあったことから、情報漏洩やインサイダー疑惑が強く意識されています。

TOB発表後はプレミアム余地がほぼ消失し、ストップ高には届きませんでした。

市場の公平性という観点からも、情報管理体制の重要性が改めて問われる事例となりました。

個別材料株の動向

その他の動きとしては、

グロース市場の新バイオが2連ストップ高後に夜間25%高、
住友化学が住友ファーマ連動で夜間10%高、
大崎電気が最終利益44%上方修正と増配、自社株買い3.36%で夜間8%高、
ワンダープラネットが新作ゲーム人気でストップ高、

など、個別材料による上昇が目立ちました。

一方で、EDP関連銘柄や、親子上場解消期待が裏切られたNTT系銘柄は夜間で5%から15%下落するなど、明暗がはっきり分かれました。

まとめ

2026年2月20日の日本株市場は、

IPS細胞承認によるバイオ株祭り、
次世代型原子炉関連株のストップ高連発、
人工ダイヤ関連株の急落、
TOBを巡る不自然な値動き、

と、テーマ主導の激しい資金循環が見られる1日でした。

材料株相場では、情報の鮮度と市場心理が株価を大きく動かします。しかし同時に、「出尽くし」や急落リスクも常に隣り合わせです。

短期で乗るのか、業績を見て中長期で構えるのか。投資スタイルによって戦略は異なりますが、テーマ株相場では冷静なリスク管理が何より重要です。

今後も資金の移動先を見極めながら、過熱感と実態のバランスを意識した投資判断が求められます。

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