本記事は、YouTube動画『【USS・アイカ工業など】15期以上連続増配銘柄5選/3月27日までに仕込むチャンス!<天海源一郎のGet!インカムゲイン!>【松井証券】』の内容を基に構成しています。
3月期末配当取りに向けた重要局面
東京株式市場は、衆院選での与党大勝を好感し、その後日経平均株価が市場最高値を更新するなど、堅調な推移を見せています。
いわゆる「株高」の流れが続く中で、改めて注目されているのが3月期末の配当取りです。
2026年の期末配当権利付き最終売買日は3月27日です。配当を受け取るためにはこの日までに株式を保有している必要があります。時間が刻一刻と迫る中、どの銘柄を選ぶべきかが重要なテーマとなっています。
今回の動画では、長期にわたり連続増配を続けてきた銘柄、いわば「株主還元に本気の企業」5社が紹介されました。連続増配銘柄は、インカムゲインを重視する投資家にとって非常に魅力的な存在です。
高市トレードと現在の相場環境
昨年秋の政権交代以降、市場では「高市トレード」という言葉が広まりました。
本来は「株高・円安・金利高」を指すものでしたが、足元では円安がそれほど進んでいない一方で、株高と金利高は継続しています。
個人投資家にとって重要なのは、事実として株式市場が強いことです。その中で、単なる値上がり益だけでなく、安定的な配当収入を狙う動きも活発になっています。
ただし、株価上昇により配当利回りは低下傾向にあります。利回りだけを見て判断するのではなく、「今後も増配を続けられる企業かどうか」がより重要な判断基準となっています。
連続増配銘柄5選
USS(4732)
中古車オークション最大手で、市場シェアは4割超を誇ります。中古車買取「ラビット」も展開しています。
オークションではインターネット専用端末を活用した3種類のサービスを提供し、出品台数・成約台数ともに増加傾向にあります。落札手数料の値上げも業績に寄与しています。
2026年1月に横浜オークション会場が稼働開始し、業績押し上げ要因となっています。通期業績は上方修正され、過去最高更新が見込まれています。
26期連続増配を目指しており、大幅増配ではなく「少しずつ積み上げる」タイプの増配企業です。
予想年間配当は51.8円
予想配当利回りは2.81%
リンナイ(5947)
給湯器最大手で、海外売上比率は約6割に達するグローバル企業です。海外18カ国に直接展開し、代理店経由を含めると約80カ国で販売しています。
24期連続増配を目指しています。
国内では補助金効果で高効率給湯器が好調です。アメリカではタンクレス式給湯器が伸び、オーストラリアではM&Aが業績に貢献しています。中国市場は停滞していますが、他地域で補っています。
2026年3月期は増収増益見込みで、売上高は過去最高を想定しています。
予想年間配当は100円
予想配当利回りは2.49%
サンドラッグ(9989)
首都圏中心に全国展開するドラッグストア大手です。ディスカウント事業も手掛けています。
24期連続増配を目指しています。
駅前・郊外など立地別戦略が奏功し、既存店売上高は改善傾向です。インバウンド需要への懸念から株価は軟調ですが、同社におけるインバウンド売上は軽微です。
2026年3月期はインバウンド回復、食品部門伸長、DX推進によるEC拡大、物流効率化などを背景に過去最高更新を目指しています。
予想年間配当は131円
予想配当利回りは3.16%
芙蓉総合リース(8424)
みずほ系の総合リース大手です。不動産リースや設備投資調達に強みがあります。
21期連続増配を目指しています。
2026年3月期は営業利益が前年比47.5%減の340億円、経常利益が前年比45%減の380億円予想ですが、これはスペインの再生エネルギー事業遅延に伴う約290億円の下方修正によるものです。
一時的要因と認識されており、株価も持ち直しています。
予想年間配当は158円
予想配当利回りは3.49%
アイカ工業(4206)
メラミン化粧板で国内トップ。接着剤事業も展開しています。
17期連続増配を目指しています。
2026年3月期は売上高2650億円(前年比6.6%増)、営業利益290億円(前年比5.8%増)、経常利益330億円(前年比4.6%増)と堅調です。
木工家具用接着剤や繊維塗料用、梱包用などが好調です。建設樹脂系商品ではマンション向け需要が増加しています。
中国需要への懸念はありますが、株価はそれを織り込んだ上で推移しています。
予想年間配当は138円
予想配当利回りは3.61%
なぜ連続増配銘柄が強いのか
連続増配企業は、単に利益が出ているだけでなく、株主還元を重視する企業文化を持っています。
例えば17期連続増配とは、17年間にわたり毎年配当を増やし続けてきたということです。仮に1株あたり100円だった配当が毎年5円ずつ増えれば、10年後には150円になります。保有株数が1000株であれば、年間配当は10万円から15万円へと増加します。
このように「時間を味方にする投資」が可能なのが連続増配銘柄の魅力です。
一方で、株価上昇により配当利回りは低下傾向にあります。だからこそ、今後も増配を続けられるかどうかが重要になります。
まとめ:3月27日までに動く価値はあるか
3月期末配当の権利付き最終売買日は3月27日です。
今回紹介された5銘柄は、17期から26期という長期にわたり連続増配を続けている企業です。いずれも業績に裏付けがあり、株主還元姿勢が明確です。
短期的な値上がり益を狙う相場環境ではありますが、安定的に配当を積み上げる投資も同時に検討する価値があります。
株価が高い今だからこそ、「利回り」だけでなく「増配力」に目を向けることが、これからの市場で生き残るための重要な視点になるのではないでしょうか。
3月27日までにどの銘柄を仕込むか。冷静な分析と長期視点での判断が求められています。


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