この記事は、YouTube動画「【緊急警告】40代・50代でオルカン一択はやめろ!10年後に絶望する理由とは?!」を基に、初心者にもわかりやすくまとめたものです。
まず結論からお伝えします。
「オルカン(全世界株式インデックスファンド)」は優秀な投資信託ですが、40代・50代が“退職金を一括投資する”など無策にオルカン一択で運用すると、将来取り返しのつかない損失を抱える可能性があるという警告です。
「オルカンは安全」という幻想に注意!
森や神社の巫女である「さ苗え」が語るのは、退職金2000万円を一括でオルカンに投資した58歳男性が、わずか3ヶ月で300万円の損失を抱えて泣き崩れた実話。これが単なる一例ではなく、多くの人がはまりつつある「全世界分散投資=安全」という幻想への警鐘です。
実際、オルカンの中身を見てみると以下のような実態があります。
オルカンの内訳(MSCI ACWI連動型)
項目 | 数値 |
---|---|
アメリカ株の比率 | 65.7%(2024年時点) |
上位10銘柄中アメリカ企業 | 9銘柄 |
通貨リスクの影響度 | パフォーマンスの38% |
つまり、オルカンは名ばかりの「全世界株式」であり、実質は米国株集中型ファンド。株価が上昇しても「円高」で価値が下がるなど、為替リスクも無視できません。
40代・50代は若者と違う「時間制限」の中で投資している
20代と50代では、まったく異なる前提条件があります。
- 若者は30年〜40年の運用期間がある
- 50代は退職まであと10年〜15年
- 住宅ローン・介護・子供の学費など出費も多い
- 体力・精神的な耐性が落ちてくる
これらの背景がある中で、仮にリーマンショック級の暴落(実際にオルカンは過去に最大56%下落)が起きると、以下のような現実が待っています。
暴落シナリオ例:オルカン100%で2000万円運用
状況 | 金額 |
---|---|
暴落後の評価額 | 約880万円 |
含み損 | 約1120万円 |
回復までの期間 | 約4年(実例) |
精神的ストレス、健康リスク | 胃潰瘍、うつ、家族不和 |
特に「50代後半から58歳で4年間も含み損に耐える」のは容易ではありません。
オルカン一括投資の3つの「罠」
第1の罠:中身が米国株だらけ
「全世界株式」と言いつつ、アメリカが約7割近くを占めています。上位構成銘柄もApple、Microsoft、Nvidiaなど米国株ばかり。1989年には上位企業の多くが日本企業だったという事実を思い出すと、永遠に強い国など存在しないと分かります。
第2の罠:為替リスク
オルカンの95%は外貨資産。2024年7月、ドル円が161円から151円に急変した際、オルカンはたった3週間で16.8%も下落しました。円高局面では、株価が上がっても損をする可能性があります。
第3の罠:暴落耐性がない
2008年のリーマンショックではオルカンは最大56%下落し、回復に約4年かかりました。年齢的に時間が限られた世代には、これが致命的となる可能性があります。
正しい対策とは?神々が伝える「守りの運用術」
生活防衛資金を確保せよ
まずは生活費の6ヶ月〜1年分(例:30万円×12ヶ月=360万円)を現金で確保。リストラ、病気、介護など、突発的な出費に備える資金です。
一括投資を避け、ドルコスト平均法で分散せよ
- 退職金2000万円を24ヶ月に分けて投資
- 毎月約83万円を積み立てる形でリスクを平準化
- これが「機会損失」を減らし、「精神的負担」も軽くする秘訣
資産配分は「株式50%・債券50%」
債券を組み合わせることで暴落時の耐性を高め、以下のように損失を抑えることができます。
資産配分 | 最大下落率 | 下落後の評価額(2000万円) |
---|---|---|
株式100%(オルカン) | −56% | 約880万円 |
株式50%・債券50% | −25% | 約1500万円 |
この差は大きく、精神的にも「夜眠れるかどうか」が変わってきます。
出口戦略を今すぐ考えよ!
最も重要なポイントは**「出口戦略」**です。
- 4%ルール:毎年運用資産の4%だけ使い、残りは運用継続
- 例:2000万円×4%=年80万円(月6.7万円)まで生活費として使う
- 投資は「増やすこと」だけが目的ではなく、「使い方」が最終目標
まとめ:オルカンは「手段」であり「目的」ではない
投資信託オルカンは、若年層の長期運用には非常に優れた手段ですが、40代・50代が「オルカン一択」「退職金一括投資」で運用すると、為替・暴落・年齢的なリスクが重なりやすくなるということを理解することが大切です。
増やす・守る・使うという3つの視点から、自分に合った「最適解」を見つけることが、10年後に笑って過ごすための鍵となるのです。
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