※この記事は、YouTube動画「【良書】会社員が元手30万円を1億円にしたカンタン投資術とは」をもとに、投資初心者でも分かりやすく投資法を解説しています。
目次
結論:イベント投資は“プロができない”ことを狙う個人投資家の必殺技
本書『スタバ株は1月に買え、10万円で始めるイベント投資入門』(著:ゆな、東洋経済新報社)は、**情報・資金力で劣る個人投資家が、勝つための裏技的な戦略「イベント投資」**を紹介した一冊です。
本書では、会社員であった著者が元手30万円を1億円に増やした実体験をもとに、シンプルかつ再現性のある投資術を多数紹介しています。
著者「ゆな」さんの資産推移
- 元手:30万円(残業で貯めたお金)
- 初期の失敗:JAL株での損切り
- 投資法の確信:その後のトピックス採用株などで勝率を高め、アベノミクスを追い風に資産1億円を達成
- 投資歴:書籍時点で長期的な成功を継続中
本書で紹介されている代表的な投資手法
1. 指数採用“先回り”投資(トピックス・日経平均・MSCIなど)
仕組み
- トピックスや日経平均、MSCIなどの指数に採用される銘柄は、採用日までに大口の買いが入る。
- その前に個人が先回りして仕込むことで値上がり益を得る。
具体例
銘柄 | 採用 | 値動き | 成功度 |
---|---|---|---|
ベイカレント | 日経平均 | 採用発表後に上昇(関税ショック除けば好成績) | 中成功 |
野村双券 | 日経平均 | 約1か月で+10% | 成功 |
ZOZO | 日経平均 | 発表後急騰→天井形成 | 大成功 |
ポイント
- 時価総額が大きいほど成功確率が高い
- 採用から構成反映日直前が売り時
2. 優待先回り投資(配当・優待権利確定日を狙う)
仕組み
- 権利確定日前に株価が上昇する傾向
- 欲しい人が買う前に仕込んで、直前に売るのが王道
具体例
銘柄 | タイミング | 成功ポイント |
---|---|---|
スカイラークHD | 6月/12月末 | 直前は下落傾向、数か月前がベスト |
東映アニメーション | 3月末 | 半年〜3か月前に仕込めば上昇傾向 |
特徴
- 長めのスパン(数ヶ月)で計画的にできる
- 会社員でも無理なく実践可能
- 取得目的は優待そのものより値上がり益
3. 季節アノマリー(年中行事と株の動き)
月 | 特徴 |
---|---|
1月 | ご祝儀相場(年初に買いが入りやすい) |
3月 | 優待・配当確定で買いが入る |
5月 | 「Sell in May」で下落しやすい |
6〜8月 | 難しい時期、プロと個人の差が出やすい |
10月〜12月 | 変動が激しく、チャンスとリスク混在 |
特定の月に注目することで、「流れに乗った投資」が可能に。
イベント投資が有効な理由
- プロの投資家には制限(説明責任)がある
- 個人は自由に「根拠が薄くても勝てる確率が高い戦略」を取れる
- 価格形成に“歪み”が出ることで、高い優位性が生まれる
投資家としての心構え(本書の名言より)
1. 少数派が勝つ
「多数派に乗ると損をする。少数のうちに買って、多数派に売れ。」
2. バブルを怖がるな。一緒に踊れ
「ただし、逃げるタイミングだけは絶対に間違えるな。」
3. チャンスは何度でもやってくる
「1回の波に乗れなくても、次がある。執着しないことが大事。」
おまけ:MSCIイベント投資の実践例
動画の紹介者が実際に行った投資例:
銘柄 | イベント | 結果 |
---|---|---|
IHI | MSCI組入発表直後に買い → 構成反映日に売却 | +10%(半月で) |
残量(さんりょう) | 同上 | +10% |
→ こういった指数イベントを**短期的に狙う「小判ザメ投資」**も有効!
まとめ:イベント投資は「難しい分析不要」で再現性のある個人向け手法
特徴 | 内容 |
---|---|
難易度 | ★★☆☆☆(初心者でも可) |
実行タイミング | 数ヶ月前~数週間前 |
利益の原理 | 需給の歪みを狙う |
必要スキル | チャートを見る力、発表日を把握する力 |
向いている人 | 忙しい会社員、兼業投資家、初心者 |
この本がおすすめな人
- 個別株の投資で成果を出したい人
- 難しい分析が苦手な人
- 短期間で利益を狙いたい人
- 投資を習慣化していきたい人
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