この記事はYouTube動画「Buy These 5 ETFs To Replace Your 9-5」を基にまとめています。もし年収7万ドル(約1,000万円)を仕事で稼いでいるなら、それと同じ金額を投資からの配当や利子で得られれば「会社に縛られない生活」が可能になります。本記事ではその仕組みと具体的なETFを解説します。
目次
結論:ETFの配当・利子収入で生活費を賄うことは可能だが、時間と積立が必須
- 必要資金は利回りによって大きく変わる
- 年1%利回り → 700万ドル必要
- 年5%利回り → 140万ドル必要
- 年10%利回り → 70万ドル必要
一見すると非現実的に感じますが、重要なのは「今すぐこの金額が必要ではない」こと。積立投資と配当の再投資を続けることで、時間をかけて資産と配当は成長していきます。
株式とETFの違いを整理
- 株式投資:マクドナルドの株を買うと、株価上昇と配当で利益を得られる。ただし倒産すればゼロになるリスクもある。
- ETF投資:複数企業に分散投資できる投資信託。マクドナルドがダメになっても、ETFが入れ替えをしてくれるのでリスクが分散される。
ETFでも株価上昇と配当の両方が狙えるが、本記事で紹介するのは「配当や利子収入を重視するETF」。
必要資金の目安(70,000ドル/年を得る場合)
利回り | 必要資産 |
---|---|
1% | 7,000,000ドル |
2% | 3,500,000ドル |
3% | 2,330,000ドル |
4% | 1,750,000ドル |
5% | 1,400,000ドル |
10% | 700,000ドル |
この表は「今すぐ得るなら」という前提。実際には配当増加・再投資効果で必要額は小さくなる可能性があります。
投資すべき5種類のETF
1. 米国高配当ETF
- 代表例:SCHD(利回り約2.4%)、VYM(約2.6%)
- 特徴:米国の大手配当株に投資。長期的に安定配当を期待できる。
2. 海外高配当ETF
- 代表例:VYMI(約4.1%)、SCHY(約3.9%)
- 特徴:新興国や海外企業にも分散。利回りは高めだがリスクも大きい。
3. 配当成長ETF
- 代表例:NOBL(S&P500配当貴族/25年以上増配実績)、REGL(中型株で15年以上増配実績)
- 特徴:配当の「成長性」を重視。今は利回りが低めでも将来的に大きく育つ可能性あり。
4. REIT ETF(不動産投資信託)
- 代表例:SCHH(米国不動産リート)、MORT(モーゲージリート/利回り約12%)
- 特徴:不動産の賃料収入を配当として受け取れる。ただしモーゲージREITは高リスク高リターン。
5. 短期国債ETF(利子収入型)
- 代表例:SGOV、BIL
- 特徴:米国短期国債に連動。価格変動はほぼなく、毎月利息が入る。安全性が高く、州税・地方税免除のメリットもある。
実践のポイント
- ABB(Always Be Buying)
相場が上がろうが下がろうが「常に積立」。配当収入を増やすには保有口数を増やすことが最優先。 - DRIP(配当再投資)
受け取った配当を再投資することで複利効果が働き、資産成長スピードが加速する。ただし税金は発生する点に注意。 - 長期目線(10年以上の犠牲)
短期でリタイアできる人は稀。10~40年かけて積み上げる覚悟が必要。
まとめ
- ETFを使えば、時間をかけて「労働収入 → 配当収入」への置き換えが可能。
- 高配当ETF、配当成長ETF、REIT、短期国債ETFを組み合わせることで安定性と成長性を両立できる。
- 鍵は「常に買い続けること」と「配当再投資」。
最終的に、配当や利子収入が生活費を超えれば、あなたは経済的に自由になり、会社に依存しない生活を送れるようになります。
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