目次
概要(何が起きたか)
- 相続で得た資金のうち約3,000万円を主にゴールド(XAUUSD)で運用し、約6,000万円まで増加。
- 年末年始の相場で売りポジションが逆行し、約50万円まで資金が激減。海外口座(例:Titan)で高レバ・大ロットの取引を多用していました。
主因(なぜ失敗したか)
- 資金管理不在(大ロット・許容損失が固定されていない)
- 「1回で▲10%」のような大きな損失を許容。
- 例:6,000→5,400万円は▲10%ですが、**5,400→6,000万円への回復には+約11.1%**が必要で、難易度が上がります。
- 根拠の曖昧さと他人依存
- 配信者の見立てに過度依存。「そろそろ下がる」などの勘・アノマリー頼みで一貫性がありませんでした。
- 季節性・流動性リスクの軽視
- 12月は参加者が減って値動きが不規則になりやすいのに、年末年始で勝負。
- 時間軸のブレ
- どの足(週足/日足/4時間/1時間)で戦うかが不明確で、保有期間とシナリオが噛み合っていませんでした。
- テクニカルとファンダの未分離
- 「テクニカル反発だけ狙うのか」「ファンダでトレンド転換を狙うのか」の設計が曖昧でした。
得られた教訓(重要)
- 損失は“金額”ではなく“率(%)”で管理します。
- 許容損失は口座残高の2%(最大でも3%)/トレードを目安に固定します。
- 時間軸を固定します(例:日足・週足ベースのデイ〜スイングなど)。
- テクニカル=出入口、ファンダ=方向性と役割を分けます。テクニカルで入ってテクニカルが崩れたら速やかに撤退。
- エントリー頻度は絞る(良質なセットアップのみ)。待つ力がパフォーマンスを左右します。
- 記録を残す(トレードノート/相場メモ)。「何で動いたか」を後追いで必ず言語化します。
すぐ使える実践ルール
- 2口座法(慣れるまでの練習)
- 国内口座:20万円を入れ、“損失は常に2%(4,000円)に収める”練習場。損切り幅に合わせてロットで調整します(幅20pipsでも100pipsでも、食らう金額は同じ4,000円)。
- 海外口座:同じタイミングで入ってもよいが、国内口座の厳格さを“体で覚える”ことを最優先にします。
- 逆張りは“線の強さ×時間軸”で滞在時間を決める
- 週足級のサポレジならデイ〜数日保有も可。4h/1hの小さな反発狙いは短期でサッと利確。
- シナリオを文章化
- 「入る理由」「崩れたらやめる条件」「想定する到達点」「想定保有時間」を毎回書きます。
- 情報収集の型
- 毎朝まとめて主要ニュース→相場メモ。チャートが大きく動いたら**“何で動いたか”を即確認→メモ**を習慣化します。
- 段階的スケールアップ
- まず20万円→100万円を2〜3回、同じ資金管理ルールで再現。できてから資金を増やします。
逆に“やらない”こと
- 損失率をその場の感情で広げる(▲2%→▲10%など)。
- 時間軸をごちゃ混ぜにする(5分足と週足を同列で見る)。
- 他人の配信を鵜呑みにして自分のルールを曲げる。
- 12月・イベント直前後(FOMC・雇用統計など)に大きな建玉で博打。
コメント