利下げ後に株価暴落しても稼げる全天候型トレーダー、トムバッソの手法とは【極度の分散】

2024年7月1日

トム・バッソ氏の著書「全天候型トレーダーバイ&ホールドの呪縛を解き放つ戦略」を紹介した動画です。この本は、長期投資家やトレーダーの皆さんに新しい視点を提供する一冊です。

ネオウィング楽天市場店

¥3,080 （2024/07/01 16:14時点 | 楽天市場調べ）

ポチップ

著者について

トム・バッソ氏は、「マーケットの魔術師」シリーズでも紹介された有名投資家です。

彼は株式、先物、その他の市場で活動するマルチマーケットプレイヤーで、安定的に平均以上の成績を出し続けることを重視しています。

そのため、「ミスター冷静沈着」とも呼ばれ、精神面の重要性を説いています。

bookfan 2号店楽天市場店

¥1,980 （2024/07/01 16:15時点 | 楽天市場調べ）

ポチップ

バッソ氏は、バイ＆ホールド戦略に依存する投資家に対して警鐘を鳴らしています。

例えば、S&P500の過去58年間のデータによれば、60%の期間は横ばい相場です。バイ＆ホールド戦略は上昇相場では効果的ですが、横ばいや下落相場では効果が薄れます。

バッソ氏は、全天候型ヘッジ戦略の必要性を強調しています。

これは、上昇、横ばい、下落のいずれの相場でも利益を得られるようにする戦略です。

特に、分散投資やポジションサイズの重要性について述べています。

例えば、S&P500のデータでは、上昇相場の日数が約12,000日で、全期間の約60%が横ばい相場でした。バイ＆ホールド戦略では、この60%の期間で利益を得るのは難しいため、ヘッジ戦略が必要です。

極度の分散投資: 異なる資産クラス（株式、債券、コモディティなど）に投資することで、リスクを分散します。バッソ氏は、特に相関係数を考慮することが重要だと述べています。例えば、株式市場が下落しても、金や債券が逆相関で利益をもたらすことがあります。
先物取引の活用: 先物の売りを活用して、下落相場でも利益を得る方法です。日経225マイクロ先物など、小口から始められる先物取引を利用することで、リスクを抑えつつ学ぶことができます。
オプション取引の活用: ベアコールスプレッドやブルプットスプレッドなどのオプション戦略を使用して、上昇相場や下落相場でも利益を狙います。これにより、損失を限定しつつ、リスクをコントロールできます。

バイ＆ホールド戦略をコアとしつつ、サテライトとして横ばいや下落相場で利益を得る戦略を組み合わせることを推奨しています。

例えば、主要なポートフォリオを株式で保有しつつ、サテライト部分で先物やオプションを使ってリスクヘッジを行います。

レイ・ダリオのオールシーズンズポートフォリオ: 株式、債券、コモディティをバランスよく組み合わせることで、リスクを低減しつつ安定的なリターンを狙います。
パーマネントポートフォリオ: 全米株式、米国長期国債、金の3つの資産クラスだけを使ったシンプルなポートフォリオ。コロナショックでも元本毀損しなかった実績があります。