ベナーサイクルで当てる今後のアメリカ市場

今回はアノマリーと相場のサイクルについて解説した動画です。

何だかんだで現在もサイクルの中にありますので、興味のある方はぜひご覧ください。

目次

サイクル理論の紹介

皆さんはサイクル理論を信じますか?

サイクルとは、出来事や状況が一定の周期で繰り返し起こることを指します。

例えば、アメリカの金利は約40年周期で上昇と下降を繰り返しています。1824年から40年かけて金利が上昇し、その後40年かけて低下、さらに20年かけて上昇、そしてまた20年間かけて低下してきました。2022年からの2年間も金利が上昇してきており、今後の動向が注目されています。

ベナーサイクルの解説

ベナーサイクルは約150年前、サミュエル・ベナーによって1875年に出版されました。

市場のサイクルから価格の天井と底を予測するシンプルな理論で、多くの事例で適中していることが確認されています。

  • Aの時期:市場はパニックに陥っており、価格は上昇と下落を繰り返し、パニックが加速する。
  • Bの時期:資産を売却し、利益確定するのに良い時期
  • Cの時期:市場が低迷しており価格が安い。資産を購入し、次の好景気が来るまで保有しておくことが理想的

ベナーサイクルの見方を簡単に振り返ると、1924年から新しいサイクルが始まり、1927年にはサイクルの頂点に到達。

その後、1931年までにサイクルの底へ向かい、1935年には中間サイクルの頂点に到達します。

このように、価格の動きには一定の周期があることが示されています。

ベナーサイクルの具体的な事例

過去100年を振り返ると、ベナーサイクルは世界大恐慌、オイルショック、ITバブルの崩壊、リーマンショックコロナショックなどの大きなイベントを概ね適中させてきました。

例えば、リーマンショックの後の長期間の強気相場も予測されており、2012年から2019年までの強気相場がほぼ正確に当たっていたことが確認されています。

今後の市場予測

現在のベナーサイクルによると、2026年の終わり頃まではガチホ(長期保有)が推奨されています。

2026年の終わり頃に一旦利益を確定するのが良い時期となり、2032年の終わり頃まで市場が低迷する可能性があります。

その後、2032年の終わり頃から2035年の終わり頃まで再び強気相場が始まると予測されています。

結論

ベナーサイクルに基づくと、現在はガチホ期間であり、2026年までの長期保有が推奨されています。

その後、2026年の終わり頃に利益確定し、2032年まで市場の低迷を予測しています。このサイクルを参考に、今後の投資戦略を練ることが重要です。ぜひ、この理論を念頭に置いて、投資活動を行ってみてください。

知っておきたい専門用語集

  • テクニカル分析:過去の価格や出来高のデータを用いて将来の価格変動を予測する手法
  • サイクル:周期的に繰り返される現象や出来事
  • 金利:借りたお金に対して支払う利息の割合
  • サミュエル・ベナー:ベナーサイクルを提唱したアメリカの経済学者
  • ベナーサイクル:市場の価格動向を予測するための周期理論
  • 強気相場:株価が上昇基調にある市場
  • ブラックスワン:予測が困難で、重大な影響を及ぼす出来事
  • トランプラリー:トランプ大統領の政策によって株価が上昇する現象
  • インフレ:物価が上昇し、お金の価値が下がる現象
  • ガチホ:長期保有の略語
  • 利益確定:投資した資産を売却して利益を確保すること
  • メガトレンド:経済や社会に大きな影響を与える長期的な動向
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